大王わさび農場
車で信州探索!わさびは水のきれいなところで採れる!


  穂高にある、わさび農場に行く途中、奈良井川でおもしろい光景に出会いました。梅雨の雨を集めて水量の多い川の堰で、ゴイサギが獲物を狙って堤に並んでいました。その色と姿から一瞬ペンギンが川に並んでるように見えるのです。

その様子を撮ろうと思ったら逃げて行ってしまいました。あららー。




さて、車で北へ向かうこと約30分。ここが大王わさび農場です。広大な敷地に縦横無尽に清らかな水が流れ、わさびを育てています。この日よけの下にたくさんわさびが育っています。

最初なまえから、大王製紙が経営しているのかと思いました。本当はその昔、坂上田村麻呂の率いる軍に苦しめられている住民を助けるために戦った魏石鬼(ぎしき)八面大王は死闘の末、退治されその体をバラバラにされてしまいます。(なんと残酷な!)

その中の胴体がこの農場に埋められていたことから大王農場という名前になったそうです。


これがその大王の親子の像です。大王農場にはその胴体が埋められてたところに大王神社が祭られています。



 わさび農場の案内図です。とくに何があるというわけではありませんが、ここは大型観光バスが立ち寄る観光スポット化しています。わさび田のまわりの遊歩道をまわるといい散歩になります。



あ、手前のは草です。奥に見えてるのが、わさびです。どのくらいで下の大きさになるのかなぁ。

売店でも採れたてのわさびを売ってます。1本1000円前後だったかな。サメはだのおろしで、すりおろすと独特の香りを放ち、口に入れるとツーンとききます。刺身にはもってこいです。

やっぱりどこへ行っても食べてます。ここではいろんなわさび入りのものが売ってます。これはわさびコロッケ。わさびの葉や茎が入ってます。が、揚げたてだったからか、それほどわさびの香りは感じられませんでした。


これはわさびソフトクリーム。うっすらとわさび色ですが、これもさほどわさびの味はしませんでした。万人ウケするようにマイルドにしてるのかな。


その他、わさびラーメン、わさびそば、などなど。これでもかというくらい用意されてます。勇気ある方はぜひお試しあれ。ちなみに私はわさびラーメンに挑戦。うわ!麺が緑色。ヤクルトのラーメンを思い出すなぁ。(みんな知らないって)味は、ちょっとわさびの味がしたかなぁ。

  わさび農場の遊歩道の傍らには信州名物(?)の道祖神が点在してます。なんか男の人と女の人が抱き合ってる(エッチな感じではない)様子をレリーフにしています。



わさび農場のすぐわきを流れる川です。とてもきれいで透明。水草もゆらゆら川の中でゆれています。山瀬まみがカッパのかっこして流れてきそうです。ここは黒澤明監督の「夢」のロケに使われたそうです。(私は見てないですが)

この日はカヌーを楽しんでる団体がいました。気持ちよさそう。






いつ来てもここの川は水量が豊富で、透明です。よく見ると水草のかげでイワナやニジマスが泳いでたりします。また、わさび農場のなかには涌き水があり、日本の名水百選にも選ばれています。



その湧水の池には30〜50cmくらいのニジマスが泳いでます。2、3年前はもっとうようよいたけどなぁ。減ってしまいました。ここでのオススメはキュウリ。わさびいりのもろみを冷やしたキュウリにつけてガブリ。これがウマイ!だったんですが、売店で売らなくなってしまいました。もろみは売ってるんで家に帰ってからガブリです。

と、まぁこんなところですが、何が一番いいって園内入場はタダです。たまに行くとわさびの殺菌効果か、浄化された気がします。今回はこの辺で。






ただ園内をあるいているだけでもなんか心がなごみます。


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