作品名: 黄色いリボン -


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お名前: ママデューク   
私もトリロジィのなかでは、この「黄色いリボン」が一番好きですね。
「アパツチ砦」は、逃亡者、の負け分を取り戻そうとして、オール・スターの総花的で登場人物の性格がよく描ききれてないですね。
「リオ・グランデの砦」の方は、RKOでの轍をふまない為にイェ−ツによいしょしているので今度は娯楽に徹していますね。
モーりンとデュークのラブ・シーンまでいれてあるのは、これは
もう、静かなる男、を作りたい為の一心ですね。
カラーで撮りたかったのに白黒で我慢して、・・
「黄色いリボン」はのっけからレミントン・タッチ、ポニー・エキスプレスの帽子やインディアンの衣装の色彩はまさにそのムーブメントをよく捉えていますね。そして、お得意の20コマ。
ベンとクリフ・ライオンズが襲われた駅馬車を追いかけます。ウエインを老け役にして、騎兵隊の要として主人公に据えてあるのが良いんですね。
彼をとりまく副官にV・マクラグレン、孤高の鞍上人B・ジョンソン、恋愛は若手、三人に任せ。あと、砦の隊長にG・オブライエン、その夫人M・ナトウィク、構成がすっきりしているので一番まとまっています。
ただラストはウエインが一人で事を解決するのは、ちと、安易すぎますか・でも、この時、フォードは時間が無かったんですね。ブリトルズが砦へ連れ戻されるのは、賛否両論でしょうが私は良いと思うんですよ。
だってフォードの西部劇は「誉の名手」の頃よりハッピー・エンドだ。それよりもクインキャノンの行く末の方がきになりますよ。酒保で大暴れして、フレッド・ケネディをこてんぱんにしているのですから。
ケネディといえば「ブロークバックマウンテン」のオスカー・ナイト過去の名画より、その方面らしく見えるところを集めてパロッてあったのが傑作でした。
ヘストンを見つめるぺックよりジャーマン・Jrをみつめるケネディの方が迫力がありましたよ。でも、これは「リオ・グランデ」か。
[2008年2月14日 12時34分14秒]

お名前: ウエイン命   
これまで余り覗いていなかったのですが、「騎兵隊三部作」への書き込みが少な過ぎはしませんか。
この「黄色いリボン」に至っては殆ど主題曲のハナシばかり、それも映画にまったく関係ないところ
で…。人様のご意見に難くせをつけることは厳に慎まなければなりませんが、「どこそこの音楽会の
予定」とか「こちらでも」何てちょっとヒド過ぎませんか。どう云うわけか最近ダブって開設された
欄もDVDの画質のハナシで随分盛り上がっていますが、映画の中身についてまったく触れられてい
ないのはどうしたことでしょうか。あれだけのために新設したんですか。新たに作品を加える時は、
未紹介であることを念には念を入れて確認しないと最初の紹介者に失礼だと私は思います。他の2作
もとにかくご意見が少ないですネー。フォードは「駅馬車」「荒野の決闘」とこの「騎兵隊三部作」
で「神様」になったんじゃないですか。私が「フォードの馬の疾走」に圧倒され完全に見せられたの
もこの3本を観たときからでした。語り尽くされてると云うことかも知れませんが、「アラモ」の盛
況と比べると寂しい限りです。僭越ながら私の下手クソな文章が呼び水となって、もっと諸兄の「三
部作」に寄せる熱い思いや、取って置きのお話を聞かせて頂ければと思います。(すみません、ここ
まで前置きです)
さて「黄色いリボン」ですが、冒頭のインディアンに襲われた駅馬車の暴走シーン、あの物凄いスピ
ード憶えてますか。H・ケリー・JR達がこれまた物凄いスピード(当然ですネ)で追いかけて取り
押えますが、一挙に観客をインディアン情勢不穏の緊張下においてしまった、たたみかけるようなオ
ープニングにしばし呆然、「駅馬車」と同じ手法ですね。余談ですが、こう云うのを憶えているだけ
に「リバティ」の駅馬車襲撃シーンがセット撮影で済まされていたのを見た時には「フォードも年を
取ったんだなー」と寂しい思いをしました。アカデミー賞に輝くカラー撮影、抑えた色調が素晴らし
いですね。ウェインやマクラグレンの軍服のしっかり使い込まれた感じ、馬の白い鼻息、たまんない
です。夕陽を背にしたウェインとB・ジョンソンのツーショット、心象風景とでも云うんでしょう
か、叙情西部劇と云われる所以ですね。ただ、西部劇らしいアクションを期待した中学生にとっては
やや不満が残ったことは事実で、高校生の姉が、亡き妻のお墓に語りかけるウェインにいたく感激し
ていたように、作品全体と云うよりむしろウェインとマクラグレンのまるで掛け合い漫才のような絶
妙のコンビ振りの方が強く印象に残りました。云わば「静かなる男」を西部でやってるような感じで
しょうか。中学生の私にさえ「これは厳密には西部劇ではなくてアイルランド魂を描いた軍隊モノ
だ」と思わせる程特徴的に映りました。少し大人になって見直した時には、ウェインの、H・ケリ
ー・JR、J・ドルーに注ぐ眼差しがとても暖かいのに気付き、更に印象を深くしたものです。登場
人物1人1人がキチンと性格付けされ、実に印象的に活き活きと描かれていながら、1本の映画とし
て決して散漫にはなっていない、うまく云えませんが、普通どちらかに偏りがちですよね。他の追随
を許さないフォード作品の特徴だと思います。
「44-40」さんが「拳銃無宿」の欄で「J・ウェインは心中に忸怩たる思いを抱えながらそれでもな
お状況を打破して行かなければならない人間を演ずる時非常な魅力を放つ」とおっしゃってますが、
同感です。この三部作のヒーローも、内容・程度に差こそあれ、それぞれ「忸怩たる思い」を抱えて
おり、彼はすべてに好演しました。
ところで、ウェインにはもう1つ得意分野がありますよね。老け役です。と云っても老け役はこの
「黄色いリボン」と前年の「赤い河」の2作しかないと思いますが、異なるタイプの老け役を演じ分
け、「アラモ」以降の超ダイコン振りを先に見ている者にとっては、殆ど信じられないような渋い名
演技に感激したものです。尤も、ウェイン自身は「自分は演技などしていない、リアクトしているだ
けだ」と云うと思いますが…。今思うと「赤い河」からの10年ちょっとの間、彼は乗ってましたよ
ねー。この頃の映画を観て(順不同ですが…)、ウェインが何故アカデミー賞を貰ってないのか不思
議でしたが、後に「硫黄島の砂」のエピソードを知って、そんな態度を取ったら例え天下のウェイン
でも当分相手にして貰えないだろうなと納得しました。
[2007年11月19日 12時43分50秒]

