本文は「声とまなざし」に掲載されたものの抜粋で、ご厚意により転載させてもらいました。 |
私も、先日来話題に出ている、学長・学生部長選挙に関する学長との全学対話集会に行ってきました。<中略>最終的には目算ですが160〜180人位はいたと思います。 壇上には検討委員会の委員と思しき9名が座っていて、うち阿部学長が教卓の席に、また、左右の最前列には他の評議員の先生方が座っていました。<中略>
初めに阿部先生が(どれくらいでしょう、25分位ですかねぇ)経緯説明のスピーチを行った後、基本的に山内学生部長を司会とした質疑応答の形式となりました。以下、雰囲気をお伝えするってことで、思い出せるところだけですが、何が話されたか議事録形式(勿論一言一句ではないですよ)でご報告します(阿部さん、早口だから聞き取るの大変なんですよね・・・)。得にならない幾ばくかの雑学も仕入れられるかも知れませんよ(^_^)。 言い回し等は実際話されたものと違っている箇所が多いでしょう。また、重大な聞き落とし、聞き違い等もあるかも知れない、ということはお断りしておきます。参加されていたほかの皆さん、是非ご指摘・訂正下さい。特に、発言された方々で「私はそんなこたぁ言っていない」という方がいらっしゃいましたら、訂正いただけたら、と思います。 では、スタート。
阿部学長: (筆者遅刻のため、途中から) 院生自治会理事長Iさん: この会の性格についてお伺いしたい。なぜ今このような対話集会を持つことになったのか? 本来6月の時点で設けるべきではなかったか? 阿部学長: 「なぜこの時期か?」という質問について。次期学長選考のプロセスは来年7月に始まる。制度について考えるとしたら今の時期からこのようなことを行わないと間に合わない。また、学長の仕事は忙しく、3年も先のことまでなかなか考えられない。せいぜい1年くらいである。選考制度の問題について本格的に考え始めたのも1年ほど前であって、ここまで遅くなった。 商学部学生S:
阿部先生のお話の中では、「現行制度を守る」とは言わなかった。検討委員
会およびそこで話される内容は現行の参加のあり方を守るものではない、とい
うことは明らかだと思う。一体何を検討するのか?先のお話の外向けの約束と内向けの約束は矛盾するものである。 阿部学長: 質問の趣旨がよく分からない。力関係について言うと、文部省にも力はない。 我々が相手にしなければならないのは政党・財界・ジャーナリズムである。 Sさん: 外向けの約束と内向けの約束というダブル・スタンダードが生じたのはなぜ か? 阿部学長:
(昭和)47年にメモを出したときの事情は十分には分からない。 Sさん: しかし、それでも今まで最終的に発令されてきたではないか? 阿部学長: 結果的にはそうだ。しかし、それは後ろめたいことである。 Sさん: 誰に対してか? 阿部学長: (やや気色ばんで)それは自分に対してに決まっているじゃないか。 これは国立大学と文部省の対抗の問題ではない。 Sさん: それにしては、ここのところの大学側の対応は誠意があるものとはとても思 えない。具体的には、発令が至上命令であるという点と、期限を切っていると いう点で、既に進む方向に枠がはめられているという点である。 阿部学長:
いや、期限を切った覚えはない。また、絶対来年までに(新制度の策定
が?)できるとは思っていない。しかし、次の学長がいないようでは、本学は
甚大な被害を被るであろう。 助手Aさん: 先ほど阿部先生は「国立大学も民営化に危機感を持っている」とおっしゃっ た。しかし、橋本行革では国立大学の独立行政法人化は当面見送られた反面、 文部省と科学技術庁の統合が取りざたされている。これは、メモ問題との関係 でいうと、もう一方の当事者が変わるかも知れない、ということである。この ことについて、どのように判断するのか? 阿部学長: 勿論将来のことだから何とも言えないが、現在のところ、事実上文部省によ る科学技術庁の吸収合併ということだから、問題の状況が大きく変わることは ないであろう。 ある学生(以下Bさんとします):
先ほどの阿部先生の返答が頭にきた。「文部省は、対大学で力はそれほどな
