作品名: 無法街の決闘 - |
我々団塊の世代のウェスタン小僧が、リアルタイムで観ることの出来た数少ない貴重なスコット西部 劇(と云っても私がそう云ってるだけですけど、スコットがヒーローと云う意味です)の1本です。 後は「賞金を追う男」と「決闘コマンチ砦」くらいしかないんですよ。「昼下りの決斗」はちょっと 違いますものネ。でも、しかし改めて書いてみると、凄いイイのを観てますよネ。昔は一番館、二番 館…とあったので順不同で観てるケースが多いんですが、私はこの映画で初めて動くスコットを見た んですよ。でも「クインキャノン」さんがおっしゃってる、あのボードビルみたいな銃の交換にはビ ックリ。正直云ってスコットにはあんな奇をてらったようなことはさせて欲しくありませんでした。 いつでもどこでも正々堂々と射ち合ってこそスコットですからネ。[2006年8月24日 8時21分29秒]
主演はランドルフ・スコットとフィリス・サクスター。それに結構大物のデイヴィッド・ブライアンが、 スコットと旧友なんだけど次第に対立する仇役だったよ。名射手のスコットが新聞社を開いて健全な言 論を育てようってんで、フォート・ワースの町に帰って来るんだね。だけど西部劇じゃ、ブン屋はボス どもに目の敵にされるってのが通り相場だから、この写真じゃ、話が進むにつれてスコットは、「ガ ンはペンよりも強し」って宗旨替えしたようで、どんどんぶっ放してたような気がするぜ。 細かい内容はすっかり忘れちまったけど、一つ覚えてるのは野外シーンで、馬に乗った悪党が数人、 地面に立ってるスコットとブライアンに短銃を向けてて、正面の悪党が「銃を捨てろ」っていうところ。 スコットとブライアンは、いわれた通りガンベルトから短銃を取り出して放り投げるんだけど、地面に 落とすんでなく、お互いに相棒の方に投げるんだね。だから二人がそれぞれ相棒の銃をキャッチしてぶっ 放して、主客逆転したよ。こんなトリック・シューティングなんて、実際の西部の歴史にゃなかっただ ろうし、映画の中でもこれでしか見た覚えがないね。[2005年10月3日 12時10分43秒]