bankokutobaku

時期・場所	１９９９年タイ・バンコク
被害者	旅人の話（女性）
手口	カオサンの近くを歩いていたらトゥクトゥクの運転手に声のかけられ、破格の値段で市内を案内してくれると言ってきた。料金交渉後OKし、お寺やお店などを何時間か連れてかれて、その内「家においで」って事になった付いて行く、ごちそうが出てそのうちゲームがはじまった。トランプの大小とか簡単なゲームで、お金を賭けてやるものだった。初めはおもしろいように勝っていったがその内、負け始めた。すかっりむきになって、その時の現金全部使ってきてしまった。
同様の手口・注意する点	バンコクに限らず、クアラルンプールなどアジアの都市ではゲーム賭博による詐欺が流行っている。手口としては、街の中で親しげに話しかけてきて自宅などへ誘う。この間に　・日本人であること　・現金・クレジットカードを持っていることなどをさりげなく、会話の中でチェックしている。到着すると数人の仲間がいて、「お金を賭けて、簡単なゲームをしよう。」と持ちかける。仲間うちで仕組まれているため、最初は面白いように勝つ。ところが勝ち逃げは許さない、と部屋から出してもらえず、結局は負けて、持ち金をすべてすってしまう。ひどいときには負け金をクレジットカードで払え。とすごんでくる。情報を提供してくれた女性はこれだけで済んだが、警察に駆け込んでも払ってしまったものはしょうがないと対処してくれない場合も多いそうだ。親しげに話しかけてくる人には、付いて行かない。ゲームの話しは、ひっくり巧妙に仕組まれているのでひっくり返っても勝てないようになっている。最悪の時はクレジットカードを持っていても「ない」と嘘をつこう。