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お名前: ノスタル爺
クーパーの魅力を調べるために再見しました。
前回観た時は、ウォルター・ブレナンの巧さばかりが目についたのですが、クーパーも味のある
演技をしていますよ。
セリフは上手とはいえませんが、何気ない仕種(クーパーが意図してやっていると私は考えて
います)で心の動きを表現しています。それは、まさに西部男の佇まいといった感じです。
それから、今回気づいたのが、葬儀屋の存在感です。何という役者か知りませんが、バツグン
の表現力を持っていました。セリフがなかったところを見ると、サイレントの役者なのかなァ。
[2005年6月27日 20時6分40秒]
お名前: THE UGLY
何気なくビデオを見返していたら、原作者が毎日新聞夕刊で連載中の逢坂剛「墓石の伝説」のなかで
話題になっているワイアット・アープの伝記作者と同じ、スチュアート・レークだったので驚きました。
生粋の西部物伝記作家だったのでしょうか。
しかし、ワイラー監督は「西部の男」といい「大いなる西部」といい、西部劇の名作を2本も作って
おきながら(しかもタイトルが"The Westerner"に"The Big Country"と、王道中の王道)、
ただ単に語りたい物語が開拓時代の西部の話だったとでもいうかのように、
まったく“西部劇”というジャンルを撮っている意識がなかったのではないかと思います。
でなければ、ラストの決闘を野外でも酒場でもなく劇場に持ってくるようなアイデアは生まれなかった
のではないか?と勝手に想像してしまいます。
他に“ラストの決闘が西部劇らしからぬこんな場所で!”という作品が思い浮かばないので、
はっきりしたことは言えないんですが。
[2003年7月17日 12時59分2秒]
お名前: ワード・ボンド
グリーンベイさん、お久しぶりです!
やっと「西部の男」が登場ですね。この作品は何と言ってもウォルター・ブレナンの
代表作の一つとして大好きな1本です。他にも彼の出演作で忘れられないのは、リオ
ブラボー、誇り高き男、日本人の勲章、遠い国、赤い河、荒野の決闘、打撃王、ヨ
ーク軍曹、北西への道等々枚挙に暇がありません。
そういえば、ゲーリー・クーパーとは名コンビなんですね。ジョン・ウェインやヘン
リー・フォンダと組んでもいい味出していますしね。西部劇ではありませんが、やは
りクーパーと組んだ、打撃王のブレナンなどは、西部劇の時とは全く違うイメージで
多くの皆さんにぜひ観ていただきたいですね。
[2001年8月23日 10時50分26秒]
お名前: グリーンベイ
この作品は、40年サミュエル・ゴールドウイン製作、ウイリアム・ワイラー監督の数少ない西部劇
の一本です。音楽はデミトリー・テオンキン。主演クープそして共演は、ウオールター・ブレナン、
名花ドリス・ダベンポート、あの「駅馬車」のトム・タイラーも顔を出している。
1880年代、テキサスはペゴスの町を舞台に、「首吊り判事」と怖れられた歴史上の人物、ロイ・
ビーン判事(ブレナン)を描いている。彼も人の子、男として死ぬほど恋いこがれた心の恋人、女優
リリー・ラングトリー嬢にひたすら愛を捧げた西部男の人間像をスクリーに描き出している。流石、
ワイラー監督の演出の冴え、至る所に散りばめられている。ブレナンは、この演技でアカデミー助演
男優賞を得ての通り、主演クープを簡単に喰っているのも面白い。観て損のない傑作西部劇である。
双葉十三郎先生は「西部劇ならざる西部劇」と評しております。
[2001年8月5日 18時26分56秒]
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