魔女の宅急便
10年以上も前に観た映画をテレビで観た。
勤労感謝の日や成人の日に最適だと思つた。
あるいは、卒業シーズンにもいゝかもしれない。
仕事に対する責任感や親から自立する厳しさなどが滲み出てゐた。
また、不振に陥つたときの対処法も披露された。
ところで、
やつぱり西洋の玄関は内開きだ、とか、
ヤマト運輸が共同製作者ぢやなかつたら魔女の宅配便だつたのかな、とか、
パン屋さんの名前はなかなか洒落てるなあ、とか、
絵描きのお姉さんは男勝りだけど、寝床ではかはいくなるね、とか、
割にどうでもいゝことが、いろいろと目に付いた。
でも、
朗らかに笑ふといふことは、人を幸福にさせる力がずいぶんとあるものだ、
といふこともまた、私の心を捉へたのだつた。
(2001.7.6. 於、自宅)
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このページは長谷部 宏行(HASEBE, Hiroyuki)からの発信です
2017年4月9日版
(内容については実質的には2001年7月6日版)