作品名: ブルー・スチール - |
あっしも格安DVDを買って鑑賞したよ。といっても別に昔の写真でJ・ウェインやG・ヘ イズを見てえって思ったんじゃなく、これで見たかったのはヤキマ・カナットさ。この伝説的 スタントマンは、「駅馬車」なんかで、命がいくつあっても足りねえような離れ業をやるのを あっしも見てるわけだけど、鍔広帽とガンベルトの西部男ぶりにはどうもお目に掛かった覚え がねえんだよ。だからまあ、この写真で水玉強盗役をやってるのを見て一応気が済んだね。 ヤキマ・カナットなんて欧米人離れした名前だし、インディアンだとも思われてたらしいね。 だけど本人の話じゃ、「あっしがインディアンだったらとても誇りに思うだろうけれど、先祖 を辿って分かったのは母方がスコットランド系とアイルランド系で、父方はオランダ系とドイ ツ系ってことだけさ」ってことらしいね。「自分がインディアンだったら誇りに思う」って前 置きを忘れねえのが偉い。気配りの行き届いた立派な人だったんだね。[2006年6月5日 21時32分44秒]
PDClassic のDVDで見ましたが書き込みがないので投稿します。1934年に「ローン・ スター」という映画会社が製作した作品で、原題も「Blue Steel」です。 ジョン・ウェインが小さな町の保安官ジョージ・ヘイズと共に、町を牛耳る男の悪事を暴く お決まりのストーリーですが、西部劇の「つぼ」を心得た映画です。サイレント時代の 名残かも知れませんが、BGMが一切ないのが良くて、馬のひずめの音が印象に残ります。 ウェインもまだ27才の若さですし、ヘイズもまだ「ギャビー」というニック・ネームが 付く前の出演です。 所々、飛んでいるのではないかと思われるシーンもありますが、撮影も良くて、まずは 楽しめる映画でした。[2006年5月6日 14時58分16秒]