お名前: katyuu   
愛知県稲沢市のある小学校では、毎年運動会に合わせて「黄色いリボン」を6年生が全員で吹奏楽を隊列演じております。父兄はじめ観覧者は非常に感動を覚えて、これを見聞きするのを楽しみで、校区へ配布されるプログラムメニューから参観しているようです。私くしは、過去に同校に通学した私くしの子供に「黄色いリボン」の映画と音楽について、意見を述べました。自分は、高校時代に映画を見ましたが、周囲の事は何も分からず、おもしろかった、と思っていた。よく映画の内容を今になって考えると「のりさん」と同じ意見です。イギリス人(元海賊国家?)による侵略であった。環太平洋人種はほとんどヨーロッパ系に犯されたことを忘れずに!。「黄色いリボン」のメロディーは良いかもしれないが背景が良くない、現代であれば世界中から叩かれる。温厚なアボリ人もしかり。やりかたがまずかったが、アジアでは日本軍が追っ払ったのでなんとか搾取を逃れている。環太平洋どこに行っても定着した青い目。
[2006年4月5日 10時18分0秒]

お名前: 小鉄   
11月23日に茨木市民音楽会があり、そこで茨木男声合唱団が黄色いリボンを
歌う予定です。ミッチミラーの曲を編曲したものです。
茨木市民音楽会は、市合唱連盟加入団体の殆んど全ての団体が参加し、市民会館
ユーアイホールで朝から夕方まで行われます。
茨木男声合唱団の出演時間は未定ですが、黄色いリボンを楽しんで下さい。
[2005年8月29日 8時40分57秒]

お名前: ポルカドット   
本筋に関係ありませんが、戦後間もない頃、リーダーズ・ダイジェストの日本語版で読んだエピソ
ードをご紹介します。

第二次大戦中、米軍兵士の一人が、日本軍だったかドイツ軍だったかとの戦闘で負傷し、気管を損
傷して、息を強く吸おうとすると気管がふさがって呼吸できなくなる状況となり、息の仕方を加減
していた。軍医が処置のため麻酔をかけようとした時、兵士は狂ったように手真似で筆記具を要求
し、「呼吸を調節している。麻酔をかけると窒息する」と書きつけた。軍医は胸を切開して気管を
引き出し、呼吸を確保して手当てした。兵士は一命を取り留めたが、その負傷のために、以後は、
しゃがれ声になった。
後にこの兵士がフォード監督の「黄色いリボン」に出演した。アパッチに襲われて全滅した小隊の
生き残りだが、瀕死の重傷を負っている。駆けつけたブリトルス大尉と、息を引き取る前に言葉を
交わし、そのしゃがれ声は臨終の負傷者にふさわしいが、しゃがれ声は作り声でなく、上記の事情
による正真の声である。

