作品名: 許されざる者(59) -


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お名前: JOE   
淀川長治氏の著書によれば、リリアン.ギッシュの方がB.ランカスターよりも
抜き打ちは速かったそうですね。昔、本職に習った事があるらしい。
ハリウッド黎明期、ギッシュの余りの美しさにカメラが思わず寄って行ったのが
クローズアップの起源だそうです。これもヨドチョーさんの受け売りです。
[2008年5月28日 21時44分9秒]

お名前: ママデューク   
タイトル・バックの赤い色が、血塗られた結末を暗示するようだ。
女が主人公になると陰惨な怨念の世界になってしまいますね。
オードリの扮装もマニッシュでストレートなロングヘア、
ゼブの娘なんかと比べると、最初からインディアンの気配がします。
インディアンへの憎しみが全篇に満ち溢れているのだが、
何故かベンはポーチギューを雇い入れていて、弟のキャッシュになじられると、
俺の決める事と一喝する。しかし彼がレーチェルの髪に触れようとすると激怒するのだ。
バート・ランカスター扮するベンは中庸な人間に見えるが、
インディアンが妹を取り返しに来た時、いとも簡単に、もう一人の弟、
D・マクルアに撃てと命じる。
親子二代に亘る因縁は、悲劇のラストへ突入する。
果たして「許されざる者」は誰なのか?インディアンの子を盗んだ親なのか、
兄を撃たなければならかったレーチェルか、
はたまた運命の子と最後に結ばれるベンなのか・・・?
[2008年5月4日 8時34分31秒]

お名前: ノスタル爺   
ノイローゼになったのは、母親役のリリアン・ギッシュですね。
オーディ・マーフィのガン依存とアルコール依存は、ハリウッド・スターとしての重圧でなく、
第二次大戦のトラウマです。
24の勲章をもらった英雄ですが、ドイツ兵を200人以上殺していたら、精神的におかしくなり
ますよ。
寝る時は、実弾入りの拳銃を常に枕元に置いていたそうです。
悪夢にうなされて、拳銃をブッ放すのは日常だったと、二番目の妻パメラが手記に書いています。
[2006年8月25日 17時57分20秒]

お名前: ウエイン命   
乗馬の得意な若者がJ・ワイズマンを追跡するところ、走りながら替え馬に乗り換えるシーンがあり
ますネ、カッコ良かったなー、凄いスタントですよね。ところで、A・マーフィーがA級西部劇の助
演と云うのは大変珍しいことでしたが、そうとも思えないんですけど、何か彼でなければいけないこ
とでもあったんでしょうかね。
この映画の撮影裏話を何かで見たことがありますが、彼は本物のガンマニアで始終銃を手放さず、し
かも休憩時間になると、共演者の誰かれ構わず銃を鼻先に突きつけ、空砲を詰めたもう一丁の銃を背
中の後ろでぶっ放して、ビックリさせては喜んでいたそうです。悪ふざけで片付けるにはあまりに悪
質だったようで、ノイローゼになった人もいるそうですよ。あのベビーフェースとは裏腹に、結構壊
れた人だったんだなーと思いましたが、結局アルコール依存症だったようですネ。
最近も、M・ギブソンが酔っ払い運転で逮捕されアルコール依存症だと報じられましたが、ハリウッ
ドスターってなんであんなに簡単にアルコール依存症になるんでしょうかね。やはり虚栄の都、生き
馬の目を抜くところなんでしょうか、随分ストレスがあるのかも知れませんネ。
[2006年8月23日 18時28分27秒]

お名前: 結城 優   
先日NHK BSでやっとこの映画を拝見しました。
ジョン・ヒューストンが駄目になってしまったと言いますが、なかなかどうして差別と家族と
愛情の狭間で必死に生きようとする西部の男達には、刮目して見るべきものがあったように
思います。当時としては差別問題をもう少し掘り下げたかったのだと思いますが、
現代としては、生きる事の根本的な意味合いを問う様なこの作品に、むしろ興味を覚えました。
[2004年6月27日 21時31分34秒]

お名前: 名なし   
最近BSで見ました。
ランカスターは差別する側の方が合っているような気がしますが..。
ところで、
字幕スーパーで「インディアン」が「先住民」となっていたのにズッコケました。
禁止用語になったのは知ってましたが、これだと緊張感が全然伝わって来ない。
もし吹替版でランカスターが「先住民が..」と言ったら、その場でスイッチ
切るでしょうね。
このままだと、西部劇とマフィア映画のセリフはすべて禁止用語になっちゃいますね。
[2003年9月6日 10時51分37秒]

お名前: ノスタル爺    URL
最近読んだ本の中で、監督のジョン・ヒューストンがこの作品について語っている個所が
あったので転載しますね。
「わたしは、マドウの脚本に、彼やヘクト=ヒル=ランカスター・プロが最初に考えたよりも
シリアスな、しかも、よりすぐれた映画になる可能性をみていた。
わたしはそれを辺境の町の人種的不寛容の物語に、共同社会の“モラリティ”の実態に
対する批評に変えたかった。しかし、彼らが望んでいたものは、残念ながらわたしが
最初に作る契約をしたもの、すなわち、大活劇映画だった。
この両者の意図の食い違いが問題になったのは撮影開始直前で、わたしは彼らの意向
に従うという大きな過ちを犯したために、映画作家は自分が信じるものしか作るべきでない
という信念にそむく結果になった……。その瞬間から、この映画はだめになってしまった」

