華のやの秘密の秘密・・・変な客、困った客、不思議な客のコーナー
ってなことを思いついて、このページを作ろうとしているのですが、いいのかなー。 やはり該当
するお客さんもこれを見る可能性があるもんなー。 っちゅうことで企画会議の結果(といっても
あたしだけですが)あたりさわりのないものだけにします。 内緒でクリックして見てね。
- 何といっても一番驚きのお客は 「実は私は屋久島の山で自殺しようと思ってやって来ました」 のじいちゃんでしょう。
その時、客は他に2人、私を含めて夕食後焼酎飲みながら4人で楽しくお話しておりました。 じいちゃんも昔戦争に行ったことなどを
自慢げに話していたっけ。 そして前述の言葉、「皆さんと楽しく話しができてそんな気はなくなりました」と告白。 すぐに自宅に電話
させ、涙声で家族と話していたっけ。 そのじいちゃん一年後またやって来たんですね。 「あれ、去年来た自殺のじいちゃん?」 「はい」
その時は元気に山歩きして帰っていきました。
- つぎに登場する客はとても気の毒なお人です。 2泊の予定で予約があり、当日 「これからレンタカーを借りて夕方宿に入ります。 明日
縄文杉に登ります。 私は魚は、生も煮ても焼いてもダメなので宜しく」 とのTEL。 ところが6時、7時を過ぎても現れない。 そして9時に
なり、事故にでも遭ったのかと警察にTEL。 お巡りさん曰く 「他の宿に泊まったんじゃないの」 「でも魚がダメだって言ってきているんですよ」
そんなこんなで、何の対処もできず2日後、やって来ましたそのお客。 屋久杉ランドで迷って今朝自力で戻ってきたとの事。 食事させて、風呂に
入れて、ひと眠りさせて、予定通り屋久島で2泊して昼過ぎ島を去って行きました。 「ここの警察は何をしているんだ」 と捨て台詞を残して。 そんな事言ったって。
- 屋久島が好きで何度も来るのはいいんだけど、金を持たずに来るのにはこまったもんです。 うちに半年ほど滞在したことがあるんだけど、
部屋に泊まらず軒下にテントを張って、朝夕食、風呂トイレを使わせて一日2千円にして、その他色々便宜をはかってあげました。 そして
「帰ったらすぐ振り込むから」と言いながら、とうとう一度も振り込まず、そして今度は大勢引きつれてやって来る。 平気な顔で。
そして「帰ったらすぐ振り込む」......振り込まず、また来る......金払わず。 また来る。 さすがにうちに泊れず、他の宿......金払わず。
そしてとうとう観光協会のブラックリストにのり、島の観光業者に行き渡りました。 それでもまた来る。 宿に泊れずテント。 まあ悪い人
ではないんだけどね。 うちに滞在中、カメラマンである彼は他の客の登山に便乗するんですね。 客はプロに撮ってもらうという事で、喜びます
よね。 お金取って、写真やビデオが出来たら送るということが何度もあったけど、本当に送ったんだろうか。 心配です。 性懲りもなく、
つい最近も彼を見かけたという情報がありました。 本当にこまったおやじです。 孫がいるんですよ。
- 毎年4月と10月の一ヶ月間滞在する置き薬屋さんは6年前からの常連客です。 早い話が酒飲むと豹変するこまったおやじです。
最初は飲みに出かけ午前様になっても、他の客に気を使い静かに部屋に入ったものです。 朝も早く起きて、仕事も真面目にこなしてました。
ところがぎっちょん、おととしの10月最初の事件を起こしました。 いつものように飲みに出かけ、夜中の2時、何と
飲み屋でいっしょになった客を連れて来たんですね。 タクシーもなく、歩いて帰るというその人を自分の部屋に泊めようとしたわけです。
酔って大騒ぎして、寝ていた他の客はみんな起きてしまいました。 つぎの日平謝りでしたが、しかし酒が入ると
やはりダメなんです。 去年は飲み屋から夜中に、薬屋さんが酔いつぶれているから迎えに来てくれとTEL。
客も私ももう寝ていたので、腹が立って「いいから放り出して」と返事。 翌日、朝食の用意をしようと厨房に入ると、何とまあ
電気はすべてつけっ放し、夜中帰ってからラーメンを作って食べたらしく、鍋やら丼やら散らかしっ放し、冷蔵庫を見ると
朝食用の納豆もなくなっていて、何と納豆飯まで食らう始末。 食堂も電気つけっ放し、食器類もそのまま。 問いただすと、