い」とおっしゃった。が、私が外国人学校卒業者の国立大学入学資格認定を求
める署名活動をしていたとき、学長は「国立大学協会の会長でもあるので、署
名できない。文部省が悪い、頭が固い」といって、署名をしてくれなかった。 阿部学長:
選考制度の話とは直接関係ないが、資格認定については、「その問題は国立
大学協会の第1常置委員会で検討中である」と言った。結果が出たら表明する
ので、その段階で批判するのは結構だが、現段階で言われても困る。 (筆者より:ここで、ビラ問題に関して、誰が何言った言わない、の話が少々。 記録できませんでした。) 山内学生部長: ビラに関しては言いたいことがたくさんあるが、話を元に戻したい。 Sさん: これらの話は関係ない話ではない。資格認定の話は個別大学で対応できるよ うな話ではないか? 山内学生部長: 別の機会にしてほしい。関係ないとは言わないが・・・。 Sさん: 文部省に言われているわけでもないのに、ビラの件でも資格認定の件でも問 題に自主的に対応しているということは、まさに力関係が働いている、という ことではないか。 Bさん: これらは3つとも対文部省の問題である。 阿部学長: 学長・学生部長選考制度に関しては、文部省から圧力を受けているとは言っ ていない。指摘を受けているだけだ。 (場内笑) Sさん: そりゃ、文部省も「指導している」という。 (場内笑) 学部学生(以下、Cさん):
先の阿部さんの話で、学長・学生部長の不在が概算要求やそれに止まらない 面で問題、というのを聞いた。かつて学長等が不在だったときの具体的な話を してほしい。今までの話では先生の危機意識は伝わらない。 阿部学長:
私が学長に就任してから5年になるが、東キャンパス、言語社会研究科、神
田独立研究科等、いろいろな問題をやってきた。文部省に要求を認めさせるに
は、事務局・部所長の全面的な協力を得た上で、私が文部省に行って話をして
きた。文部省の人たちもみんな人間であって、学長が不在だと人間的な関係に
欠ける(筆者註:だから要求が通りにくい、ということであろう)。(学長が
不在だと事務取扱を置くことになるが、)事務取扱では新しいことはなかなか
できない。自主規制してしまう。文部省に行くと、増田さんの後学長が3年間
いなかったときのことを指し、「あの時は困ったでしょう」と言われる。知る
のもイヤなのであんまり詳しくは調べてはいないが。 Iさん: 自治会で検討委員会設置反対の署名を集めたところ、1577通集まった。にも 関わらずこのまま検討委員会を続けていくことは「学内合意を無視した」とい うことにはならないのか? 学長は学生による署名についてどう考えている か? 阿部学長: 署名は初めから最後まで見た。中には学外者や本当にいるかどうか分からな い人もいるようであるが、署名にはつきものの話であり、とにかく少なくとも 1500名の関心があることは分かった。1500名の反対があることは理解している。 しかし学生は5000人いるというのも事実である。もっとも、数が少ないからい けないというわけではなく、趣旨がどうかという問題である。(筆者註:趣旨 が理に適ったものであれば?)我々の行動にも反映される。大学としてどうあ るべきかというところで良心があるかどうか問われている。あなたも考えてほ しい。 社会学部学生wさん: 阿部さんの話では対外的な約束も学生への約束も守るということであった。 しかし、検討委員会でどのような議論をするのか、本当に約束が守られるのか、 分からないから設置反対の署名をしてきた。(筆者註:学生・職員の不安を解 消するためにも?)検討委員会でどのような議論をするのか、(またさきほど おっしゃった先生の腹案について、)是非お話しいただきたい。 阿部学長: 検討委員会の委員は私だけではないので、私の今の考えを述べるわけには行 かないが、検討委員会については、「基本方針を維持する」ということにつき る。基本方針とは、学生・教職員の参加制度のことであり、除斥投票制度は基 本的に残したいと考えている。こうしながら、対外的な約束も守らなければな らない。