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お名前: ウエイン命
この映画で最も秀逸なのはオープニングでしょう。ちょっと実況します。
セピア調の画面にナレーションが被ります。
1909年、黄金の時代。文明の波は欧州からアメリカ東部へと及びNYは世界の大都市に肩を並べた。
アインシュタインの相対性理論を初め科学は次々と世界を驚かせた。メトロポリタン歌劇場ではトス
カニーニが指揮棒を揮い、ブロードウェイではバリモア一家が人気を博した。
(ここで音楽がガラリと変わります)
だが西部は依然として殺伐とした世界、ジェロニモが騎兵隊と戦い男達は拳銃で決闘を繰り返してい
た。(中略)
東部では最初の劇映画「大列車強盗」が完成、その頃西部では本物の強盗が行われようとしていた。
ここでブーン一味がウェインの孫を誘拐に向かう場面になり、メンバーが1人づつ紹介されます。同
時に画面が段々とカラーになり本編に入って行くと云うわけです。
J・シャーマン監督、どこにこんな才気があったのかと思いました。でも、云われてみれば確かに
2004年のJ.W.さんのご指摘のような点はありますね。A・V・マクラグレンならもっと良かったかも
知れません。それはそれとして、私、結構好きですけどね、この映画。撃ちあいは迫力あるし、自動
拳銃やオートバイは出てくるし、M・オハラは出てくるし。C・ミッチャムなんかすごく良かったん
じゃないですか。そう云えば、彼は「大いなる決闘」でも良かったしその後の活躍を期待してたんで
すけど、どうしちゃったんでしょうネ。
ただウェインがあちこちでスタンド・インを使っているのには、よる年波から仕方ないんだと分かっ
てはいても何とも寂しい限りでした。
[2006年8月13日 19時38分6秒]
お名前: marineflat
息子役が自分の息子とミッチャムの息子、孫が自分の孫、別れた妻がモーリン・オハラ。キャスト
だけ見ても正しくデューク一家ですね。
二人の息子は父親には全く歯が立たないのに、誘惑犯や身代金の横取を狙う輩に対しては勇敢に
戦うのだから、父親はよほど凄いのでしょうね。やはり伝説の人なのか。
エルマー・バーンスタインの音楽は、「荒野の七人」とリズムが殆ど同じでした。
[2005年4月14日 1時25分28秒]
お名前: J.W.
当初のタイトルは「100万ドルの誘拐」だったそうだが、それがいつのまにか「ビッグ・ジェイク」となったという事からして本作品の成立経緯は何だか混乱していると思うのは私だけでしょ
うか。
どうもいつものジョン・ウェイン映画らしからぬ感じがしてならない。
冒頭の無抵抗な牧場の人たちを殺害していく残酷シーンからして、ダーティ・ハリーの脚本家に
よるものと聞けば1971年という製作年度では仕方がないともいえるが、ウェイン映画で
こんなシーンは有りかよと思ってしまう。ウェインも時代の流れには負けたということか.
モーリン・オハラも最初の何場面かに出たきりで、ラストシーンにも現れないのはどうしてか?
ボビー・ビントンは助かったのかどうか、彼も消息不明のままだ。
一番納得できないのは、ブルース・キャボットやドッグ(ウェインの愛犬、ドッグという名前?)
の犠牲のおかげで事件が解決するのに、彼らに対する何のリアクションも見られないこと。
とにかく、途中で無理やりカットされたかのような不自然な終わり方なのである。
ウェインの役は完全に伝説の人で、何度も会う人から”もう死んだと思っていた”とびっくり
されるのが面白いが、この後の「11人のカウボ−イ」では殺され役であるし、何となく
縁起悪い感じ?。ウェインの気力が弱まり、自分の思うような作品に仕上げることが出来なかった
のではというのは考えすぎであろうか。
そういえば。相手役のリチャード・ブーンと再度競演するのは、遺作の「ラスト・シューティスト」
だった。
[2004年4月25日 21時25分49秒]
お名前: kenji
1つの銃声で3つ撃つとゆう映画を誰か知りませんか?
あと馬の背中に敷いてある鞍を背中に担いで手を離して落ちる間に拳銃を抜き拳銃を収めまた落ちそうに
なっている鞍をつかむとゆう西部劇を知っていたら教えてください
[2001年9月17日 14時55分21秒]
お名前: グリーンベイ
71年ジョージ・シャーマン監督作品。この作品は、デユーク一家の西部劇として取り上げます。
これはデユークのパトジャック・プロ製作、長男のマイケルがプロデュース、次男のパトリックに,
三度目の結婚で生まれた息子のイーサンが出演している。こうくれば、御大の奥さんの役どころは、
どうしてもオハラでなければならなかったのでしょう。このコンビは、「リオグランデの砦」に遡る。
二人は「ガンコ」と「勝ち気」のぶつかりあいから、別居夫婦でした。この作品でも同様です。
あれから20年も経ち、二人はじいさん、ばあさんではあるが、さすが良い歳をとっている。
物語は、女手一つで切り盛りする大牧場を、悪どい山賊一味に襲われ孫を人質に100万ドルの身代金
を要求される。彼女はここで仕方なく別居中の夫に、不本意ながら救出のお願いをせざるを得なくなり
手紙を出す。帰ってみると、息子たちは父親には歯が立たず、頼りない存在でした。度重なる父親の力
を見せつけられた末、孫の救出に成功する。最後に親子の満面の笑みで THE END となるが、
映画の中でのデユーク親子の笑みが、現実の彼自身の笑みとダブッて映り感激でした。オハラは特別
出演者扱いになっているが、オハラが顔を出すことによって、デユーク一家を強く印象ずけるに必要
だったのでしょう。これは肩の凝らないジョン・ウエイン西部劇の一本として、哀惜の念をもって鑑賞
致しました。
余談ですが、デユークの病状がかなり悪化した晩年のある日、彼女がデユークの家を尋ねるとヂューク
は大喜びし、彼女に泊まっていくようにすすめ、結局、二三日泊まっていったこと。また彼に議会名誉
勲章が贈られることになった時、熱弁を振るってその功績をたたえたのは、モーリン・オハラだったと
彼の伝記「ジョン・ウエイン」ドナルド・シエパード著に記してあります・・・。
[2001年3月15日 17時54分26秒]
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