ロイ・ロジャースの映画は、あまり日本には紹介されていないので、私は「進め幌馬車」
しか見ていませんでしたが、最近 PDClassic のDVDで見たので投稿します。
原題は「My Pal Trigger」で1946年、即ち終戦直後の映画です。
彼がデビュー当時から愛馬として使っていたトリガーという白馬の生まれてからの話が
主体ですが、トラブルがあるに拘わらず、馬でも子供が産まれるとなると皆がそれを助ける
シーンが西部らしさを象徴していて楽しいです。代表的なB級西部劇で、如何にも八百長的
な競馬もありますが、アメリカらしさに溢れた映画です
ロイの唄はカントリー・ソングとしては1930〜40年代のポップス的なので、今の人には
生ぬるいかも知れませんが、当時はシンギング・カーウボーイとして随分有名でした。
やはり歌だけではなく彼の馬の扱いがうまい所が買われたのだと思います。ただ、時期的に
仕方ないのかも知れませんが、オールド・ファンとしてはサンズ・オブ・パイオニアーを
初め、全体的に歌が少ないのが残念です。とは言っても脇役のジョージ・ギャビー・ヘイズ
が面白いし、ロジャースの実際の奥さんだったデイル・エヴァンスの歌も聞けます。
[2006年5月6日 15時17分12秒]