作品名: コロラド -


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お名前: 44-40   
第2次大戦がアメリカに与えた負の影響は結構大きく、その表れのひとつが
戦後西部劇の変容だといわれる。第2次大戦をアメリカ史上唯一の内戦である
南北戦争(原語はCivil War)になぞらえやすいからかもしれぬ。これもその
典型か。しかもかなり描き方がダイレクトだ。現代の軍隊を直接描かない分、
言い訳がましくならずにすむからかもしれない。

ヘンリー・レビンの演出は、脚本に助けられたせいもあるかもしれないが、
以降の彼の作品から比べるとかなり良い。ただグレン・フォードの狂気や
苦悩の描写は撮影時期を考えても少し不十分だとは思う。

それよりもこの作品は、意外にも拳銃の考証が正確だ。南北戦争直後は、
まだコルト・ピースメーカーはなく、レミントンなどのパーカッション・
リボルバーなのだが、この映画ではちゃんとそれらの本物が使われている。
普通はピースメーカーを改造した(銃身の下にレミントンぽい3角形の部品
をつける)、通称「ハリウッド・レミントン」と呼ばれるものを使う。パーカ
ッション・リボルバーはハリウッドでも小道具としてそろえるのが難しい
という。また、カートリッジ式でないから弾込めに手間がかかり、火薬も
違うため、管理が大変なうえ発砲すると黒い煙がもくもく出て、映画には
適さない。だからこの映画でも発砲シーンにはピースメーカーが使われて
いる。
[2005年8月25日 11時12分36秒]

お名前: ノスタル爺   
親友同士(ウィリアム・ホールデンとグレン・フォード)が敵味方になり、その間に双方から
想われている美人(エレン・ドルー)がはさまるという西部劇のお馴染みのパターン。
ただ、戦争のトラウマによる精神異常をテーマにしているところが異色なものになっています。
その点は社会派西部劇といえますね。
ウイリアム・ホールデンは平凡ですが、グレン・フォードは目イッパイの臭い演技をして、
狂気ぶりを発揮していましたね。確かに記憶に残る演技です。
日記をめくるように、スタッフとキャストを紹介していくタイトルは、内容とマッチして面白い
アイデアだと思います。
[2005年5月14日 21時51分31秒]

お名前: はせべ ひろし   
グレン・フォードの西部劇としては、同じくウィリアム・ホールデンと共演した、「掠奪の町」の方が
ずっと古いが、わが国公開は、「コロラド」の方が先。彼は、戦争で頭がおかしくなった大佐で、大芝
居を演ずる。ホールデンはかすんだ役。かっこよかったのは、いつも、鉄の鎖を腕につけていて、クラ
イマックスでは、火の海の中で、大佐と闘うジェームス・ミリカン。西部劇ファン仲間のあいだでは、
脇役スターNO.1に浮上した。しかし、このジェームス・ミリカン、「真昼の決闘」では、クーパー
の頼みを断わる腰抜け保安官助手を演じ、みんなの期待を裏切った。
グレン・フォードは、その後、低予算ながら、水準をいく、いくつかの西部劇に出演したが、「コロラ
ド」の印象が強烈なため、きっと、途中で、異常になるはずだと思いつつ、見るくせがついた。
 1948年作品カラー
[2003年7月26日 15時39分44秒]

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