が、ここで色々表明すると検討委員会で他の意見を封じることになる のでそれはできない。基本方針は、少なくとも私が委員長をやっている間は維 持する。 Zさん(助手): 基本方針を維持するとは、規則・内規に載っている、という形を揺るがさな いということか? 阿部学長: 規則・内規に載っているという形を変えないとは言っていない。それについ ては、検討委員会で具体的な内容を検討する。検討委員会での議論を先走って 私が言うことはできない。 Zさん: 規則・内規に明文化されていなくても権利といえるのか? ただの慣行というこ とになってしまうのではないか? 阿部学長:
規則・内規に明文化されないとしても何らかの形を考える。慣行にすること
はしない。 学部学生(以下Dさん。Cさんと同一人物かも知れませんが、忘れました): 阿部先生のおっしゃることはよく分かる。僕が訊きたいのは、検討委員会で 出した結論を学生が覆すことができるのか、ということだ。それへの答を聞か ないと、検討委員会を認めることができるかどうかも分からない。 阿部学長: 検討委員会の結論よりもより良い結論が出てくれば、検討委員会がそれを採 用することもあり得る。 フロアより(誰か分かりません。Eさんとします): 誰にとって「良い結論」か? 「悪い結論だ」と学生・職員の全員が反対し た場合はどうするのか? (場内しばし複数の発言で錯綜。答の出ぬまま、次の発言へ。) 山内学生部長: 暑く/熱くなってきたので、他の人の意見を聞いてみたい。 村井評議員(法学部長): 良い意見がどうか、というのは難しいが、検討委員会は原案を作成する場所 である。当然原案をめぐって学内で議論をする。原案に学生・職員が反対すれ ば、また議論する。原案については、三者は意見を出して議論できる。 Fさん: 僕は一橋の学生参加制度はとてもいい制度だと思う。そして、それを守るためには、大学が文部省に清算メモを出すのがスジだと思う。だから、疑問なのはやはり検討委員会で何が議論されるかである。 山内学生部長: 清算メモ、ということばを説明してくれ。 Fさん: 「一橋の学生・職員の学長・学生部長選考への参加制度には問題がない」と文部省に伝えるメモのこと、と理解している。 山内学生部長: それで本当に問題が清算されると思うのか? Fさん: そんなこと僕に訊かれても困る。(それは先生方が・・・)。 阿部学長:
どんな言葉を使うかは別にどうでもいい。あなたの言いたいことは分かる。それは大学の執行部としても過去に何遍も何遍も言い続けてきたことである。 Fさん: やはり僕は大学が文部省に清算メモを出すべきだと思う。 Zさん:
文部省にメモ出し初めて以来、学生も職員も一貫して反対してきた。また、早く止めろと言い続けてきた。が、人事に関しては(筆者註:教授会の?)専決事項だから文句は言わせない、と言ってはねのけられてきた。じゃあどうするのか。今までは二つの得難い目的を達成するための手段としてメモがあった。 阿部学長: そう簡単にはいかない。(筆者註:新しい制度の?)内容について、これは入れろ、と言われても困る(筆者註:要求されたことをそのまま入れるわけに は、いかない、という意味か?)。検討委員会で検討する中で、そういったことも検討される。「こういう道がある」という提案があればいってほしい。 Zさん: 学生・職員の権利を規則・内規に明文化すること。それを守らないと困る。 阿部学長: 検討委員会ではあらゆることを議論する。今日の場は皆さんの意見を聞く場 である。 フロアより(誰か分かりません。以下、Gさんとします): 確認書に参加制度を規則・内規で擁護、と書いてある。それをどうこうするということ(筆者註:あるいは、検討委員会の設置の可否?)は全学的重要問題である。 阿部学長: 私はそう思っていない。が、検討の結果は皆に議論してもらう。この問題には経緯がある。 Gさん: 経緯の話は分かっている。我々はメモはうまくいかないことを主張してきたが、当局は大丈夫と言ってきた。しかし今の状況ではそうなっていない。当局は反省・謝罪から始めるべきではないか? 阿部学長:
