作品名: 西部の王者 -


書込欄へ  ヘルプ
お名前: ミチノク・キッド   
「西部の王者」は何度見ても面白い映画です。
ご存じの方も多いと思いますが、
「西部の王者」のDVDはいくつかのメーカーから発売されています。

これから購入を予定されている方は、FOXクラシックシリーズをお買い求めになることを
お勧めします。ワフー様も下記の欄で「格安DVDを買いました。ところが画質が不満足」
と述べられていますが、私もそれで失敗した一人です。運良く近所のレンタルショップで、
FOXクラシックシリーズが格安で売られていたので、購入し直しました。こちらの画質は
申し分なしです。しかも、テレビ放送時の吹き替え音声も収録されています。面白いことに
吹き替え音声のBGMに何箇所か「西部開拓史」の音楽が使用されています。「西部開拓史」が
好きで、サントラも所有している私としては、特別サービスしてもらっている気分になります。
ラストでビルがお別れの言葉を述べて去るシーンに「西部開拓史」の壮大な音楽が流れて
エンドクレジットとなります。私は個人的にはこの音楽でのラストの方が好きです。
[2009年1月23日 13時33分57秒]

お名前: ウエイン命   
何度観てもスー・シャイアン連合軍と騎兵隊の大会戦は超ミモノですよね。ビルとイエロー・ハンド
の一騎打ちも物凄いけれど、騎兵隊の突撃もまた大迫力。何よりも、あの、河を挟んだ大ロケ地が素
晴らしいですね。この頃の映画を観ると、「望遠レンズが西部劇をダメにした」と云う私の持論もあ
ながち間違っていないなと思います。広大な西部は広大に撮って欲しいものです。「マッケンナの黄
金」の公開当時の謳い文句が「ハリウッド始まって以来最大のロケ隊」だったんですよ。でも、これ
観ると本当かなーと思っちゃいますね。ところで、初めて観た時、「西部の王者」と云う邦題はちょ
っと違うんじゃないかと思ったんですよ。と云うのは、「らしい」のは前半だけで、後半東部へ行っ
てからのドタバタですっかり雰囲気変わっちゃうじゃないですか。最愛の妻の願いを跳ねつけてまで
「東部でやるべきことがある」と大見得切るものだから、インディアン救済のためにどんな立派なこ
とをするのかと思ったら、ウエスタンショーだったのにはズッコケましたよ。だって、それまで「イ
ンディアンも白人と同じ立派な人間だ」みたいなことを云っていたのが、一転して白人との戦いをシ
ョーにして見せるわけでしょう。矛盾してませんか。と、まあ、そんな屁理屈をこねながら観る映画
ではないと分かってはいても、余計なことの1つも云いたくなるので、やっぱりあの大会戦をクライ
マックスに持って来て前半だけで終わってれば、文句なしの「西部の王者」だったのにな、と思った
んですが、よく見ると原題は「Buffalo Bill」ですネ。ビルの半生を描いたもので、王者としての側
面だけを描いたものではないと云うことでしょうか。W・ウェルマンはこの映画が他に抜きん出て有
名ですが、「ボー・ジェスト」や「廃墟の群盗」などを観ると、むしろ地味目の方が得意なのかなと
云う感じもします。
[2007年10月14日 11時52分4秒]

お名前: ワフー   
 終戦っ子さんとワード・ボンドさんが「昼下がりの決斗」のJ・マクリーとR・スコットについて語っ
ておられたのは、丸5年も前のようですが、以下の話はよく知られているのに、まだこのページに紹介
がないようなので、改めて書くことにします。

 「昼下がりの決斗」の企画段階では、スコットとマクリーの役は逆だったそうですね。ところが彼ら
は脚本を読んで、二人とも役柄が自分に合わないと感じ、互いに相談したわけでもないのに、揃って製
作者に役を交換したらどうかと提案して、実際の配役のようになったんだそうです。スコットとマクリー
は実生活でも親友であり、スコットは脚本を読んで、「マクリーに老眼鏡を掛けさせてやろう」と悪戯っ
ぽく笑ったそうですね。確かに映画の始めの方にそういう場面がありました。

