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時期・場所 2002年1月 ロシア−ポーランド間の列車での移動
被害者 投稿者本人
手口
今年モスクワからポーランドに列車でいった時の話。

モスクワの鉄道駅で、ワルシャワまでの往復切符を
購入する時点で、繰り返し「ベラルシアの通過ビザは必要ないのか?」と問い正したにもかかわらず、
相手は「いらない」の一点ばりであった。
ロシア人の言うことはつくづく当てにしてはいけない。
平気で間違ったことを言う。
しかし、実際にはロシアとの国境駅で、ベラルシア側の税関員が入ってきたところ、
「ロシア人はビザの必要ないが、
それ以外の国籍の外人は、全員(?)通過ビザが必要だ」と
駅舎の方に、荷物ごと引っ張られることに。

別に態度は紳士的だったが、なんとなく
駅舎のムードはソ連時代のままで、雰囲気は
どうも気味の悪いものであった。
結果、一時間ほど待たされただけで、車輪交換の後、
元の車両に戻ることができたが、
他にも数人の外国人が同じように引っ張られていた。
同様の手口・
注意する点

後でロシア人に聞いたところ、このベラルシアと
ウクライナの税関員の賄賂請求のやり方は、
相当汚いらしく、ひどい場合は身体チェックから、
荷物を完全にひっくり返して点検されたり、
100ドル前後のかなり高額の賄賂を要求されたりするらしい。

ポーランド以外にも、ロシアからバルト三国に
抜ける場合は同じようなルートで鉄道が通っている
ので、要注意。この場合もおそらく、国境で同じ
ケースになる確率が高い。

女性に対してなので、暴力的とまではいかなかったが、早朝から、いきなり連行さ
れる気分は愉快なものではなかった。ちなみに、ビザも一週間待ちなら
30ドルだが、即日発行は通過ビザでも60ドルと
馬鹿馬鹿しいほど高い。また、ポーランドの
夜行列車の老朽化はロシア国内より相当酷いので、
冬場は特に避けるのが賢明かもしれない。
毛布一枚で、割れた窓ガラスからの冷気を防げというのも酷な話である。

また、チェコスロバキア方面へポーランドを列車で
通過する場合、途中でジプシーが乗り込んできて、
車両荒しをするらしく、鍵をかけていても、
まだ安心できず、相当危険とのことであった。
(ロシア人による情報)