作品名: 勇者の汚名 -


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お名前: ウエイン命   
真っ正直すぎるところが裏目に出ていつも窮地に立たされる、しかも本人はそれを決して後悔しない
(実は結構それで周りの人が巻き込まれたり死んだりしてる場合もあるんですけどネ)、スコットの
スコットたる所以ですから仕方ないんですが、これはまたその典型のような映画ですね。ただ、今回
は、例えば捜索隊を呼び戻しに行くと云ったそばから「いま街を出ると疑われるぞ」と最初から分か
リきってることを云われてあっさりやめたり、周りの意見に振り回されて計画を変更しては、失態に
失態を重ね、結局酒場に閉じ込められた格好になってしまうと云う、ちょっとイタダケナイ展開です
ねー。何か間抜けに見えてしまいます。酒場の親父なんか可哀相じゃありませんか。むしろ、動きの
とれなくなったスコットといきり立つ街の住民の間に立って、とぼけたり、ごまかしたり、脅したり
の頭脳作戦で時間を稼ぎ、結局スコットの命と街を救うことになる保安官代理の方が素直に見てヒー
ローに映ります。この映画はこちらをスコットが演るハナシではないかと思いましたね。尤も、スコ
ットではあの飄々とした味は出せそうにもありませんから、多少脚本に手直しが必要だとは思います
が…。
それにしてもスコットはいつ見ても変わりませんねー。年齢順に見ているわけではないし、そもそも
私が見始めた時には既に年配だったと云うこともあるでしょうが、ウェイン、クーパー、ダグラス等
他のヒーロー達の老け方と比べるとその差は歴然、「昼下りの決斗」のラストシーンまで真っ直ぐに
伸びた背筋はそのままでしたね。
[2007年10月13日 10時3分21秒]

お名前: ポルカドット   
ランドルフ・スコット主演、アンドレ・ド・トス監督の1954年作品で、カメラは「駅馬車」
の名手バート・グレノン(原題:Riding Shotgun)。

題名通り、善意の主人公が強盗団の仲間であるとの誤解を受け、町中の人から迫害されて薄汚い
酒場に籠城を余儀なくされ、一方、本物の強盗団が今にも町を襲おうとしている、という筋立て
で、小品ながらよくまとまっていたと思います。

強盗の一味にチャールズ・ブチンスキー(後のブロンソン)がいましたが、幕切れで主人公を撃
とうとしたところを逆に撃たれてしまいました。
[2005年8月18日 21時27分53秒]

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