Manual of Table Talk System
ver0.93 2000/01/14


1はじめに

 Table Talk System (TTS) はテーブル・トーク・ロールプレーイングゲーム(TRPG)をWeb上にて行うことを支援するためのCGIです。この説明においてはTRPGが何かということについては触れません。TRPGについて知りたい方は、他のサイトを参照してみて下さい。



2概要

A 特徴
 TTSは基本的に会員制の掲示板と似ています。実際に集まってテーブル・トークを行うことが難しい環境にいる人たちがTTSを利用して擬似的に一堂に会するというわけです。
 以下に本システムの特徴的な機能を列挙します。

 ・ゲームマスター(GM)とプレーヤー(P)とに役割が分かれている
 ・サイコロ(4、6、8、10、12、20、100面ダイス)を振れる
 ・GMだけに、あるいは特定のPLだけに「耳打ち」ができる
 ・メールにて各自の行動が配送される(耳打ちの場合はその相手だけに)
 ・キャラクターシートの表示

 以上のように、TRPGを行うにあたって最低限必要と思われる機能を装備してみました。


B 用語の説明
 この先を読み進めるにあたって知っておいてもらいたいいくつかの言葉について説明をしておきます。

 ・管理者、GM、P
  システムに関わる人は管理者(AD)、GameMaster(GM)、Player(P)の三種類です。
 管理者:CGIの設置者であり、データの保全などの責任を負います。当然データも全て管理出来るのですから、公正を期すなら管理者とGMは別の人のほうがいいかもしれません。
 GM:言わずと知れた、ゲームマスターです。システムを利用するにはこの役を担う人が登録されないと始まりません。P募集打ち切り、キャンペーンの開始と終了などの権限を持ちます。
 P:プレーヤーは本システムでは最大9人まで登録できます。


 ・ボードとシート
 ボードとはいわゆる「掲示板」のことであり、各プレーヤーはこのボードに書き込んでいきます。シートとはキャラクターシートのことです。シートは最初はGMが雛形をつくっておきますが、後で各プレーヤーが管理していくことになります。

 ・ダイスと耳打ち
 本システムの最大の特徴(唯一の特徴ともいう)はダイスを振ることができる点です。ボード上からD4,6,8,10,12,20,100のサイコロをそれぞれ、10,20,10,10,10,5,2個一度に振ることができます。ただしD100だけは出目が0から99までの間となっています。
 また、実際にTRPGをやっているとGMに聞かれないようにプレーヤー同士でひそひそ話をしたり、GMが特定のプレーヤーにこっそりなにか耳打ちをしなければならないときがあります。本ボードはこれを実現しています。耳打ちをした場合は、ボードからは自分と耳打ちした相手にしか内容がわかりません。その他の人には「○○は××にそっと話しかけた」としか表示されません。



C 利用までの手順
 実際にシステムを利用するには次の過程を経る必要があります。

1 GMの登録
 テーブル・トークを行うにはまず誰かがGMにならなければなりません。そこでシステムはGMを募集します。ここでGMの登録では名前とE-mailのアドレス、使用するTRPGの種類に応じたコメントとキャラクターシートの雛形を入力フォームから作成します。全てが完了するとメールにてパスワードが送られてきます。パスワードを変更して(後述)登録の完了です。
 後はタイトル画面から名前とパスワードを入力してボード、キャラクターシート画面をみることができます。ただしこの段階ではボード、シートともに利用することはできません。

2 Playerの登録
 GMが決まりますと次はPの募集になります。Pは名前とE-mailアドレスをフォームに記入します。メールにてパスワードが送られてきます。


3 GMによる募集の打ち切り
 Pが十分な人数に達したらGMは募集を打ち切ります。するとキャラクターメーキングモードに入ります。

4 キャラクターメーキング
 ここではボード、シートが利用できます。GMが決めたTRPGの種類に応じてキャラクターを作成してください。

5 キャンペーンの開始
 全員のキャラが完成したらGMはキャンペーン開始を宣言します。これによってボードの全ての機能が利用できるようになります。

6 キャンペーンの終了
 ゲームが終わったと判断したらGMはゲーム終了を宣言します。


3詳しい使い方

■管理者
管理者向けのTTSの設置方法は別のところで詳しく書いておきます。


■GM
GMはプレーヤーの募集を打ち切りキャラクターメーキングに入ることを宣言しなければなりません。これはシートに「打ち切りボタン」がありますのでこれを押すことで宣言できます。この時、各プレーヤーと管理者に宛ててメールで通知が届きます。このメールは配信の有無に関係なく届きます。