というものです。次にこの映画を見る時、このことを覚えておいて頂くのも一興と存じます。
[2005年8月23日 12時9分56秒]

お名前: D   
久慈あさみが歌っていた日本語歌詞は
黄色いリボン  久慈あさみ(作詞:佐伯孝夫)

1.
あの娘の黄色いリボン 誰に見しょとの髪飾り
夕陽さすあの窓 見れば可愛いや  花の顔
イエロリー イエロリー
きけば遠くにゐる人が
イエロリー イエロリー
いとしく結んでくれたとさ

2.
綺麗な黄色いリボン なんで解けましよ なびきましよ
丘越えて〜 驛馬車 鳩もほろほろ歸るのに
イエロリー イエロリー
戀しあの人いつ歸る
イエロリー イエロリー
ジャジヤ馬むすめも泣けてくる

3.
あの娘は黄色いリボン 戀の西部のシクラメン
戀人は 朗らか 曠野(ひろの)きつてのいい男
イエロリー イエロリー
馬をとばして逢ひに來る
イエロリー イエロリー
白銀月夜は身が燃える
[2003年8月5日 14時14分27秒]

お名前: おんぼろ帽子   
phalanx様
 >映画版でなくても いいんですが、cavalry girls 歌いりの ありませんかね?
ジョニー・ハート楽団とコーラスの演奏が一番近いのではないでしょうか。
[2001年11月21日 8時51分59秒]

お名前: phalanx   
自己レスです ちと訂正

映画 黄色いリボン She wore a yellow ribbon の主題歌の源曲

The Girl I left Behind Me に訂正 

http://members.nbci.com/x_mas/world/girlleftbehindme.html 
ここみてください。
[2001年5月22日 16時34分58秒]

お名前: phalanx   
はじめまして

黄色いリボン の テーマ曲について なんですが、私もたぶんミッチーミラーの 黄色いリボンが
はいった ScreenMusic The Western という CDもってるんですが、この度 映画見なおしまし
たが、オリジナルとは ずいぶん違いますね(笑)
このオリジナルのはいったCDないんでしょうか?(勿論海外に)
この曲 もとは cavalry girls(騎兵少女?^^) という1800年頃の 曲みたいなんですが、
midi は みつかったんだけどなあ。
映画版でなくても いいんですが、cavalry girls 歌いりの ありませんかね?

http://www.mybonbon.com/midi-go-round/cavgirls.mid
聞きくらべてみて 下さい。
[2001年5月13日 4時57分0秒]

お名前: のりさん   
ネイティブ・アメリカンの描き方があまり素敵とは言い難いと
思いました。アメリカ映画ではいつものことながら、白人の
自己正統化が見事にあぶりだされてるように思います。

騎兵隊は犠牲者または歴史開拓の英雄として描かれ、
一方ネイティブアメリカン達は人間として捉えられる以前に
開拓すべき自然の一部としてしか描かれてないです。

制作された時代を考慮すれば、この映画について理解はできますが、
自分がネイティブアメリカンだったら「ふざけるな」と言いたくなる
作品だと思います。 
[2001年4月20日 3時56分14秒]

お名前: 初心者   
みなさん、こんにちわ。

わたしはアメリカの歴史を勉強しているものなのですが、
この作品について書評を書かねばなりません。

この映画がその時代の度のようなことを反映しているかなど教えていただけたらうれしいのですが。
[2001年4月14日 23時56分53秒]

お名前: Arizona   
珍しくマカロニ以外の話題で登場しま〜す。
「黄色いリボン」の歌詞は、民謡だけにいろいろなバージョンがあるようです。
私が30年近く前に購入したミッチミラー合唱団のLPに載っている
歌詞はノスタル爺さんが紹介されているものと少しだけ違うものでした。

Around her neck she wore a yellow ribbon,
She wore it in the springtime and in the month of May
And if you asked her why the heck she wore it,
She wore it for her lover who was far far away
(*)Far away (far away) far away(far away)
(*)Oh she wore it for her lover who was far far away  (*)Repeat
Around her knee she wore a purple garter
She wore it in the springtime and in the month of May
And if you asked her why the heck she wore it,
She wore it for her lover who was far far away
(*)Far away (far away) far away(far away)
(*)Oh she wore it for her lover who was far far away  (*)Repeat
Behind the door her father kept a shot gun
He kept it in the springtime and in the month of May
And if you ask him why the heck he kept it
He kept it for his lover who was far far away
(*)Far away (far away) far away(far away)
(*)Oh he kept it for his lover who was far far away  (*)Repeat
And on the wall she keeps a marriage license
She keeps it in the springtime and in the month of May
And if you asked her why the heck she keeps it,
She keeps it for her lover who was far far away
(*)Far away (far away) far away(far away)
(*)Oh she keeps it for her lover who was far far away  (*)Repeat

