中華水平二連散弾銃

 

 

 

 

ベースは、中国製マッドマックス・タイプの水平二連ショットガン。
エアコッキングの単発発射仕様です。
かっぱ君が色々と試行錯誤していたのですが、弄る時間が無くなったので断念!つーことで我が家に来ました。


ノーマルの実射性能は「さすが中華」ってとこで、初速40m/sいけば御の字。
プラ製のインナーバレルがデフォルトで曲がっています。
従って、着弾は上下左右まんべんなく散ってます。
バリや塗装ムラなんかについては言うまでもありませんな(w

 

 

構造や材質に難がありまくりなので、エア・コッキングとしての運用はかなり難しいでしょう。
気密とったりSP強化したりすればそれなりの初速になる・・・可能性がないわけではありません。


しかし、元が耐久性なんて度外視の設計ですから無理は禁物。
そもそも、単発で運用しても精密射撃が出来る代物ではない。
そこで、固定式ガスガンのユニットを仕込んでみました。

 

 

材料は二十年くらい前のマルゼン固定式ガバの内部ユニット。
ストライカーとして利用するためにノーマルのピストンを短縮加工。
打撃面にはボアダウンした電ガンピストン用のウェイトを嵌め込み、ナットと真鍮パイプを組み合わせて半田を流し込んでます。
バルブスプリングを弱めのモノに交換して流量アップさせた分、リターンが弱くなってますので、メインスプリングの自由長をギリギリに調節して確実にガスがカットされるようにしています。

本当は実銃と同じように右のトリガーが前で左が後ろという配置にしたいところですが、プラスチックをあまりツギハギするのも強度的に不安なのでノーマル配置で我慢しておきます。

 

バレルのロック部分はこんな感じです。


ロックレバーと、それに噛み合うバレル下部の切り込み部分に固定した補強材には両方とも亜鉛合金を使用しています。
おそらくココが破損するような衝撃がかかったら、ペナペナの本体の方が壊れるでしょうから、強度は必要十二分かと。

 

 

 

で、一通り組み込むとこんな感じです。

バレルロックレバーを下に引くとロックが解除され、開閉出来る仕組みです。

インナーバレルはVSR用アルミバレルを200mmにカットしたたモノが二本。
これにチャンバーから20mm程の位置に躓きHOPを組み込んでます。

 

バットストックには、以前ガンコンに使っていたSS5000のモノを流用。
中華ガンのグリップとストックのグリップ部分のラインが微妙に寸法が違うため、カバーになる外側部分を延長しグリップエンドキャップも付けてみました。
バレルからレシーバーにかけてはパーカーシール、フォアグリップとストックはダークブラウンで仕上げています。

役に立たないけど、グリップ後部のセイフティもライブです(笑。
 まあ、細かいこと言い出したら、セフティの動きも後ろに引いて解除ってのは実銃と逆なんで何とかしたくなってしまいますが・・・
そこまでやらなくてもまぁ良いかと。

 

ガスタンクがポカポカになった状態で初速を測ってみました。
0.2弾一発装填だと95m/s前後。
四発装填では55m/s前後。
20mで着弾パターンが直径1mくらいに拡がりますので、実用射程は15mくらいかと。


30度近い気温の中で撃つと気化率が高いせいで初速が低い割には発射音がデカくなり、バッカ−ンとド派手な発射音がします。
撃たれる方は、聞き慣れない発射音でビックリさせられて、さらに銃のショボさに打ちのめされるというショック倍増アイテムです。

 

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