作品名: オクラホマ無宿 - |
ポルカドット様 『オクラホマ無宿』は、有名なビル・ドーリンの映画という事もあり、当時、放映を心待ちにしておりました。 この作品の一年前にスコットは、『Return of the Badmen』(本邦劇場未公開。 テレビ放映タイトル:ブラック・ストーンの決闘)で、ビル・ドーリンを捕らえる側をやっておりました。 この『ブラック・ストーンの決闘』も見ましたが、断片的な記憶しか残っていないので紹介出来ないのが 残念ですが、ランド・ラッシュが再現されていたのが興味深かったですね。 『ブラック・ストーンの決闘』は、ビデオ発売されたことがあるようですね。[2006年10月2日 20時40分10秒]
この映画は私も見ました。ドーリン一味は、ジョン・アイアランド、ノア・ベアリー・ジュニアなど、 個性的な顔ぶれでしたね。 何しろ半世紀前の鑑賞だから記憶が薄らぎましたが、一つ覚えているのは酒場の場面です。一味が骨 休めしている時、ジョージ・マクレディらの保安官の一隊が迫っている、という知らせを首領のドーリ ンが聞きつけ、彼はバンドに、「『アーカンソーの旅人』をやってくれ」とリクエストして、バンドが 演奏を始める。しかし、この曲は予め示し合わせた危険信号であって、一味はこの演奏が耳に入ると酒 場を出て馬で逃げ去ります。無法者稼業の悲哀を印象づける場面として記憶に残っています。 それほど出来のよい作品でもなかった気もしますが、また見たいですね。[2006年9月30日 21時18分3秒]
オクラホマで生まれ、オクラホマで散った悪漢ビル・ドーリンの、実話に近い映画化らしい。 この作品はTVの深夜劇場で見ましたが、34年程経過しているので断片しか憶えていない のですが… ランドルフ・スコットが、ビル・ドーリンを演じているのだが、西部劇に於ける スコット程、善人と思わせるヒーローは見当たらない!!ような気がする。 ビルは仲間と共にダンフィールドの町で銀行を襲い、逃げ込んだ町でエレン父娘に出会う。 エレンと結婚して堅気の生活に入ろうとするが、悪党仲間に再び悪の道に引き込まれ列車などを 襲撃し悪行街道を突っ走る。 やがてビルらは連邦保安官達にインゴールの町に追いつめられる。 ビルはエレンと暮らしていた家に戻り、彼女をつれて未開の土地へ脱出を図るが、それも叶わず 最後は花々しく散って行った。 と、まあこのような内容だったと記憶している。 悪漢ビル・ドーリンに対して概ね、同情の余地ありの視点で描いており、ラスト近く、 道行ままならないエレンを逃がし自分は散っていくシーンなどで伺い知れる。 そう意味での スコットの起用は的を得ていたと思いますね。 白黒作品ですが、今でも記憶に残っているシーンがあります。 開巻直後、夜中に銀行を襲い 荒地を逃げるシーンの白い土煙のくっきり感とか、ビルが連れのリトル・ビルと共に逃げる途中、 崖の上から、馬の群れを見つつ、缶詰を食べながら、自分達の今後の成り行きを話すシーン などは実に好いムードであった。 機会があればもう一度見たい作品だ。[2006年9月30日 1時45分25秒]