ぜんぜん覚えてない。 そしてしばらく飲み行き禁止にするも、2日もすると我慢できず、「タクシー呼べー、タクシー呼べー」
「明日から他の宿に移るんなら行ってもいいよ」 と言うとふてくされて寝てしまったっけ。 ということで前回、「酒を飲まないなら
泊めてあげる」という約束をしてこの4月2日から又やって来ました。 果たしてその約束を守れるでしょうか。 本当にこまったおやじ
です。 孫がいるんですよ、3人も。 奥さんも逃げるわけです。
- 1997年の4月7、8日に泊まった韓国人の10人グループは
屋久島警察署からの紹介だった。 2人ほど日本語達者な人がいたので、聞くと皆さん韓国の警察署長
クラスの人だったよ。 夕食はうちの料理にはあまり手を付けず、持参のタッパーに入れたキムチやら、
妙なものを食ってたよ。 キムチをご馳走になったけど美味しかったな―。 あたしは超辛党なので。
問題は夕食後の広間での事だよ。 ビデオを見たいと云うので使い方を説明しながら、屋久島のビデオを
差し出すと、ビデオ持ってると云う。 パッケージを見ると、わーお、裏ビデオ、それも日本のだぜ。
てなわけで、韓国の警察署長が10人裏ビデオ鑑賞。 おいおいハングル文字が飛び交ってるぞ。
なんばゆーちょっとか、分からんぞ。
- 夕方タクシーに運ばれて来た飛込み客は素泊まり、もう1人のお客も夕食なしだったので、することもなく部屋でくつろいでいるとおふくろから
「ちょっと恐いから来てよ」と助けを求められました。 2階の広間に行ってみると見るからに危なげなひげもじゃじじいが茶をすすっておりました。 おふくろが目でサインをくれた
電気ポットを見ると開けっ放しにしてあったので「ふた閉めますよ」と言うと、「カルキを抜いているんだあ、触るなあ」と大きく威圧的な態度。 「埃が入るでしょ、屋久島の水道水はカルキは
ほとんど入っていませんよ、うちはポットのふたは閉めることにしているんです、いやならばポットを開けっ放しOKの宿に移って下さい」、などと変な会話をした後「よーしっ分かった」とえらそーに納得して
頂きました。 話題を変えて「明日のご予定はどうなさいます?」と尋ねると「なにーっ、俺の予定は俺が決めるっ!」、「はいはい、ごゆっくりどうぞ」 もーわけわかんない。
- うちに3年連続で訪れたあなた。 いつも男女2人づつ4人で来て、もう一人の男性はめでたく結婚して毎年同じ女性を連れて来たけど、
あんたは毎年違う女を連れてくる。 連れてきちゃ振られ、連れてきちゃ振られ、さすがに去年は縁がなかったのか来なかったね。 学校の
先生だったっけ。 そんなホームページ作っている暇があったら早う新しい女めっけんかい。
(人のこと言えるのか)すみません。 あたしのがずっと年上でした。 はい。 とHPで暴かれ、発奮した彼は2000年3月に晴れて
嫁さんをもらう(婿に行く?)ことになりました。 おめでとうございます。 仲間がどんどん減っていき、独身女性が減っていくという
ことはとても寂しいことです。 俺は頑張るぞって、いくら頑張っても誰にも誉めてもらえません。
- 3月になると卒業旅行で学生がかなり訪れます。 例年のことだけ
ど、国立大ばかりなんだよね。 今年は京都大、北大、岡山大、東京工大、名大、阪大など、私立は
HPでも紹介している川崎医療福祉大くらいかな。 何故か軟派大学が来ない。 学生数が多い
はずの東大を除く5大学、日大、青学(私の母校、抹籍になったけど)、来ないよねえ。 屋久島より
ハワイやグアムの方が安いしね。 やはり海外かな、私立の軟派野郎は。
- 世にも恐ろしい難病「屋久島病」にかかると、手が付けられません。
何度か屋久島を訪れ、全て見尽くしてしまったのにもかかわらず来てしまう。 連休が取れると、
何故か足が屋久島に向いてしまうらしいのです。 来ても観光などせず、知り合いを尋ねたり、その
辺をぶらぶらしている。 そして終いには移住してしまう。 気持は分かります。 私も都会にはもう
住めんということで、移住したわけですから。 もう東京には二度と行かないだろうし、たまに鹿児島
に出ても、人ごみと車の多さに一日で嫌になります。
この病は移住すれば治癒しますが、若い人どんどんいらっしゃい、と受け入れるほどの島じゃない
しね。
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