 当時、アメリカでは公民権運動が盛り上がった最初の時期にあたり、ヒューストンは、
開拓時代のテキサスの、インディアンに対する根強い、いわれなき偏見をテーマにした
大きな問題作にするつもりだったようですね。
 ところが、ユナイテッド・アーティスツとバート・ランカスターが望んでいたのは、 
興業的にヒットする娯楽大作だったようです。
 この両者のボタンのかけちがいが、結局、中途半端な内容になったような気がします。
ヒューストンが意図した作品になっていれば、西部劇史に残る大傑作になっていたかも
しれず、残念です。
[2002年3月9日 21時47分37秒]

お名前: ja_aj    URL
てゆーかー、某所でケイリー・グラント&デボラ・カーの “めぐり逢い” を
歩けないことを否定しまくりで後味悪かったー
みたいなこと言ってた人いたけどー、
この “許されざる者” は ja_aj 的には
インディアンの血を否定しまくりーって印象受けて
イマイチ後味よくなかったかもー? (-o-) ボソッ
お兄ちゃんが妹をかばったのも人種差別反対ーって感じじゃなかって
単に妹への愛情でーって感じのが強かったしー‥

=з=з
[2001年10月19日 18時43分38秒]

お名前: marineflat   
この映画、恐ろしい場面が3箇所ありました。母親が馬の尻をたたいてサーベルの男を縛り首にする場面、
インディアンの平和の死者を、ランカスターが射殺させる場面、ヘップバーンが実兄のインディアンを
射殺する場面。全て殺される理由のない者が殺されている。いわば彼らはみな被害者。
この映画で悪いのは母親なんですよね。
ハップバーンさらいの事実が知らされないままストリーが展開するので、なかなかよめなかったです。
大体西部劇は勧善懲悪ものが多いのですが、この映画は西部劇としては異色でしたね。一体何が正義
なのか。
何が正義か解らないのは、イーストウッドのリメークも同じですね。
B級西部劇のスター、オーディー・マーフィーは確か若くして飛行機事故でなくなったんですよね。
中年のマーフィーも観たかったものです。
[2001年4月3日 8時24分0秒]

お名前: ワード・ボンド   
終戦っ子さん、こんにちは!
全く同感です!この映画のピアノは、文化の違い、価値観の違いの象徴として使われていると
思います。冷戦の終結に伴い、今日も、世界の至るところで民族間の紛争が絶えませんが、根
っ子はこの映画に描かれているものと全く同じだと思います。
異なる民族が、同じ生活圏を持った場合、お互いの文化、価値観、宗教などを理解しようとせ
ず、とにかく排除しようという行動に走り、無益な殺し合いに発展してしまいます。これは人
間の業なのでしょうか。時代は変わっても人間の行動はなにも変わらないように思えます。
[2000年12月21日 12時42分14秒]

お名前: 終戦っ子   
ワード・ボンドさん、こんにちは。素敵なお名前ですね。
許されざる者ではピアノを弾いて、インディアンを威嚇するところがありました。

ローラ・インガルス.ワイルダー作「大草原の小さな家」には インディアンは言葉の通じない、
奇妙な服装をした(裸です)、気味の悪い訪問者としてかかれています。正直な描写です。
しかし別の映画エメラルド・フォレストでは主人公は南米のインディオの味方となって白人と
戦います。

私は インディアンと白人が誤解を重ねて、無益な、狂気に満ちた戦いに突入していくという
設定があってもいいとおもうのです。イーストウッドの同名の映画では保安官が悪玉という設定であったように。
[2000年12月20日 22時48分38秒]

お名前: ワード・ボンド   
11月27日(月)にBS2で放映されるそうなので書き込みしました。
92年に同じ題名のクリント・イーストウッドの作品がアカデミー賞を
獲得しましたが、作品の格としては、こちらの方が上だと思います。
原題名では、こちらには定冠詞(the)が付いています。
オードリー・ヘップバーンが出演した唯一の西部劇ですが、撮影中に
落馬事故を起こしたりして、公開前に話題になったことを憶えていま
す。プロローグでオードリーが馬に乗って柵を飛び越えるシーンがあ
りますが、ハラハラして観たものです。製作も兼ね、主役の長兄を演
じるバート・ランカスターより、次兄を演じるB級西部劇のスター、
オーディー・マーフィーや、インディアンとの混血児(?)を演じる
ジョン・サクソンらの方が印象深かったことを憶えています。
オードリー・ヘップバーンの美しさは輝くばかりで、彼女のファンに
はたまりませんが、暗い過去を背負っているという実感が湧きません。
しかし、この映画で最も重要な役は、気丈な母親役のリリアン・ギッ
シュと、不気味なサーベル男、ジョセフ・ワイズマンでしょう。
話は変わりますが、前述しました92年のイーストウッドのアカデミー
賞受賞は、西部劇復活を熱望する者としては嬉しかったのですが、正直
なところ、これでアカデミー賞が取れるなら、アカデミー賞をあげて
いい西部劇は他にもいっぱいあるぞ…と思ったものです。
[2000年11月20日 17時42分32秒]

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