5月4日 夜

1階G列24番

◆作◆ サム・シェパード ◆演出◆アリ・エデルソン ◆出演◆ リー :松岡昌宏 オースティン:大野智 ソウル :手塚とおる ママ :木内みどり

前過ぎず、端すぎず、超見やすい席でした。

+++

トーストをパーンを跳ね上げられると、パンが落下するときにおおちゃんにぶつかります。

松岡君に紙屑をなげられると、思いっきりぶつかります。

松岡君のビール背面キャッチを真似ておおちゃんも大きく上にほおり投げると、
思いっきり違う方向に飛んでいき、落下。
しかも今回は、キッチンにぶつかります。
おおちゃん、拾い上げ、へこんだ(?)所をなでなで。。。


<<本日のツボ!>>

カーテンコールは、 二人向き合って、一呼吸おいてから、お辞儀 m(_ _)m 小さくガッツポーズ p(^o^)q 最後ハケルとき、2階席に向かって手を振り振り(^^)/~~~ +++ 日を重ねるごとに、おおちゃんの演技には磨きが掛かっていく気がします。 迫真の中にも、おおちゃんの細かいおもしろい動きにその場の緊張をほぐされ、 かと思えば、大声で怒鳴る。 前半は自分の感情をまったく出さず、 優しい声で諭す感じのセリフまわしが多いのに、 後半はどんどん感情むき出しになっていく様が、ゾクゾクします。 「ここには何も無い、本物なんて何も無い、自分が一番ニセモノだ」 みたいな事をリーにむかって言うオースティンが一番好き。。。 トーストを跳ね上げられ、それを拾う姿に涙が止まりません。 あのトーストがオースティンに見えるんです。 トースターすら盗めないといわれ、馬鹿みたいにたくさん盗んでくるオースティン。 そんな、カタブツっぽいところ、 トーストを焼く際のコミカルな姿。 そして、焼きあがったパンを彼の性格のようにきちっと積み上げられたトースト。 それを、兄の手によって、いとも簡単に弾き飛ばされる。 そう、彼のプライドが粉々に飛び散るように・・・ そして、それをなんとも言えない表情で拾い、もう一度バスケットに積み上げる。。。 リーとの取引に「のった」・・・ マジメに生きて来た彼の中にある、冒険心。 きっと、いい子で育って来た彼には、道を踏み外す事はなかったんだろうな、 実はリーのような自由奔放な生き方に憧れていたのかもしれない。 そして、それはリーにもあったに違いない。 最後、首を絞めながら、オースティンは言う。 「1歩だけ、1歩だけ先に行かせてくれ」 オースティンの、マジメに生きて来たオースティンが自己開放したそのあとの それでもやっぱり人より上に立っていないと彼のココロのバランスが取れないという 本当の声かもしれない。 寒い北の街で暮らすオースティン。 蒸し暑い、そんな気候が彼のココロのバランスを壊したのかもしれない。。。 そしてそれは、いつ自分に降りかかる事かも、、、、わからない。。。

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