作品名: 夜の道 -


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お名前: 44-40   
これは「ララミーから来た男」に続くマン=スチュアート・コンビの第6作として企画され、
当初はマンの監督で製作がスタートしたそうだ。しかし、マンが脚本に難色を示し改訂の
必要を訴えたにもかかわらず、スチュアートがそれを聞き入れずどんどん製作を進めて
しまったため、マンが降板し、代わりにニールセンが起用されたということらしい。
スチュアートはマンが途中で作品を放り出したと受け取り、これをもって二人の友情関係は
決裂した。この決裂は最後まで修復されず、マンは、スチュアートがこの一件をいつまでも
根に持っていると、終生嘆いていたという。
出来上がった作品を見ると、おそらくはマンの考えが正しかったのだろうということが
察せられる。ただこれだけ見ればそんなに悪くないが、「ウィンチェスター〜」から
「ララミー〜」までを見せられた後に見る作品としては物足りない。よく言ってJ.W.さんの
言う「日活アクション」、悪く言えばマンガ・劇画調の活劇に失している。ロケーションは
とても美しいのに。
マンはこの後、ゲイリー・クーパーで「西部の人」を撮る。このえぐるような力強さを持つ
独特の作品が、スチュアートなしで成し遂げられたことを、当のスチュアートはどう思った
であろうか…
[2005年4月22日 21時2分7秒]

お名前: 老レンジャー   
 1957年11月以来48年振りに再見した。「虎の行動」との2本立。西部劇とマルティーヌ・キャ
ロル・お色気と中学生には堪らない組合せでした。2005年から48年前は西部劇全盛ですが、1957年
から48年前はフランク・ジェームズもバッファロー・ビル・コディもアニー・オークレーも長命
ワイアット・アープも未だ生きていた。西部劇を見ている頃は西部は遥か昔の事と思っていたの
ですが。
 当時はガンファイトやアクションがも一つで印象に残りませんでした。撮影方式テクニラマが
一つの売りで映画も鉄道が走る渓谷美をふんだんに見せてくれます。本邦シネスコ西部劇第一作
「帰らざる河」と同じ手です。
 ギャーギャー喋り笑いまくるダン・デュリエ首領は凄腕だと云うセリフばかりだし、ジャック・
エラムは典型的J・エラム、スタイルで恰好いいが見せ場がなくて、最も遅そうなボブ・ウィクリ
がJ・スチュワートと対決するのが皮肉。
 当時の雑誌記事にはアンソニー・マン監督予定が他の仕事に忙殺されていたので新人監督ジェイ
ムズ・ニールセンが起用されたと書いてあります。マン監督だったらどうだったのでしょうか。
[2005年2月23日 19時26分53秒]

お名前: J.W.   
 何だか日活アクションを見ているような感じを受けたのは私だけでしょうか?
 でも、色々と見せ場も多く、楽しめる作品です。
 ジミーの歌は、ベア・ファミリーのCD「ワンダリング・スター」の中の1曲として
 記憶していたので、懐かしい(もちろん、時代は逆なんですが)。曲名は
 You Can`t Get Far Without A Railroad 。
 
 
[2004年12月11日 21時30分40秒]

お名前: ノスタル爺   
ノーマン・A・フォックスの原作をボーデン・チェイスが脚色した西部劇らしい西部劇。
内容があまりにもオーソドックスすぎて公開当時の評価は今イチですが、変則的な西部劇
ばかりを見慣れた私としましては新鮮に感じましたね。
ジェームズ・スチュアート、オーディ・マーフィ、ダン・デュリエ、ジャック・イーラム、
ブランドン・デ・ワイルド、みんな持ち味通りの役柄でした。
ブランドン・デ・ワイルドの役名がジョーイというのは、『シェーン』の影響ですかね。
エレイン・スチュアートは典型的な1950年代美人タイプで私の好みで〜す。
音楽はディミトリ・ティオムキンで、ジェームズ・スチュアートが劇中で歌うのですが、
これは意外な掘出物でした。
ジミーの歌が聴けるのは、『踊るアメリカ艦隊』と『名犬ラッシー』だけだと思っていましたからね。
[2004年12月11日 6時38分11秒]

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