考古学上の謎とされている環状列石の位置についての謎が解けました。
六所神社の絶対位置は四つの山岳の山頂の位置から割り出されて います。この位置が決まってから、その周辺のいくつかの神社の 位置は富士山(古冨士)の位置によって決まっていました。
環状列石の位置も同じ考えで決まっていると考え思考錯誤を続け ましたが、うまく行きませんでした。
ところが、富士山の位置からスタートしたら、その位置の謎が解 決しました。何と、下記環状列石の位置は富士山(古冨士、約三 千年前の噴火で今の富士山がてきる前の位置)の位置によって左 右されていたのです。下記の環状列石の位置のすべてが富士山と 周辺の山岳の山頂の位置によって決まっていることがわかりま した。
忍路環状列石(北海道小樽市) 音江環状列石(北海道深川市) 環状列石(北海道虻田郡ニセコ町) 釜石環状列石(岩手県八幡平市) 大湯環状列石(秋田県鹿角市)
さらに、亀ヶ岡石器時代遺跡と是川石器時代遺跡、三内丸山遺跡 の位置も上記環状列石の位置と関係していていました。言い換え ればこれまで多くの人が唱えていた遺跡の位置にかかわる説は富 士山が関係していなければ、すべて間違いだったわけです。
古代人(縄文中期またはそれ以前)は富士山の位置から東北や北 海道まで精密に線を引くことができたのです。
これまで方向(方位ではない)だけが精密に引けると考えていま したが、距離もかなり精密に測れたのではないかとした証拠も六 所神社とその周辺の神社の位置から見えてきました。また、東西 、南北を精密(磁北からではない)に測定できた証拠は六所神社 とその周辺の神社から見つかっています。
伊豆半島にある著名な神社の一部の位置はその位置から割り出さ れています。つまり、六所神社の位置はそれらの神社の位置より も前に決まったことになります。
以前にも書いたように、隠岐(島根県)の神社の位置の多くも 六所神社(胎内市の稲荷神社の位置も関係している)位置によっ て決定されているので、最も古い時期に六所神社の位置が決めら れた可能性が出てきました。
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