 さて、本題の「西部の王者」ですが、格安DVDを買いました。ところが画質が不満足です。色は悪
くないと思うのですが、解像度が低いのか、輪郭のはっきりしない平べったい感じで、これはお勧めで
きません。公平を期すために申しますと、この発売元の同じシリーズのものがどれも悪いわけではなく、
クロード・レインズの「オペラの怪人」などは、私の見るところではきれいな画面で楽しめました。
つまり、このシリーズには当たり外れがあるようです。なにしろ格安なのだから、当たれば好運、外れ
れば不運と割り切って、お求めは自己責任でどうぞ。
[2006年1月28日 19時35分7秒]

お名前: 杉本   
 先月、GUAMのウェスタン・フロンティア・ビレッジ(射撃、民芸品、喫茶)で、1915年にアリゾナで
撮影されたバッファロー・ビルの写真を拝見しました。初老ながら、テンガロンハットをかぶった素敵な横
顔で、感動しました。これは額入りコピー品(A4版)で$11でした。はじめて拝見したもので、おそら
く珍しいのではと思いました。ちなみに購入したのは、別の壮年時代の勇壮たる有名な方です。
 このDVDを購入して何度も鑑賞しましたが、あらためて、ジョエル・マックリーが正しくバッファロー・
ビルであると納得させられました。
 
[2005年9月8日 0時19分0秒]

お名前: クインキャノン   
エドガー・ブキャナンって役者は、腰抜け保安官や酔いどれ判事の役でよく見かけたと思うけど、
この映画じゃ軍隊生活50年の老軍曹になって、いい味を出してたねえ。ほんとに老人に見えたけ
れど、この映画の頃はまだ40才そこそこだったんだね。始めの20年で満期退役になるはずが、
手違いで退役通知が伝達されなかったもんだからそのまま勤務して、後の30年は付け足しだって
えから呆れた話じゃねえか。それじゃあ兵卒から軍曹に昇進したってのももぐりなのかねえ。
[2005年8月21日 17時40分24秒]

お名前: ポルカドット   
改めてこの映画を見ますと、終始、インディアンに対する理解と同情に満ちているのに驚かされ
ます。冒頭の登場シーンにおいて、バファロー・ビルは早くもインディアンを擁護する言葉を述
べています。そして大統領臨席の晩餐会で堂々と次のようにスピーチして、差別主義者の主催者
から不興を買うのです。

「よいインディアンは死んだインディアンだというシャーマン将軍に私は同意しません。私の見
るところ、インディアンは自由のもとに生まれたアメリカ人であり、自分の同胞と、自分の土地
と、自分の生存のために戦う者たちであって、他のアメリカ人と何ら変わりません。」

1950年製作の「折れた矢」が、インディアンを野蛮人でなく人間として描くようになった西
部劇のはしりとされているようですが、「西部の王者」はそれに大分先立っていて敬服致しま
す。

また、シャイアン族の若酋長のイェローハンドが、騎兵隊を前にして川岸で唱える、「私が死ん
でも草は茂り、日は輝き、川は流れるだろう」という言葉も、命を賭けた戦いに臨む戦士の覚悟
と悲しみを伝えていて心打たれます。
[2005年8月18日 15時5分28秒]

お名前: 44-40   
6月にDVD化されます。
[2005年3月20日 11時41分54秒]

お名前: 杉本   
DVD化を待っています。勿論VHSはあります。映画評論家の記載にあるように、バッファロー・ビル・コディー役のNo.1です。J・マックリーは。西部劇の古典のひとつです。純朴で力強い、古き良き西部を味わうことができるお勧め作品です。
私としては、「平原児」や「駅馬車」と同様に、正統派西部劇前期の秀作だと思っています。もっとも「駅馬車」は別格で名作ですが。少なくとも正統派西部劇のベスト30には必ず入る作品でしょう。
[2004年7月21日 23時34分44秒]

