作品名: アパッチの怒り - |
あの流麗なほど抒情的で上品な恋愛映画の名手、ダグラス・サークが撮った ロック・ハドソン主演の西部劇。それゆえにか、猛々しい西部劇ではなく どこかよく言えば繊細、悪く言えば少しパワー不足の西部劇だった。 だが全編に西部の美しい瑞々しさがあって、さすがサークとは思うが ローマ史劇を撮った彼の「異教徒の旗印」もそうだったが、こういう 男気世界の映画はどちらかというとサークは不向きな印象も持った。 やはりダグラス・サークは西部劇よりは恋愛映画の方が見事だと思う。[2002年1月16日 11時41分20秒]