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アジアの事件簿へ

時期・場所 1999年9月 兵庫県。駅ビル内の婦人服店です。
被害者 本人
手口
私は今日、置き引きにあってしまいました。
ウィッグの試着をするため、店内奥のレジが置いてあるカウンターの上にバッグを置きました。
自分では一応、人目の付きやすい所に置いたつもりで注意力0でした。
カウンターから2mも離れていない所で試着をしていました。時間は2分程度。

近くには母と店員さん、それともうひとり20歳前後の小柄な女の子がいたそうです。
私はその子の存在にすら気付いていなかったのですが、
母が見ており、カウンターにもたれかかって私が試着する姿を少々うなずきながら見ていたようです。
店員さんも私たちの連れだと思っていたようです。

試着が終わり、レジを済ませようとバッグのところを見ると、
なかったので母か店員さんがもっていてくれてると思い聞くと
みんな知らないというので、最初は冗談かと思いました。
そのあとはみんなでその辺を見まわしたのですが、いるはずもなく
まずはどっちを向いて逃げるのかのシュミレーションもできず、
ただ私の携帯電話をならしてもらいながらうろちょろその辺を歩いて回ることしかできませんでした。
かばんがなくなったと気付いたときすぐに携帯をならしていたら、
もしかしたら聞こえていたかもしれません。

なにを思っても後の祭りですが。その後の警察の対応にもあまり良い気がしませんでした。
警備員の方のほうが一生懸命接してくれました。
それは、双方共仕事でしょうがないことかもしれません。
でも警備員さんたちの対応が少々、なぐさめになりました。
 ああいう時人って、さほどパニクらないものなんですね。
でも冷静というよりは現実逃避していたのかも。
今でもまだ少し信じられない気持ちと、ショックと反省がうずまいてます。

同様の手口・
注意する点
日本国内での事件簿ですが、
海外に行った時の参考になると思い、紹介させていただきます。

何人かでいるときは誰かが見ていてくれると、安心してしまいます。
実は誰も見ていなくて、しかも賊はそこを狙っています。

置き引きに遭ったときに、
携帯電話を鳴らしながら探す、というのは
結構使えるかも知れません。