ＢＢＳで話題になりましたが、まだ作品別にはないようなので、僭越ながら書き込ませ
ていただきます。

主演はジェームズ・コバーン。ブレイク・エドワーズ・プロの作品です。
全編をロジャー・ミラーの歌でつづるスタイルは「キャット・バルー」風。
コバーンのとぼけた味は「電撃フリント」風。
やたら銃をぶっ放し、扉やシャンデリアや家具などをぶっ壊すのは「ワイルド・バンチ」
をねらってのことでしょうか。

物語は、ジェームズ・ウィットモア隊長の騎兵隊が金塊を輸送しているのですが、部下
のクロード・エイキンスが、ロイ・ジェンソン、ティモシー・ケリーらと組んで強奪し
ます。
ケリーはすぐに分け前を要求しますが、ジェンソンはほとぼりがさめるまで待てといい、
金塊をメキシコ国境近くの水溜り（これを井戸というのには無理がある）に隠します。
ところが、賭博師のコバーンが、ひょんなことからそれを知り、保安官のキャロル・オ
コナーも加わって、金塊をめぐるドタバタ劇が展開することになります。

“二挺の銃の逸話”は、ホテルのフロント係ジョージが語ります。
ジョン・ウェスリー・ハーディンとビル・ロングリーに所縁のある拳銃だと。

僕は不勉強にして、ハーディン（ロック・ハドソンは「決闘！一対三」で演じてのです
ね）もロングリーも知らないのですが、ボブ・ディランの歌の“ジョン・ウェスリー・
ハーディング”とは関係ないのでしょうか。

[2004年7月1日 11時28分19秒]