作品名: 決闘!一対三 -


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お名前: クインキャノン   
 ロック・ハドソンが出た西部劇といったら、あっしゃ、劇場じゃ「ウィンチェスター銃 '73」のインディ
アン戦士ぐらいしか見てねえけど、これは「テキサス決死隊」のDVDにセットになってたんで、遅まきな
がら見たよ。ハドソンが若々しいね。何しろ28才だもんね。題名から、大詰めが呼び物の「決闘!一対三」
かってえと、これが看板に偽りありだけど、まあ客寄せの邦題だから仕方ないねえ。映画自体は結構面白く
見られたよ。

 ハドソンが演じる主人公のウエス・ハーディンは、実在した西部男らしいね。父親はメソジスト派の伝道
師だけど、息子に対し度が過ぎて厳格なんで、ウエスは反撥して家を追ん出るのさ。父親を演じるのがジョ
ン・マキンタイアで、二役でウエスの叔父さん役もやってるよ。ウエスとワイルド・ビル・ヒコックの絡み
もあるね。ウエスは映画の中でも何人か撃ち殺すけれど、「先に俺を殺そうとした者以外、殺してない」って
台詞が表すように、正当防衛でやむなく人を殺す羽目になる運の悪い男に描かれてるよ。だけど、殺しの実
績がなんと40人以上ってんだから、やはり記録的な人殺しの無法者だろうよ。

 本物のウエスは出獄後、弁護士業を始めたそうだから驚きだね。それでも無法者根性は抜けなかったよう
で、誰かとトラブルを起こして結局は殺されたらしいね。この作品じゃ、彼の牧場を、服役中は妻(ジュリ
ア・アダムズ)と入獄時に赤ん坊だった息子が守ってきたのさ。大詰めじゃ、ウエスは、息子が酒場でごろ
つきと撃ち合いしそうなのを止めようとして背中を撃たれるんで、一巻の終わりかと思ったら、2、3週間
で回復する程度の怪我で済んだようだよ。荷馬車の荷台に座って妻子と一緒に牧場に帰って行くから、ちょっ
と拍子抜けだったけど、酒場で死んだらG・ペックの「拳銃王」みたいな具合だったろうね。元の脚本じゃ
死ぬことになってたそうで、やっぱりハッピーエンドがいいってんでこうなったらしいね。

 ヒロインのジュリア・アダムズ(この作品の2、3年後に改名して、以後は「ジュリー」)は、何かって
いうと「大アマゾンの半魚人」のジュリア・アダムズっていわれるんで、本人はうんざりしてたらしいね。
この映画からもう50年以上だから、ハドソンやラオール・ウォルシュ監督、その他の関係者は大方故人に
なったけど、彼女は今でも元気でテレビに出たり活躍してるようだね。結構なことでご長寿をお祈りするよ。
[2008年5月3日 13時32分54秒]

お名前: 老レンジャー   
 邦題は話の途中に出てくるロック・ハドソン対リー・ヴァン・クリーフ+2名の
決闘によっているらしい。プラスの2名は横の路地に隠れて狙っていたが町の人に
排除され結局1対1に。
 雰囲気を盛り上げるため霊柩車が横切り、砂塵が舞い上がるのですが、風が強過
ぎてL・V・クリーフの帽子は飛び、画面は真っ白になったりして台無しでした。
又、この時のL・V・クリーフはR・ハドソンに合わせたのかどうか、ゆっくり抜
いて、ポンと撃たれて、ゆっくり倒れるという全く迫力のないものでした。
 先輩、お二人のように他に興味がないと一寸シンドイ作品と思います。
 私の興味の傍役はヒュー・オブライエン(後のTV「ワイアット・アープ」)が
上記プラスの1名。デニス・ウィーヴァー(TV「マクロード警部」、「激突」)
がR・ハドソンの従兄弟の一人として。
[2003年7月16日 14時35分54秒]

お名前: グリーンベイ   
 この作品は、Univ社53年製作ですが、59年の公開でした。無法者として知られたウエス・ハーデン
 の半生を波瀾万丈に描いた作品でした。ロック・ハドソンのコールマン?髭が似合わなかった・・。
 ジュリー・アダムス良かったですね。慎ましやかで、まさしく日本人好みの女性の典型のような・・。
 私の場合も素敵なヒロインを第一に、次に作品の内容が蘇ってきます。同じ53年にアンソニー・マン
 監督が、彼女とジェームス・スチュアート共演で「怒りの河」を撮っています。ここでは、やり手の
 アーサー・ケネデイに翻弄される役柄ながら、やはりチャーミングでした。優しそうな風貌が堪らない。
 この「決闘・一対三」は、邦題が感心しない。監督はラオール・ウオルシュですネ・・・。
[2001年6月9日 17時25分48秒]

お名前: はせべひろし   
この映画が、いつまでも心に残っているのは、ただ一つ、ラストで、「彼女(ジュリア・アダムス扮)は、16年間(年数に利子がついているかもしれない)彼(ロック・ハドスン扮)の刑期が終わるのを待ち続
けた」とナレーションがあったからで、ジュリア・アダムスがすっかり好きになり、感動をそのまま維持
したいので、二本立てのもう一本を見ないまま、場末の映画館を出たのでした。
 ワキのリー・ヴァン・クリーフどころか、主役のロック・ハドスンでさえ、おぼろげにしか浮かびませ
んが、どなたかこの映画のファンはいませんか?
 なお、ジュリア・アダムスは、「怒りの河」でわが国に紹介され、日本人ごのみの美貌で、評判になり
ました。
[2001年6月8日 23時46分14秒]

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