おっしゃる通りである。私もそう思う。 フロアより(Hさん。Gさんと同一人物かも知れませんが、忘れました): 自己批判するべきである。 阿部学長: 合意が得られなかったり、確認書に違反したりするようなことがあれば、自己批判の対象となるだろう。 Kさん(法学部 学生):
自分は、検討委員会設置反対、現行制度を守る、という立場である。 阿部学長:
教特法の解釈については、過去には色々議論があったが、ある段階から消えた。 Iさん: 確認書は拘束力を持つんですね? (筆者より:ここだけ「です・ます」調になってしまいました。これって、「である」調だとどう言うんでしょうね?)。 阿部学長:
そうだ。 Iさん: そもそも確認書が合意ではないか? 阿部学長: 状況が非常に厳しくなってきた。過去に縛られず、未来に向けて物事を考えていかねばならない。確認書に縛られる、という考え方ではなく、現状から出発する必要がある。 Iさん: 学生の輿論の盛り上がりを認識せよ。 清水評議員(商学部教授)(だと思う)(因みに、その数分前に伊藤評議員(経済研究所教授)より何やら耳打ちを受けていました。清水先生は壇上、伊藤先生はフロア側にいらした関係で、清水先生が伊藤先生を代弁されたのかも知れません): 我々はこの会を生産的な会にしたい。過去の経緯にこだわるのは分かるが、阿部先生の提案の「メモを出さない」「学生・職員参加制度の維持」は皆さんも主張していたことじゃないですか? そりゃ、どういう案が出るか心配でしょう。私もそうだ。しかし、代案もなしに反対、では生産的でない。学長もこのままではダメだと言っているんだから。 Wさん: 私たちが水曜の3時にこの時期にしてはこれだけ集まっているのはスゴいと思う(筆者註:学生は本当に関心を持っており、闇雲に当局の提案だから反対しているのではない、という意味か?)が、ともかく、我々が知りたいのは検討委員会で話される内容である。私は検討委員会には反対だが、第0会検討委員会とでもいうことで、これから検討委員会に臨まれるメンバーに是非お伺いしたい。 山内学生部長: 全委員にお話しいただくのは時間的に無理だ。 Aさん: 今学長文書(筆者註:「学長・学生部長選考制度検討委員会の設置について」文書、いわゆる「学長見解」)を読んでいるが、昭和50年に文部省から「適当ではない」と指摘されていることが3点ある。文部省の理由を教えていただきたい。また、選挙への参加に関しては問題ないようにも見えるが、どうか? 学長選考規則の第10条(筆者より:中身を知りません。どなたかフォローお願いします)というのがあるが、評議会だけで規則を変えられるようにするのには反対だ。 阿部学長: 文部省の指摘は、教育公務員特例法に絡めて言っていることだと思う。本学は今でもこれを受け入れていない。選挙への参加についても文部省の指摘は含んでいる。 Jさん(社会学部学生): W君への回答がない。それを含めてお訊きするが、この対話集会の中で、「状況の変化」と重ねて言ってきている。どうしてその状態の中で民主主義制度が障害となっているのか? 21世紀の大学のあり方を含め、お話しいただきたい。 阿部学長: 研究・教育の障害、というのは必ずしもハードの問題ではない。良心の問題でもあり、こういう問題が残っているということは一橋にマイナスであった。 Jさん: どのようにマイナスだったのか? 阿部学長: 何もしないと従来と同じことになる。これまで、20年以上も上申が拒否されてきている。新聞にも、「もしそれが認められれば○○教授が学長となる」と書かれる。他にそんな大学はない。他大学で、上申が拒否されて学長不在が7か月続いたことはあった。また裁判ざたになったところもあった。大学が勝ったケースも1件あるが、予算の上で大きな被害を被った。一橋がそんな中で結局は発令されてきたのは本学の社会的な力の大きさだと思う。 しかし、今度はそうは行かないだろう。21世紀に向けて、本学でも色々な改革が出ているところではあるが、それらの障害になってはいけない。問題の先送りは良くない。普通の大学として21世紀を迎えたい。それには精神的な面も大事だが、予算の面もある。 今まで通りほっかむりする道もあるかもしれないが、それは誠実な道ではない。 