作品名: 無頼漢 -


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お名前: ポルカドット   
 先の書き込みで、下から2行目の「所見」は「初見」の誤記です。
[2005年9月11日 22時48分13秒]

お名前: ポルカドット   
 1943年のチャールズ・ヴィダー監督西部劇(原題:The Desperadoes)で、大立者のランドルフ・
スコットを一番にクレジットしていますが、若いグレン・フォードが事実上の主役で、生きのいい格闘
シーンなどを見せていました。コロンビア社初のテクニカラー撮影であり、戦争中の国民や前線の兵士
に、肩のこらない娯楽作品を提供するものだったのでしょう。

 悪党の目をかすめて町に潜入するために、馬の大群を暴走させて町を走り抜けさせ、その一頭にグレ
ン・フォードが体を伏せて乗って町に入ったところで飛び降り、物陰に身を隠すスペクタクル・シーン
がありました。この映画でフォードがかぶっていた帽子は、つばに沿って根本を一周する飾り紐がつい
たもので、馬の背にへばりついている人物は、帽子に隠れて顔の見えない撮影ですが、帽子には飾り紐
がついていました。

 後に、ランドルフ・スコットが強盗団の頭目のビル・ドゥーリンを演じた「オクラホマ無宿」という
映画を見たら、この暴走シーンが使われていました。こちらもコロンビア作品です。今度はドゥーリン
が保安官の目をかすめて町に入る設定で、他の場面ではドゥーリンの帽子には飾り紐がないのですが、
ここで馬にしがみついている人物の帽子には前作同様に飾り紐がついていました。しかし、「オクラホ
マ無宿」だけ見た人はそんなことには気づかなかったでしょう。

 また、「無頼漢」で停車場に汽車が止まっていた場面も、「オクラホマ無宿」に使われていました。
白黒の「オクラホマ無宿」では、これらの場面は他の場面と階調が違っていましたが、所見の人にはこ
れも分からなかったでしょう。
[2005年9月11日 22時44分22秒]

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