GMはキャラクターメーキングが終了した後にシナリオの開始を宣言しなければなりません。これもシートに「シナリオ開始」ボタンがあります。メールの配信などについては打ち切りの時と同様です。

GMはシナリオが終了したらシナリオ終了宣言をしなければなりません。シートに「終了」ボタンがあります。

■プレーヤー


■キャライメージ画像について
 管理者は img/ ディレクトリに画像ファイルを設置します。ファイル名の基本は、GM用は0から初めて 0-0,0-1,0-2,0-3 …(その後拡張子)となるように、PL用にはPL番号に会わせてPL1は 1-0,1-1,…、PL2は 2-0,2-1,…とすることを推奨します。後は参加者同士で話し合って決めて下さい。
 また、参加者はフォーム欄にurlを記入すれば自分の(他人でも)サイトの画像をイメージに使うこともできます。
 キャラ画像は50×50の大きさで固定されます。また、記事本文中に画像を表示するときはHTMLタグを使用してください。こちらはサイズ固定ではありません。

4その他

・GMはボードにおいて「ダイスをプレーヤーに見えないように振る」というオプションがあります。ボード上ではGM以外の人からはダイスの結果がわからないようになります。ただしメール配信の際にはGMにも「みえないようにダイスを振った」という文章で届きます。

・HTMLタグは A,IMG,FONT,I,B,SUB,SUP,DIV,P,TT,CENTER,BLOCKQUOTE に対応しています。

・現在 TTS は cookie を利用していません。

・キャライメージ画像は50×50の大きさに固定されています。本文中の画像には大きさの制限はありません。

・シナリオ開始後にボードに書き込まれた文章はログに保存されボードからみることができます。キャラクターメーキング時の書き込みは過去ログに保存されますが、ボードからの閲覧はできないようになっています。

・キャラメーキング時のログは分割されません。すなわち、一つのファイルに収まります。

・記事の番号が9999になるとエラーになります。9999件になる前にシナリオを終了させて下さい。

・非常に重大な欠点として、GM用のキャラシートが無い。近い将来修正します。(応急対応しました)

・ボードでは書き込む際に顔の表情をつけられます。といっても単に名前の後ろに(笑)とかがつくだけですが。次期バージョンではこの表情に連動してキャラ画像が簡単に変えられるように…したいなあ。というわけで現時点ではほとんど役に立ちません。

・顔の表情 ちょっといい話し(どこが?)
喜…もちろん喜んでいるのです。
怒…怒ってます!
哀…哀しいなあ…え?悲しいとどこが違うのかって?さあ…
楽…楽しい!
笑…あひゃひゃひゃひゃ
泣…えーんえーん
悲…悲しいなあ…え?哀しいとどこが違うのかって?さあ…
愉…こりゃ愉快!
痛…いたた!
青…青ざめてます
赤…赤ら顔。恥ずかしいのかな?
汗…あせあせ。
涙…うるうる。
眠…眠いなあ…あるいは眠っている、もしくは狸寝入り。
酔…うぃー!いい気分。
呆…呆れちゃったよ…
憮…憮然!
石…石になりました。石頭?
痺…しびれてます…
絶…気絶!あるいは絶句。
得…得意顔。
爆…なんかしらんが…爆発!!!

5最後に

このマニュアルは暫定的なものです。ここがわかりにくい、この説明をもっと詳しく、というご意見・ご感想をお待ちしております。また、このような機能があったら便利だ、という要望がありましたらぜひ教えて下さい。出来る限り反映させていきたいと考えています。


Table Talk System Manual by まかまか般若波羅蜜