作品名: 続荒野の1ドル銀貨 - |
マカロニ中、最も奇妙な監督ドウチョ・テッサリの残酷な描写とシュールなギャグが 爆発した快作。やたらと風が吹きまくる街、倒れる時に花瓶に花を差して倒れるシュールさ 、ジュリアノ・ジェンマの育ての親と言われるテッサリ監督の特異さはアイデア炸裂のマカロニ 中でもやはり独特だ。この時点ですでにマカロニのパロデイをやってた節すらある。 その上で壮絶リンチシーンはバッチリあり、彼はこのリンチシーンをアラン・ドロン主演の 「ザ ビッグガン」では女の壮絶殴りまくりのリンチシーンに変えて撮ってしまった!! 今ならセクハラシーンとして問題になりそうな、長い長い女を殴るばかりのエロ無しの リンチシーンである意味とても奇妙なシーンでもある。 「南から来た用心棒」のラスト、黒山の死体の群れが描かれ、その中を歩いていくジェンマ達と いうエンデイングの珍味。テッサリ監督は是非リスペクトされるべきであろう。[2002年1月16日 11時27分4秒]