作品名: 明日に向かって撃て -


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お名前: ノスタル爺   
当初のキャスティング案は、ブッチ・キャシディがスティーブ・マックィーンで、
サンダンス・キッドがポール・ニューマンだったそうです。
大森監督が書いた西部劇情報は又聞きが多く、誤りが多いですよ。
その頃、マックィーンはレース(カー&オートバイ)に狂っており、アクション映画には
興味がなかったみたいですね。
その結果が、『栄光のル・マン』(1971年)と『栄光のライダー』(1972年)の製作と出演です。
[2007年1月25日 19時27分57秒]

お名前: ウエイン命   
大森一樹監督が「サンダンス・キッドは当初マクィーンが演る予定だった」と本に書いていました。
事実だとしたらマクィーンもさぞ残念だったに違いありません。ハリウッド製TV番組「スター物
語」によれば、彼はかけだしの頃「傷だらけの栄光」の主役をP・ニューマンと競って破れた上に、
生活のため端役で出演せざるをえなかったと云う屈辱を味わったことからニューマンへのライバル心
は相当なもので、今に見ておれと云う強い気持を抱いていたそうです。「シンシナティ・キッド」の
共演者K・マルデンは彼を評して「恐ろしいくらいの野心のかたまり、いつもピリピリして、人を見
れば食ってかかっていた。周りはすべて敵のようだった」と(云うような意味のことを)云っている
ほどです。
そんな彼にとってはニューマンとの直接対決で積もり積もった鬱憤を晴らせる絶好のチャンスだった
わけですよね。実現しなかった事情ははっきりしませんが、とにかく「ニューマンを見返す」と云う
彼の宿願は「タワーリング・インフェルノ」まで持ち越されることになったわけです。それがレッド
フォードの出世作となるんですから人生何がどうなるか分からないものですよね。尤も、大森監督は
「レッドフォードのはまり役」と云うその後の世評には大反対であくまでマクィーンであるべきだっ
たと云ってますが、どうでしょうかね。全然違ったキッドになったことは間違いありませんけど。で
も「タワーリング・インフェルノ」ではものの見事にニューマンを喰ってマクィーンも少しは落ち着
いたんじゃないでしょうか。
[2007年1月21日 6時53分58秒]

お名前: ウエイン命   
これはもう画期的でしたネ。勿論、従来の正統西部劇とはかけ離れてはいますが、公開当時私も青春
まっさかりでしたからフィットしましたネ。まさに眼からうろこでしたよ。しかも、J・R・ヒルの
前作はJ・アンドリュースの「モダンミリー」や「ハワイ」ですよ。箸にも棒にもかからない凡人だ
と思っていましたからそっちの方でもビックリでしたネ。
ラスト、いいですよね。秀逸な邦題とピッタリでした。プロの評によると、アメリカン・ニューシネ
マのポイントの1つは、当時の若者の奥深い挫折感の反映として、若者の死んでゆく姿をどのように
描くかにあったんだそうで、この映画と「イージーライダー」こそがその先鞭をつけたと云うことの
ようです。となると、この映画はニューシネマに道筋をつけた功労者であると同時に、滅び行く伝統
的西部劇に引導を渡す先駆けになったにっくき張本人と云うことにもなりそうです。
ところで、この映画ではレッドフォードがニューマンを食ってしまった、と云うわけで次の「スティ
ング」ではニューマンの出番が圧倒的に多かったですよね。「スティング」については’74年に「マ
ックQ」のPRのために来日した我がウェインが記者会見で、「あれはグッドジョブだった。ヒル監
督とはまだ会ったことはないが是非一緒に仕事をしたいと思っている」と云って高く評価していたの
を思い出します。しかし、この人もなんか尻すぼみでしたよネ。どうなっちゃったんでしょうか。
[2006年8月19日 8時41分51秒]

お名前: 案山子   
先日、NHKBSのアクターズスタジオ・インタビュー「ロバート・レッドフォード
自らを語る」を見ていたら、最初のキャスティングではポール・ニューマンがサンダ
ンスキッドを演じることになっていたそうです。もし、そうなっていたら全く違った
映画になっていたでしょうね。
でも、Rレッドフォードのサンダンスキッド、Pニューマンのブッチキャシディは、
まさにピッタリ。この互いの適役振りが次の「スティング」につながったのでしょう。
監督までピッタリ。
[2006年5月13日 0時27分2秒]

お名前: ジェス   
最近、34年ぶりに34年前と同じ映画館で再見しました。当日は新しく出来た
シネマクラブのオープニング上映という事で昔の映画青少年、少女で盛況でした。
改めて今の時代に見て、ブッチとサンダンスのこりない前向きさに心を動かされました。
ドラマとはゆえ、彼らが無事であれば、ボリビアからオーストラリア、やがて日本で
おたずね者になっていたかも?
[2004年11月7日 1時1分3秒]

