広島風お好み焼に対する熱い熱い思い ーお店を開くまでのいきさつ―
・・・なんて少し硬い始まりになってしまいました。でもこの「思い」を皆さんに感じてもらいために店をオープンしました。 ぜひお読みになって下さい。
私がはじめて「広島風お好み焼」を食べたのはあれこれ20数年前にさかのぼります。
友人に誘われて連れて行ってもらったお店が東京では1.2位を争う超人気の広島風お好み焼のお店。
まず最初に驚いたのは店作り。馬鹿デカイ&超分厚い鉄板が真ん中にドテーっとあってしかもお客さんがその周りに座って鉄板から直にお好み焼を食べていました。
「これがこの店のスタイルなんだなぁ」と初めての驚き。しかしこれからが驚きの連続でした。お店の大将らしきオヤジさんが焼き始めたのです。薄い生地の上にこれでもかっ!とキャベツをのせさらに野菜、ダシ類や肉が乗っかるとかなりの高さ&ボリューム!
「いったいなにができるんだぁ」と驚愕の表情をしていた私に友人は「あれが広島風お好み焼の作り方だよ。でもこれからがまたすごいけどなぁ」・・・と、にやにやしながらつぶやきました。
そうですこれからがまたまた驚き!なんとその山(私にはそうみえたのです)をへらを使って「あらよっ!」とひっくり返したではありませんか!!!そしてしばらくの間蒸し焼きに。で、5分くらいしたらそれを押してみたり回したりまたギューギュー押してくうちにだんだんと平たくなっていくではありませんか!あれだけあった高さ、厚さが3cmくらいになってしまったのです。
そして焼きそばをはさみ玉子で閉じて、ソース・青のりとみるみる出来上がっていきました。そして私の目の前にやってきたのです。あれだけあった野菜類がこんなに凝縮してしまって!で、へらで口の中へ!またまた感動!!!野菜の旨み、ソースの旨みが絶妙〜にからみ、いわれのない未経験ゾーンへ!それからはもう一心不乱にガッガッと平らげてしまいました。
「どうだうまいだろ!?おどろいたろ!?」と友人は誇らしげに自慢!「いやいやすごいよ!すごいよ!」と筆舌に尽くしがたいとはこのこと。こんなカルチャーショックは初めてでした。高級料理を食べた感動とは違い庶民の普通の食べ物「お好み焼」でこれだけショックをうけたことはありませんでした・・・。
この時の印象がずーっと頭に残っていました。その後10年がたち脱サラして何か商売をやりたいと思ったときこの感動がよみがえってきました。
「そうだ!この感動を伝えたかったんだ」「お好み焼文化のないこの宇都宮であたらしい食文化を経験してほしい」と思ったわけです。
それからは何日も何回もの試行錯誤が続きました。お好み焼の食べ歩きも果てしなく続きました。お昼に2件夜に3件回るという日々(かな〜り辛かったです)もかなりありました。そしてやっと自分のお店のオープンにこぎつけました。鉄板以外は全部手作りのお店でした。とても小さいけど思いのこもった店でした。そして15年、今に続くわけです。
今は関西風、ネギ焼きなどもやっていますがやはり一番の思い入れは「広島風お好み焼」!
ちなみによくある質問です。
「マスターは宇都宮出身の生粋の宮っ子なのになんで広島風お好み焼なの???」
特に広島地方が好きというわけでもないのですが単に美味しいと思ったしあの時の感動が今も忘れずに残っているからなのです。それがたまたま「広島風おこのみ焼」だったというただそれだけです。もちろん地元愛もいっぱいありますので地産地消は大賛成です。
野菜類、焼きそばソースなどは地元栃木産です。「広島焼スタイルの宇都宮風お好み焼」ってとこですか・・・。
・・・と長々と書いてきましたが私の「広島風お好み焼」への「思い」つたわったでしょうか?」この20数年前に起こった「思い」は今まで続きそしてこれからもずーッと続いていくでしょう。この感動が少しでも皆様に感じていただけることを願っています。ではまたお店でお会いしましょう。ご来店お待ちしています。
―主―