時期・場所 タイ・バンコク
被害者 旅人の話
手口 タイでは有名な手口の一つとして、
テンキーのついた暗証番号式の簡易金庫を破る方法があります。

あらかじめキーの表面に鼻の脂でも薄く塗っておくと、
ロックする際に触ったキーがわかります。
よくある4桁式の場合は押したキーが4つわかれば、
その順番は多少の試行錯誤ですぐ判明します。
犯人はルームメードなどの場合が多いです。

同様の手口・
注意する点
ロックする前にテストするなどしてすべてのキーに触るか、
表面をぬぐっておくなど、触ったキーを判別できないようにすることで防ぎます。
キーの表面になにも塗って無くても
触った跡がのこるような油のついた指や鉛筆の先などで押すことも控えましょう。

長期滞在者の場合は、
宿泊して数日は、最初は試したりして色々キーを触ったりしますけど、
連泊しているとやはり暗証番号も変えずに
パパパパッと押して閉めるだけとかになりますよね。

毎日出入りしているルームメイドには、
金庫を使っていることはわかりますから、
1週間ぐらい泊まっているお客さんなんかだと
そろそろ慣れて金庫の開け閉めが惰性になってきていて、
わりとやられやすいかもしれませんね。

実はこの手口にはうちの会社の長期応援者がやられたのでよく覚え
ています。Sukhumvitの有名なホテルです。

この手口はバンコクではポピュラーなのです。
というのはあるとき警察が逮捕した犯人の手口をマスコミが報道しました。
そうしたらその直後から、
同じ手口の事件が山のように発生したという次第です。

 

 

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