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時期・場所 2002年8月 デンマーク・コペンハーゲン
被害者 投稿者本人
手口  コペンハーゲン市庁舎の裏で、一人で歩いているとき。

小柄な男性が、ホテルが分からなくなってしまったので道を教えてほしいと
声をかけてきたので市内の地図を見せてあげた。
そのうち、ホテルまでの交通費がないから、
ドルを両替してもらえないかと怪しい話をし出したので断っていたら、
体格のよい白人男性2人が割って入ってきて、
最初の男性に厳しい口調で問いつめ始めた。

そして、私に手帳を見せつつ
「警察官だ。この辺でコカインや偽札を扱うものがいるから取り調べだ」とか言いだした。
「パスポートを見せろ、協力しないと警察署まで一緒に来てもらうことになる」
からに始まり、「鞄の中をチェックさせろ」そして「財布の中を見せろ」と、
次々に要求。完全に相手のペースにはまってしまった。

そのとき、財布の中には1万円札とスウェーデン・ノルウェーの
紙幣3枚くらいとデンマーク紙幣が入っていた。
最初にニセ警官は1万円札を取り出し、「これは大丈夫そうだ」と返した。

その後、スウェーデン・ノルウェー・がまとめて取り出し、
デンマーク紙幣のうちの1枚を
「よく見ろ、本物はすかしがはいっている。
偽物はっきりしない。しかし、これは大丈夫そうだ」と
こちらの注意をそらせたすきに、反対側の手に束ねて持っていた
紙幣の中から700クローネを抜かれてしまった。

あまりに鮮やかで気づかなかった。
そしてすばやく2つ折りにして残りの紙幣を財布の中に戻し、
「早くしまえ。」ときつい口調で言った。
最初に声をかけてきた男を追っ払った後、「早く行け。」

何か引っかかるものを感じたので財布の中を確認しようとした所、
「早く行かないと、ねらわれるぞ。俺達はおまえを守ってやったんだぞ。」と
去っていった。

その後財布を確認したが後の祭りだった。完全に両替する必要のない、
安全な現地通貨だけをねらった犯罪である。

同様の手口・
注意する点
デンマークは、スリ・置き引きに注意と聞いていたので、
そちらには十分注意をしていましたが、
今回の手口はノーマークでした。

ホテルに戻って添乗員に話したところ、
知る限り北欧では初めて聞いたケースだとのこと。

警察に届けても盗まれた現金はまず戻ってこないし、
交通費の分だけ損するぐらいのものだから結局泣き寝入り。

道ばたで現地警官が観光客を取り調べるような、
日本のドラマのようなことはまずあり得ないそうです。
みなさん、北欧は治安がいいなんていう話にくれぐれも油断せず、
どこかで起きている犯罪はどこでも起きうるものだと思って行動して下さい。

「警官だ」と言ったら、まずそいつは「詐欺師だ」と思って、間違いないです。
すぐに逃げ、助けを求めましょう。