ちなみに映画で使用されたものは、サビの部分が
She said it for her lover in the US Cavalry
Cavalry , Cavalry , She said it for her lover in the US Cavalry
だったと思います。
[2001年3月3日 1時26分31秒]

お名前: ノスタル爺    URL
『黄色いリボン』の英語歌詞は、
Round her neck
She Wore A Yellow Ribbon
She wore it in the winter and the merry month of may
When I asked her why the yellow ribbon
She said “It’s for my lover who is far − far a way”
far a way
She said “It’s for my lover who is far,far a way”
far a way
She said “It’s for my lover who is far,far a way”
です。

♪あのこの 黄色いリボン
 誰がくれたか、知らないが……
といった、日本語歌詞もあったんですが、メモが見つからない。

『黄色いリボン』の原曲はアイルランド民謡(「まるいまるい私の帽子」だそうです)で、
開拓者の間で歌われるうちに、歌詞が変わっていったみたいですね。
[2001年3月2日 22時6分54秒]

お名前: KANTANDA   
はじめまして

私も太田さんのお探しのと同じCDを購入しました。
「黄色いリボン」の英語の歌詞をご存じありませんか。
恥ずかしながら,曲(ミッチ・ミラー合唱団)を聴いても
英語を聴き取れません。
どなたかご存じでしたなら,教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

KANTANDA
[2001年2月25日 22時31分38秒]

お名前: GOGH    URL
> 太田さん、こんばん...初めましてでしたっけ?

RESが遅くなりましてすみません。最近書込みがなかったもので...(^_^;)

さて「黄色いリボン」「シェーン」ですが、残念ながらどちらも単独のサントラCDは出てないようです。
ただ最近手に入れた安い露天で売ってるような映画音楽CD「SCREEN MUSIC VOL.2/スクリーンミュー
ジック ベスト20 VOL.2」には「黄色いリボン」ミッチー・ミラー、「シェーン・遥かなる山の呼び声」
オリジナル・サントラが入っていました。あと「黄色いリボン」は「騎兵隊」でも使われています。
この辺は一般BBSの方に書込みしていただければサントラ・ファンの方々が応えてくれると思いますの
でどうぞ書き込んでみてください。(^^ゞ
[2000年3月10日 1時45分47秒]

お名前: 太田 弘   
私の質問は適当ではないと思いますが、次の曲のCDあるでしょうか?
1:シェーンの主題歌 遥かなる山の呼び声
2:黄色いリボンの主題歌 黄色いリボン
この2曲が欲しいのですが、もし心当たりがありましたら、どなたでも
お知らせ願えませんでしょうか・・。よろしくお願いします。
[2000年3月8日 20時40分47秒]

お名前: グリーンベイ   
WHITERIVER さん こんにちは・・・・・・
 「黄色いリボン」「アパッチ砦」「リオ・グランデの砦」いずれの作品にも、監督の人情味溢れる
 演出が見られます。部下に慕われる上官像を学ぶことが出来ます。J・フオードポイントのグランド
 キャニオンが美しく、こうした美しい山々が背景に出てこないと西部劇でないと思ったりした時代
 さえありました。この監督は西部劇の名を借りて人間を描ききっています。だから痛快西部劇と
 一味も二味も違って何度観ても飽きないのでしょう。・・・・・・
[2000年1月19日 8時38分21秒]

お名前: whiteriver    URL
「西部劇」が「劇」ではなく「西部」に重きを置いたとき、間違いなく本作品こそが
最高傑作となる。

ジョン・フォードに導かれ、ウィントン・C・ホックのカメラがとらえた西部は、
まるで美しい絵画である。
西部が見せる朝・昼・夜、そして太陽・雨・雷…。そんな景色に騎兵隊が実に良く映える。
砦の朝が出色。かじかむ手に息をかけ、冷えた肩をマントで包む老大尉。
ひしと体に感じられる寒さの感触。そのカメラは砦の気温さえもとらえていた。

時にはユーモアたっぷりで、時にはセンチな職業軍人達も実にいい。
人間らしい温かさで溢れている。

派手なアクションもない。早撃ちガンマンも登場しない。
しかし、これもまた「西部劇」なのである。
[1999年11月7日 20時53分32秒]

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