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時期・場所 カンボジア・プノンペン
被害者 旅人の話し
手口
平日の午後9時半頃だったとおもいますが、
モニボン通りに「美人姉妹のシェイク屋」があるのをご存じでしょうか。
そこからの帰り道に、背後からゆっくりと後を追ってきた
二十歳そこそこくらいの現地人のバイク二人乗りの奴らに、
左手にかかえていたバッグを後ろからスポッと抜き取られて
走り去られてしまった。
同様の手口・
注意する点

こちらの旅人は非常に悔しい思いを噛み締めながらも、
警察に盗難届けを取りに行きました。
その時に感じたこともお知らせ下さいました。
これはカンボジアに限らず、どの国でも通用すると思いますので、
紹介させていただきます。


翌日、中央警察署に行き、「盗難届け」(ポリスペーパー)を下さいと簡単な英語で
若い警察官にゆっくりと話しかけたところ、隣の部屋で事務処理をしていた
体格のいい40歳くらいの別の警察官にクメール語で話しかけ、
二人かかりで私の英検3級程度の英語を聞き取りつつ、きちんと調書を
作成し、私には保険会社提出用に「盗難届け」を発行してくれました。
当然、無料でした。

キャビトールに戻り、昨夜いっしょに食事をしたプノンペン在住半年の若い男性に
この事実を説明したところ、このあとすぐ彼は別の用事で日本大使館に行き、
昨夜のひったくり事件と、私が単独で盗難届を取得したことを館員に話したところ、
「日本人が中央警察署で盗難届を取得するなんてたぶん半年ぶりじゃないかなあ」
と言い、しかも「賄賂を渡さずに取得できたなんて、その日本人はどんな人なんだい」
とまで言ったそうです。

私は英検準一級の持ち主です。
しかし、英語のにがてなカンボジア人に対して、簡潔にゆっくりとやさしい単語で
状況説明した結果、他の国のように通常通り、書類を取得できただけなのです。

日本人は自分の言いたいことを最低レベルで表現できる「英検3級能力」(中学
英語を自由自在に使える能力)が本当に必要だなあと痛感したしだいなのでした。

2002年からは小学校4年生から英語の授業が始まりますが、われわれ大人も
今こそ、英語の核とも言われる「中学英語」を勉強し、マスターする必要が
あると思うのです。