お名前: mako   
ジョエル・マックリー、ランドルフ・スコットは私のご贔屓西部劇スターでした。
「西部の王者」私の好きな作品の1つです。マックリーは若いときは都会派現代劇に
主演していて、なかなかのハンサムぶりを発揮していました。そのうちの数作品を
衛星TVでかなり前に放映していました。彼の持ち味の素朴な感じが現代劇でも
生かされていました。
何時の間に西部劇スターになったのでしょうね?
彼の作品はだいぶ見ましたが、「死の谷」も好きでした。
[2002年6月5日 2時40分55秒]

お名前: ワード・ボンド   
終戦っ子さん、こんにちは!
ご覧になったのは「昼下がりの決斗」ですね。確かに過去の経歴から見ますと
ジョエル・マクリーの方が、ランドルフ・スコットより格上だったかもしれま
せん。そこら辺の事情は、グリーンベイさんがお詳しいと思います。
この「西部の王者」でジョエル・マクリーが長髪、鹿皮服のお馴染みのバッフ
ァロービルのスタイルで登場した時の第一印象は、「美しい俳優さんだな!」
でした。そんなイメージが定着してしまったためか、容貌や体型が変わった晩
年に、あまり作品に恵まれなかったのではないかと推測しています。この辺が
ジョン・ウェインとの大きな違いになっているのではないでしょうか。
[2000年12月28日 13時3分45秒]

お名前: 終戦っ子   
ワードボンドさん、グリーンベイさん、こんばんは。

私はこの映画はみてないのですが、発言することをお許しください。ジョエル・マクリー は
一応、ペキンパーの映画にランドルフスコットと共演しているのを見ています。でもただの
太ったおじさんのようにもみえましたです。ただ ランドルフスコットよりちょっとだけよい
役回りだったように思います。西部劇では少し格上の扱いだったんでしょうか。

映画雑誌で俳優の名前に出演作をミドルネームのごと鋏んでいうことがありますが、たしか
ジョエル・西部の王者・マクリーと言っておりました.
[2000年12月28日 2時1分20秒]

お名前: グリーンベイ   
ワード・ボンドさん・・・・・今晩は。
この作品を38年前の初見ですか。私はJ・マックリーは、子供の頃からのヒーローで、私の劇画の
師匠が描くいてくれた「大平原」のワンシーン、彼J・マックリーを中央に配した絵、今となっては
セピア色となり鉛粉で汚れていますが、宝物となっています。当時この作品を見たとき、ワイルド・ビル
の格好に違和感を持ち、ニューヨークでワイルド・ウエスト・ショウーをやるマックリーを感心するもの
ではありませんでした。しかし今日、再見して改めて逸品であることが分かりました。最大の見せ場は、
河の浅瀬で激突したインデアンの大軍と騎兵隊の一隊と死力を尽くして戦うシーンは凄い・・・・。
しかしこの作品の他の作品と格の違いは、子供たちに西部開拓史を教える教材としての意味を持っている
ことです。とにかく、J・マックリーが崇高に映りました・・・・・・。
[2000年12月25日 1時20分23秒]

お名前: ワード・ボンド   
私が、ジョエル・マクリーが凄いスターであることを認識したのは、たしか1962年か3年頃に
この映画を見た時です。フォード映画でもお馴染みのモーリン・オハラやリンダ・ダーネル、トー
マス・ミッチェルらを従えて、西部開拓史上、伝説的な人物を堂々と演じていたからです。また、
何よりも衝撃的だったのは、この大作が作られたのが、太平洋戦争真っ只中の1944年と知った
からです。戦争中にこんな映画が作れる国と戦って勝てるわけがないと思ったものです。同じよう
なことは、よく「風と共に去りぬ」や「ファンタジア」などでも言われますが、私にとっては、こ
の映画が最も実感をともなって、そう感じられました。
[2000年12月24日 15時10分56秒]

※この作品についての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL

半角カナは文字化けします。  ※自動改行ではないのでご自分で改行してください。

作品名リストに戻る