作品名: 騎兵隊 -


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お名前: 放浪者   
 ジョン・フォード=ジョン・ウェインの「騎兵隊」

 これは監督のフォードの衰えもありますが、素材そのものが「シャーマン(将軍)
 の行進」という南部連合分断作戦という「殺しつくし、焼くつくし、奪いつくす」
 というアメリカ版「三光作戦」だったことも大きいのでしょう。

 ベトナム戦争による反戦気運が盛り上がる前の時代だけに、ストレートに戦争の
 惨さを描くわけにはいかなかった制約もあると思いますね。

 壮年の頃までは「アメリカン・ヒロイズム」を恥ずかしげも無く謳いあげていた
 フォードも老境にさしかかると、アメリカ先住民たちに対する贖罪の色彩が強く
 出てきました。「シャイアン」「馬上の二人」などはその好例でしょうね。

 そうした最晩年の作品への過渡期の作品だけに、食い足りない部分が目立つの
 も仕方がないのかも知れません。
[2003年12月15日 23時9分11秒]

お名前: DUKE   
史上最大の作戦歌詞こちらにあります。
http://www.leoslyrics.com/listlyrics.php?hid=oaATEBe15cY%3D
[2003年12月10日 9時24分31秒]

お名前: ★   
教えてください!!
ポールアンカの史上最大の作戦の歌詞の。1番をしりたいです!
知っていると言う方お願いします!!
[2003年11月20日 22時4分35秒]

お名前: AKAAY1011   
すみません騎兵隊の中で黄色いリボンが唄われていましたか?
あの曲は騎兵隊三部作の黄色いリボンのテーマ曲ですがーーーー。
騎兵隊マーチの事では?
[2002年6月26日 17時48分19秒]

お名前: KANTANDA   
はじめまして

SCREEN MUSIC BEST 20 というCDを購入しました。
「騎兵隊」の中で歌われている「黄色いリボン」の英語の歌詞をご存じありませんか。
恥ずかしながら,曲(ミッチ・ミラー合唱団)を聴いても英語を聴き取れません。
どなたかご存じでしたなら,教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

KANTANDA
[2001年2月25日 22時35分36秒]

お名前: グリーンベイ   
この作品は、監督の騎兵隊三部作に比較して、全体として間延びを感じました。
大スター、ウインとホールデンのキャステングに問題があるのか、撮影時の事情があったのか
はっきり分かりませんが、またエンデングの物足りなさのご意見がありますが、私はあれで
よかったのではと思います。「馬鹿か勇敢か分からないジョン・ウインとインテリの医師
ウイリアム・ホールデン、二人が惹かれるコンスタンス・タワース、彼女は最後にウインに
好意を持ちますが、女性の扱い方の下手なウイン。彼女の目の前で、スカーフを首に巻くぐらい
きり愛情表現の出来ない「いじらしさ」そして間一髪危険を逃れたウインを確かめホットする彼女
このラストは素晴らしい演出だと救われました。
[2000年11月12日 0時3分17秒]

お名前: J.W.   
ユウジさん,ノスタル爺さん,こんにちは。

フォード映画の本質はホーム・ドラマであるという点は多くの人達が言ってい
る事でして,特に蓮實重彦氏の本は、ユニークな観方が多く、読んでみる価
値があると思います。それで思い出しましたが,彼がフォード映画の例外的
エプロン姿として三つあげたのは何だと思いますか?

 それは、「長い灰色の線」の給仕役(タイロン・パワー)、「騎兵隊」での軍医
(ホールデン)と「リバティ・バランスを射った男」におけるジェームス・スチュア
ート(食堂の手伝いをしていました)でした。で、それが何を意味するかという
と....忘れました。

 私が,「騎兵隊」を初めて観たのは,中学生ぐらいの頃ですが、その時も
ウィリアム・ホールデンは場違いで,ウェインとの相性が良くないと感じたもの
です。なにしろ彼は当時「慕情」「ピクニック」で売れていた二枚目という認識
しかありませんでしたからね.製作者は先ず最初にフォード監督と契約し、つ
いでウェイン,ホールデンの順でオファーしたとか。

