ブラウザの「戻る」をご利用ください
時期・場所 | 1997年冬 オランダ・アムステルダム |
被害者 | 投稿者本人 |
手口 | 3年前の冬、アムステルダムで暴力すりに遭いました。 場所は、トラム車内の連結器部分にある券売機前です。 アムステルダムのトラムは、停留所には切符売場がありません。 街中のたばこ屋さん等で購入するのですが、 目の前に目的のトラムがちょうどやってきて、 さっと乗りたいのに手元に切符の持ち合わせが無かったりすると、 なかなか悔しいものです。 そのため、連結器部分に設置された券売機は、なかなか便利なのです。 ある日、何気なく切符を買いに連結器まで行くと、 何人かの若者が並んでいました。 後ろに付くと、順番を譲ってくれました。 いざ財布を出して購入しようとした瞬間、異様な雰囲気に気が付き、 はっとした時にはもう、周囲から体をぐっと押しつけられてました。 さきほど並んでいた若者です。 後から考えると、並んでいたのでは無く、獲物を待っていたのです。 体の大きな黒人1人を含め、4〜5人。 何本もの手が伸びてきて、コートやジャケットのポケットを探られ、 鞄も開けられそうになりました。 でも乗客は知ってか知らずか何もしてくれず、 運転席からは連結器部分は死角で、気が付いてくれません。 私はそれなりに体力があるので、 小柄なアラブ系の若者に肩を思い切りぶつけて輪から抜け出し、 運転席の近くまで逃げました。 するとなんと、後を追って来るのです。 さすがに運転手の前では何もしませんが、ずっとこっちを見ていました。 危険を感じたので、警備員のいる専門店の前の停留所で降り、 店の中でやり過ごしました。 |
同様の手口・ 注意する点 |
アムステルダムのトラムの連結器部分、要注意です。 |