作品名: ミズーリ横断 -


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お名前: グリーンベイ   
 MGMのキング、クラーク・ゲーブル西部劇の一本ですね。インデアンの扱い方が、「折れた矢」から
 良心的な人種観に基づいた新しい風潮が生まれたわけです。そんな背景のもとウエリアム・ウエルマン
 監督のこの作品は、所謂、クラーク・ゲーブル西部劇として、他の作品と変わり映えしない出来ではあ
 るが、会社から監督に色々とクレームがつき、かなりの短縮版で公開を余儀なくされた経緯があったよ
 うです。本来、監督が狙ったドキメンタリー・タッチが骨抜きにされたことも考えに入れる必要がある
 この作品は51年の製作ですが、当時、西部劇は商業的に採算のとれる映画だったので、各社、大スタ
 ーのネームバリューと西部劇的テーマを安易に結びつけスケールは大きいが、しかし、凡庸な作品が多
 く作られた中では、この「ミズーリ横断」は、スター クラーク・ゲーブルの才能の光った作品と受け
 止めています・・・。双葉十三郎氏は「独善主義が気になって仕方がない」まあ標準程度と評している。
[2001年6月30日 0時5分23秒]

お名前: はせべひろし   
まず予告編に感動した。広大な草原で、インディアンの酋長と出会い、馬上で手をゆっくり振りながら、
挨拶を交わすクラーク・ゲーブル。その時流れる曲がまたいい。「アクロス・ザ・ワイド・ミズリイ…」
名匠と聞くウィリアム・ウェルマンが、ついに名作を送り出したのかと、期待イッパイ。封切り初日に、
映画館に飛び込んだ。しかし、本編は肩すかし。全体に冗長で、とくに、最後の対決では、弾をこめるの
が間に合わないゲーブルが、掃除棒を発射して、これがインディアン(リカルド・モンタルバン)の胸
を貫きザ・エンド。ゲーブル西部劇の例にもれず、大作風な凡作だった。それでも、いまだに、あの名曲
を聞くと、クラーク・ゲーブルの姿が浮かぶ。それも、本編の薄汚い猟師ではなく、予告編のさっそうた
る姿だ。やたらと不幸続きの、ジェームス・スチュアートの顔なんて、マクラグレン”不肖の子”監督
の顔ともども思い浮かばない。
[2001年6月29日 17時24分26秒]

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