今,思うとビルも外様の立場で良くこの役を引き受け、がんばっているのです
が、私,一西部劇ファンの気持ちとしては,もっとウェインを中心に展開してくれ
かなーという思いの方が強かったです。

 ノスタル爺さんの言われるように、ホールデンをメインに,ウィドマークをという
配役も確かにあり得る方法です。しかも、次作の「アラモ」でのジム・ボウイ役
はホールデンが最初予定されていたとか。でも「騎兵隊」でのコンビの悪さに
リチャード・ウィドマークに変更されたらしい。

 逆にメインをウェインと考え,軍医役に誰が良いか考えてみるのも楽しいです
ね。ウィドマークが軍医というのもインテリの彼に合っているかも。でも「アラモ」
みたいにウィドマークの方が目立ってしまうか。そうそう,後年「ワイルド・バンチ」
でビルと共演し、良い味を出したロバート・ライアンはどうだろう?

投稿日:- 2000/08/04(Fri) 11:25:41
[2000年8月4日 22時51分6秒]

お名前: ノスタル爺   
みなさん、こんばんは。

 『騎兵隊』に関しては、疑問に思ってることがあるんですよ。
 それは、ジョン・ウェインとウィリアム・ホールデンの組合せがよかったか、ということなんです。
 当時の格からみたら二人は同等。それで結局、お互いが譲り合う感じで、J・フォードの演出にも
 遠慮が感じられるんです。
 後年、『アルバレス・ケリー』を観た時、ジョン・ウェインでなくリチャード・ウィドマークが
 ホールデンの相手役だったら、『騎兵隊』はもっと面白くなったんじゃないかと、ふと思ったんですよ。
 マーロウ大佐の性格をもっとウィドマークのキャラクターにあわせ、ホールデンを主役として明確に
 位置付けたら、ホールデンが南軍負傷兵の治療するために敵地にとどまるラストが、もっと良くなったと
 思うんです。(あくまでも、想像ですけどね)
 だけど、ウェインの代わりにウィドマークというのは考えられないことではないでしょう。
 『馬上の二人』で、J・フォードはウィドマークとジェームズ・スチュアートを組合せてますからね。
 
投稿日:2000/08/02(Wed) 22:27:05
[2000年8月4日 22時49分4秒]

お名前: ユウジ   
>J.W.さん はじめまして
とても興味深く拝読しました。ありがとうございます

西部劇映画も奥が深いですね
フォード映画における“ホーム”についての分析など、非常におもしろいです。
このBBSに登場される皆さんほど西部劇は見てませんが、映画ファンのはしくれ
としていくらかは鑑賞してます。それらを振返って、J.w.さんの解説と照らして 
ナルホドと頷きました。

アステアのミュージカル映画なら、誤解が解けてハッピーエンド!という形で
終らないと収まりがつかないように、西部劇もエンドマークでストンと心に落ちる
といいますか、落ち着くべきストーリー展開や約束事、美学(ミュージカルほど
安直ではないですが…)がどこかしらあるのかもしれませんね。

これからいろいろ見て、西部劇を楽しむ目を豊かにしたいです。

投稿日:2000/08/02(Wed) 21:43:36
[2000年8月4日 22時46分51秒]

お名前: J.W.   
ヒロインのエプロン姿は、「騎兵隊」でもあったことを思い出し
ました。コンスタンス・タワーズが、確か看護婦としてエプロンを
していたような? でも、いわゆるホームという感じではないん
ですよね。南北戦争で転戦する部隊が主役では、帰って来る砦が
なく、フォードらしさが発揮し得なかったとも言える.唯一、
ミリタリー・スクールの少年兵とその母親のエピソードは、
フォードらしく微笑ましかったですね。

投稿日:2000/08/02(Wed) 12:57:52
[2000年8月4日 22時44分36秒]