評議員(図書館長): 一橋は苦境に立たされている。それは身から出た錆であるとも言える。先送りのツケが出た。正直言って、ダブル・スタンダードであった。そのマイナスは大きい。外界の変化でもうダメになった。教授会メンバーとしても恥ずべきことだったと思う。 今は全学に案を募るしかない。皆さんの生まれる前、大学紛争のあった頃以来、こういう場を持つことができなかった。それは不幸なことであった。 Gさん: 今までの団交や会合は意味が無かったということか? 石評議員: プラスもマイナスもあった(場内笑)。 皆さんに陳謝すべきだ、という話はある。私はそう思う。 しかし、どこかが案を作らなければ前に進めない。出した案について議論する、このような場を作るしかない。問題を今まで通り先送りすることはできるかも知れないが、行財政改革関係の仕事をしている関係上色々な情報が入ってくるわけで、私の知る限りそれは最悪だと思う。我々は追いつめられているんだよ。しかし泣き言を言ってもしょうがない。先に進まなければしょうがない。 とにかく結果を出させてくれ。それに不満だったらそこで議論しよう。団交はやってもいいけど僕はヤダね。(場内笑) Gさん: 団交はイヤな人もいるだろう。しかし団交が学内自治の基本ルールであった。 それをやらないとはどういうことか? 石評議員: そんなことは言っていない。団交は決定に当たっての最高の所である。今日はやや新型の全学集会を設けたが、最後は団交で話し合わないといけないとは思う。 村井評議員: 確認書はこの大学における三者の意思形成の一つのあり方である。この問題についても最後の結論は団交・確認書で、ということになるだろう。確認書は非常に重要である。 歴史的経緯があるのは間違いない。検討委員会の設置に関しては、昭和44年3月の確認書の「学生自治の原則問題に関して」の(3)にかかっている。検討委員会の設置がそれにかかるかどうかが問題になるのであろうが、この項に関しては評議会と学生側とでは意見が常に異なってきたところであり、今回の件についても、評議会はそれにかからないと判断している。 フロアより(誰か分かりません): へっ。 村井評議員: へっと言ってもね(場内笑)、それが従来評議会がとってきた立場である。ここで検討委員会第0会をやるというのは、あなた方が表現の自由を侵害していることになる。阿部学長のおっしゃる「基本方針を維持する」というのは歯止めとして作用する。それは皆さんも分かっていることだろう。内容に関しては個々の委員もまだ煮詰められていない。 濱谷評議員(社会学部長): 気になることがある。本学の参加制度について、今のままで本当に問題ないのか? また、全学一致(筆者註:で今の制度を支持している、ということか?)と言っているが、本当にそうか? 社会科学をやっているのだから分析する必要がある。自由でオープンな議論がタブー視されては、それは自治の死だ。私は確認書が結ばれた団交に役員としてではないが居合わせた。その時はもっと自由に議論していた。今、もし自由は議論が押さえられているとしたら良くない。 Mさん(元院生自治会理事長、でしたよね?): 「現状から出発する」とおっしゃったが、外的な要因を主に現状として認識されているようだ。署名が1577集まったというのも現状である。出発点は先生のおっしゃるとことの「現状」でいいのであろうか? 「普通の大学」でなくてもいいではないか? 阿部学長: 問題は、学長発令が常に拒否されている、ということである。やはり「現状」から出発するしかない。過去の確認書も、無論皆の合意の下でではあるが、現在の段階で評価しなければならない。 山内学生部長: この次、もう少し具体的な話をしたい。必要があればまたこういう場を設けたい。 (場内一部拍手。実は最後に拍手が起こるかどうか密かに注目していたのですが、フロアより向かって右側前方、割とシニア(管理職?)な職員の方々が大 きめに拍手を始め、と評議員の先生方の多数と学生の1〜2割くらいがそれに続きました)<以下略>
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