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                KagoshimaShinpo,Spt.10,'99  


<世にも恐ろしい難病「屋久島病」にかかると、手が付けられません。 何度か屋久島を訪れ、すべて見尽 くしてしまったのにもかかわらず来てしまう。 連休が取れると、なぜか足が屋久島に向いてしまうらしい のです。 来ても観光などせず、知合いを訪ねたり、その辺をぶらぶらしている。 そしてしまいには移住 してしまう−気持ちは分かります。 私も都会にはもう住めんということで、移住したわけですから。 も う東京には2度と行かないだろうし、たまに鹿児島に出ても、人ごみと車の多さに1日で嫌になります。  この病は移住すれば治癒します…>
自称「屋久島のある民宿の旦那」(42)が今年3月に開設したイン ターネットのホームページの1部。 経営する民宿紹介にとどまらず、民宿を訪れる人々と接する中で感じ ること、思うことを書き込んでいる。 民宿経営の面白み(?)がうかがえる。
「旦那」は、生まれも育 ちも東京。 東京に生まれたからには多くの人が辛抱してしまう都会暮らしを早々に辞め平成5年12月、 屋久島に移住した。 早々といってもコンピュータ関係企業に13年勤めた後のことである。 満員電車で の通勤。 そして1日中、コンピュータの前に座っていた。 そうこうするうちに心身ともに″アウト″な 状態に陥った。 「人ごみからの解放、これが一番の願いだった」。 実は北海道移住が第一の希望。 し かし当時、「旦那」の母・知江子さんが屋久島でこの民宿を経営していたこともあり、屋久島移住を選択。  後悔はない。 「ここがいい」と心の底から思うきょうこのごろ。
「旦那」いわく、人間が生活する基本 はきれいな空気と水。 世界自然遺産登録された屋久島には、これがある。 そしてその屋久島で生活する 人間には″よそ者″を邪険にしない豊かな人間性も備わっている、という。
「島を訪れるお客は都会人が 多く、心を癒しに来るのでしょう」。 自らを重ね合わせるかのように、そんな宿泊客には″癒し″の気遣 いをみせる。 テーマパークがあるわけではない。 あるのはほんの数十分車を走らせると出合える屋久ザ ルとシカ、そしてそれらがほん放に生息するに足りる自然。 どんなにあがいても、地球上の1生物に過ぎ ないわれわれ。 自然の懐に抱かれた時が、やっぱり心安らぐ時なのだろう。
移住直後は「コンピュータ なんて2度と触らない」と思っていた「旦那」さん。 しかし、離島と呼ばれる場所に身を置く今。 イン ターネットに頼ることは多い。 今は、この民宿HPの朝晩チェックが欠かせない。 「経営的にもやっぱ り情報発信は重要! (持てる能力を)使わない手はないし」と始めたHP。 8月末現在、HPを見て宿 泊した客は36組72人で平均は2泊以上という。 「HP効果はすごいぜ」とは「旦那」の弁だ。 最後 にご本人から宿の紹介も。 「特徴といってもこれといってないのだけれど、家族的な雰囲気の宿とよくあ るけれど、うちは2人とも(私とそのおふくろ)はお客さんにあまり気を使いません。 したがってお客さ んも自分の家にいるようにくつろいで頂いているようです」 文中、民宿名と「旦那」の名前を伏せている のは「HPを通じてさらなる出会いを」という旦那の願いに応じたため。
民宿の住所は鹿児島県熊毛郡屋 久町安房410−55で、電話は09974−6−3855、FAXは09974−6−3092。
(報道センター・田中かおり記者) 以上原文のまま




     〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久町安房410-55
     電 話: 0997-46-3855   FAX: 0997-46-3092

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