事跡:
元慶元(877)年、出生
寛平9(897)年7月7日、昇殿
寛平10(898)年1月29日、讃岐権少掾(殿上労)
4月8日、昇殿
昌泰3(898)年2月19日、右衛門少尉
昌泰4(899)年2月19日、左衛門少尉?
延喜2(902)年1月7日、従五位下(殿上非蔵人労)
2月21日、昇殿
延喜3(903)年月日、2月26日、内蔵助
延喜7(907)年2月29日、左兵衛佐
延喜9(909)年1月27日、蔵人
延喜10(910)年1月7日、従五位上、
同月、右衛門佐
延喜13(913)年1月21日、兼左少将
延喜14(914)年1月12日、兼近江介
延喜15(915)年1月7日、正五位下
延喜16(916)年3月28日、兼内蔵権頭
延喜17(917)年1月29日、転内蔵頭
8月28日、蔵人頭
11月14日、従四位下
延喜19(919)年1月28日、兼備前守・兼左権中将
延喜21(921)年1月30日、参議
2月7日、昇殿
延喜22(922)年1月7日、従四位上
延長2(924)年2月1日、兼近江守
延長5(927)年1月12日、権中納言・従三位(5人超)
延長8(930)年12月17日、中納言・兼右衛門督
承平3(933)年2月18日、薨
家集:
諸本は多く、4系統に分類。
1西本願寺本三十六人集系
2正保版歌仙家集本系
3部類名家集本系「堤中納言」系
4書陵部蔵「中納言兼輔集」
ここに着目!
光源氏と頭中将
『源氏物語』では男女の恋が中心となって描かれているのに対し、友情というのは物語世界の隅に追いやられているようである。そんな中、ほとんど唯一登場する”男の友情”は光源氏と頭中将のそれではないだろうか。
「心の闇」
参考文献:
王朝歌壇の研究 宇多醍醐朱雀朝編 山口博 桜楓社
S48/11
平安時代和歌文学の研究 峯岸義秋
桜楓社 S52/11
平安前期私家集の研究 島田良二 桜楓社 S43/4
平安時代私家集の研究 久保木哲夫 笠間書院 S60/12
平安和歌史論−三代集時代の基調− 桜楓社 S41
堤中納言の風流 国文学 S57/10
兼輔集考−伝公任筆兼輔集切を機軸として−
杉谷寿郎 『和歌文学新論』 明治書院 S57
古典秀歌鑑賞 心の闇−子を思う親の情− 久保木哲夫 短歌 36-13 H1/12
三条右大臣集
兼輔集
大和物語
後撰和歌集