お名前: J.W.   
GOGHさん、こんにちは。ユウジさんはじめまして。
若い(多分)ファンが「騎兵隊」を楽しんだという事で
我が事のように嬉しいオールドファンのJ.W.と申します。
確かにこの映画は,並みの西部劇ではなく,時代考証
(騎兵隊の装具など)もしっかりとした当時としては大作
と言えます。ただし、フォード監督がややくたびれ始めた
(64歳)頃であり、見てもらいたい作品はそれ以前に沢山
あるという事も認識しておいていただきたい。
なんて年よりめいた事を書いてしまいました。それはともかく、
この映画のエンディングはGOGHさんのいうように確かに
中途半端でした.リンゼイ・アンダースンの「ジョン・フォード
を読む」では,こんなことが書かれています。
 ”騎兵隊が凱旋行進して行くフィナーレが設定されていた。
しかし,撮影後半にフォードの長年の親友だった老スタントマン
を事故で失ったショックや,元々この仕事そのものに意欲を
喪失していたこともあって,フォードは中途で撮影を打ち切り、
ラストシーンを撮らなかった.(また,例の我侭!)”
確かにこの映画は,従来のフォード映画の核となっている
ホーム(騎兵隊3部作では、砦あるいは軍隊そのものがホーム
であるし、あの捜索者ですらデビーを連れ帰るべきホームが
あった、あるいはヒロインの白いエプロン姿...)がない点で
散漫で大味な感じがするのは否めない。
また、公開当時、話題になったのですが、タイトルバックで隊列
をパンで追っていたカメラが正面で止まった時、一寸フレームを
上下に修正したというのでフォード老いたりと感じたものです。
(こんな事で騒ぐなんて平和な時代でした)
ジョン・ウェインは当時52歳くらいかな。4〜5年後にガンが
発見されるんですが、「リオ・ブラボー」「コマンチェロ」「アラモ」
「史上最大の作戦」など、まだ、若若しい動きが出来た最後の
時代でしょう。しかし、監督があまり熱中できない映画では、
ウェインも困ったでしょう。
どなたかも言っていましたが、フォード映画は一つの大きな作品
群としてみるべきで、単発的では、本来の楽しさが味わえないのです。
ぜひ、沢山のフォード映画を若い人達の見てもらいたいのですが、
痛快娯楽西部劇としては、騎兵隊のほか、リオ・グランデの砦
や3人の名付け親をお薦めしたい。

投稿日:2000/08/02(Wed) 11:26:14
[2000年8月4日 22時42分37秒]

お名前: GOGH   
気に入っていただいたようで嬉しいですね。ヽ(^。^)ノ

そうそう、この映画、最後がちょっと尻切れトンボというかおかしいと
いうか物足りないんですよね。公開時にカットされたのかな?
デレクターズ・カットなんてぇのがあったら見たいですね。

投稿日:2000/07/31(Mon) 01:15:51
[2000年8月4日 22時40分27秒]

お名前: ユウジ   
先日、GOGHさんとノスタル爺さんにご教示いただいた映画のうち、『騎兵隊』を借りてきて、
さっき見終えました。ありがとうございました とても良かったです!

それぞれのエピソードもいい。ウェインはこの時いくつぐらいだったのかな?脂が乗り切っている頃
(或いは少し峠を越えたか?)ぐらいなのかな?
テーマ曲が大好きで、サントラの男性合唱の歌声の録音が手元にあり、この10年何度も聴いていたのに、
なぜ今日まで映画のほうをみなかったのか不思議です。

ホールデンもウエインとしっかり四つに組んでいましたねえ。
ウェインの押せ押せムードというか、使命に忠実な人物像と、ホールデンの理性的というか、人道主義と
いうかヒューマンというか冷静な人物像が 奏でられていて、後半で、女性もふくめ、これら登場人物が
そうした類型的・紋切り型の人物像に収まらないところが面白い。

欲をいえばあと30分延長してほしかったかなあ・・・
南北戦争期の南部が舞台だけに『風と共に去りぬ』の雰囲気もありました。
もう、なんだかまとまりませんが、ゴキゲンなのでありますっ。ありがとうございました。 

投稿日:2000/07/30(Sun) 22:08:39
[2000年8月4日 22時38分31秒]

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