作品名: 皆殺し砦 -


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お名前: オールド・トーサン   
原題は「Fort Massacre]
インデイアンに異常な憎しみを抱く騎兵隊の下士官にジョエル・マクリー、
インテリの新兵にジョン・ラッセルが扮したアパッチ対騎兵隊の戦いを描い
た映画。

数の上で優勢なアパッチに追われ、老インデイアンと孫娘が暮らす廃墟(西
部劇によく出てくる崩れかけた教会のような煉瓦作りの建物)に逃げ込んだ
騎兵隊が壁の隙間などに隠れてアパッチをやり過ごそうとする。
アパッチも引き上げかけ、もう少しで成功かと思われたとき、インデイアン
憎しでこりかたまったマクリーが辛抱できずに発砲し、激しい銃撃戦が始まる。
題名通りの虐殺で、生き残ったのはマクリーとラッセルに老人と孫娘の4人。
最後はマクリーが老人達にも銃口を向けたので、ラッセルに撃ち殺される。

マクリーは今まで演じたことのない偏執狂的な役柄に挑戦していますが、当時
の私にはミスキャストに感じました。
何せ今までの役柄はほとんど「清く正しい西部の男」的なものばかりでアウ
トローを演じた「死の谷」でも、人柄のよさがにじみ出ていたと思います。

そしてラッセル。「リオ・ブラボー」やTVの「連邦保安官」シリーズなどで
売り出してきていましたが、いくらインテリとはいえ、あの顔では新兵とい
うのはちょっと苦しいです。口髭が有ったかは記憶にありませんが・・・。
まあアクション場面もそこそこ有りましたが、クライマックスが虐殺場面で
はあまり後味のよい映画では有りませんでした。
[2003年7月7日 19時33分20秒]

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