お名前: Old Cowhand   
サイトの題名がご機嫌。ワイルドバンチには猛者が他
にもいるので スクリーンには登場しませんが 紹介
してください。(私はJ・ホーランの本しかみてないの
で)津神さんのブッチは南米では死んでは居ない話は
面白いですね。
新しい西部劇と言われてますが フアンにとってはど
んなスタイルでも西部劇の新作が登場するのが嬉いで
すね。
[2004年3月29日 19時53分17秒]

お名前: ブッチキャシディ   
西部劇というカテゴリー超えて、一番好きな映画です。この映画とハスラー観て、
ポールニューマン出演作ほぼ全てみてます。
西部劇の一見単純に見える展開の中に、細かい当時の文化やアウトロー気質があって、観れば観る程
他の西部劇にも愛着わきます。
例えば、初めのサンダンスと雑魚アウトローの一悶着。雑魚アウトローがサンダンスのイカサマを
ほのめかした時点で、他の客が「もう勝てない」のを理由に帰りますが、他の西部劇でもこういう
シーン多くて、色々観てから判ったんですが、帰った客は「撃ち合いが始まる事が判って」帰ったんだなあ、と。遠まわしで皮肉な言い回し多くて、シブい!
[2002年6月11日 20時6分42秒]

お名前: GOGH   
> marineflatさん、こんばんは。(^^ゞ
私も中学生の頃「明日に向かって撃て!」と「イージーライダー」の2本立てを
渋谷の2番館(3番館?)で観ました。アメリカン・ニューシネマの代表作2本立
といったところでしょうか。どちらも反体制(アウトロー)が主人公の映画ですね。
[2001年8月14日 0時19分44秒]

お名前: marineflat   
この頃「モダン・ウェスタン」なんて言葉はやりませんでしたっけ。
皆さん色々な映画と対照されておりますが、私が思い出すのは、
『イージーライダー』。自由の敗北、アメリカの敗北を象徴している
ような感じもしますが、的外れかな。所謂ヒーローではないわけですね。
ブッチとサンダンス。
この映画のもう一つのポイントはバカラックだと思います。まさしく
「モダン・ウェスタン」(そんな言葉あったかどうかはっきりしませんが)
に相応しい、今までの西部劇とちょっと違ったメロディーでした。
[2001年8月3日 21時41分6秒]

お名前: marineflat   
この頃「モダン・ウェスタン」なんて言葉はやりませんでしたっけ。
皆さん色々な映画と対照されておりますが、私が思い出すのは、
『イージーライダー』。自由の敗北、アメリカの敗北を象徴している
ような感じもしますが、的外れかな。所謂ヒーローではないわけですね。
ブッチとサンダンス。
この映画のもう一つのポイントはバカラックだと思います。まさしく
「モダン・ウェスタン」(そんな言葉あったかどうかはっきりしませんが)
に相応しい、今までの西部劇とちょっと違ったメロディーでした。
[2001年8月3日 21時40分52秒]

お名前: 結城 優   
明日に向かって撃て、卒業、俺達に明日はない等々。
昭和30年代後半生まれにとっては、このアメリカの
自由とロマンスが、高度経済成長後の次なる目標のような
思いもあり、現実を見つめられる現代となっても色褪せない
名作のまま残っているような気がします。キャサリン・ロス
には胸がときめきました。
[2001年7月26日 22時38分43秒]

お名前: ワード・ボンド   
終戦っ子さん、こんにちは!
確かにこの映画を初めて見た時、西部劇なのに、見ていてちっとも西部劇という感じが
しなかったことを憶えています。ゴダールやトリュフォーの作品を見ているような、こ
れは「卒業」なども同じですが、一瞬、「アレ、これはアメリカ映画だったっけ!?」
と思ったものです。当時流行った映像表現の、ズームアップやスローモーションの多用
などが、ジョン・フォードがよく使う、仰角フルショットが好きな私には、あまり好き
になれませんでした。しかし、最近ビデオで見なおした時、こういう表現方法も、ちっ
とも違和感を感じなくなっていることに気が付きました。
[2000年12月20日 14時19分9秒]

お名前: 終戦っ子   
アメリカン・ニュー・シネマのひとつ。西部劇なのかギャング映画なのか。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演。
ヌーベル・バーグの影響をうけているらしい映画。

私の英会話の先生は、youらはどのmovie starが好きか?ロバート・レッドフォードか?
と聞いてきましたよ。先生自身(女性)はかれのファンだったのでしょう。

私は3べん見ました。三本立ての映画にいったりすると見た映画も混じっているので。
2回めは退屈しました。しかし3回目は結構よかった。傑作の証拠。

青春時代は、夢と友情と過った現実認識による無茶苦茶な時代。
喜劇か悲劇か。主人公らはアウトローです。若者はすべてアウトローだ。

ポールニューマンは、えーと卒業にでてきた、あの女優さんに向かっていいます。
自転車に一緒に乗ったから、結婚したのと同じだと。
[2000年12月18日 1時27分27秒]

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