作品名: 真昼の死闘 -


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お名前: ウエイン命   
1970年、ごひいきの多いD・シーゲル監督とイーストウッドのコンビ第二作。音楽がE・モリコーネ
なのでマカロニっぽいのは致し方ありません。タイトルにB・ベティカー原作と出てました。共演は
なんとS・マクレーン、大女優ですよ。イーストウッドとしては珍しいんじゃないかと思います。こ
の後もこれといった女優とは共演してませんよね。
革命騒ぎに乗じて一山当てようとメキシコへ向かうイーストウッドが、砂漠の真ん中で悪漢どもに襲
われていた尼僧(実は娼婦)マクレーンを助けたことから始まる珍道中物です。マクレーンは革命派
でフランス軍に追われる身、彼女が尼僧だと信じているイーストウッドは置き去りにすることも出来
ず、結局、いいように使われる羽目になります。
マクレーンを好きになりながら尼僧に手を出すわけには行かないとガマンする凄腕ガンマンと尼僧に
化けたしたたか娼婦、しかも全編殆ど2人しか出てない、と云うとさぞかし丁々発止と…と期待しま
すよネ。後の映画ですが、男と女の珍道中と云えば「オレゴン魂」のヘプバーンとウェインのまるで
しゃべくり漫才のような絶妙のコンビを思い出しますが、シーゲルの狙いはそんなところにはなかっ
たのか、肩透かしを喰わされました。そう云えば、謳い文句は「…、壮絶無比のアクション大西部
劇!」だから、やっぱりアクションかと思うと、これがまたシーゲル=イーストウッドとしてはお寒
い限り。見終わったときの感想は「えらい低予算映画だナー」と云うことしかありませんでした。看
板に偽り(大いに)あり」ですネ。しかし、公開当時の評判は悪くはなかったと記憶しているのでき
っと何か私の見るポイントがおかしい所為だと思います。と云うのも「two mules of sister SARA
(シスター・サラの2頭のラバ)」の意味さえ未だにわからない始末なんですから。確かにマクレー
ンは最初はラバに乗ってるんですが、途中でロバに換えますし、何よりもラバはその1頭しか登場し
ないんですよ。ことによると、もう1頭のラバと云うのはイーストウッドのことかなとも思いました
がよく分かりません。どなたかこの映画の良さと原題の意味をご存知の方、いらっしゃいましたら、
教えていただけないでしょうか。
[2006年7月9日 11時17分13秒]

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