作品名: セブンセントの決闘 - |
JWさん、お久し振りです!ワード・ボンドです。 懐かしい映画のご紹介ありがとうございます。 この映画は、ジョン・フォードの「馬上の二人」のロードショーを観た帰りに 別の二番館にかかっているのを発見し、はしごをした記憶があります。 ゴードン・ダグラスとしては、ジョン・ヒューストンの名作「黄金」の線でも 狙ったのでしょうか、可もなし不可もなしといった印象が残っています。 クリント・ウォーカーが大好きでしたので、彼の勇姿を見たかったのですが、 当時まだ新人だったロジャー・ムーアの、のっぺりとした印象が妙に残ってい ますが、後にあれほどの大スターになるとは思ってもみませんでした。 それともう一つのお目当ては、プレスリーの「CIブルース」に出ていたイタ リアの新人女優レティシア・ローマンです。機会があればもう一度観なおして みたいですね。[2004年5月18日 14時39分0秒]
老レンジャーさんが、書きたいけれども書けない作品の一つに本作を挙げているが、私も 61年に一度観たきりであり、正直に言えばそれほど強い印象が残っている訳ではない。 幸い残っていた当時のプログラムを元に思い出してみよう。 主演のクリント・ウォーカーは当時TV西部劇「シャイアン」で人気が出た大男で R・スコットのような西部の香りのする好漢。次代の西部劇スターとして大いに 期待されていたし、私もTVウェスタンの中では最も好きな役者の一人にしていた ぐらい、贔屓にしていたものである。 彼の「死の砦」「イエローストーン砦」に続く3作目の劇場西部劇ということで 大いに期待して観に行ったことは昨日の様に良く覚えている。 しかし、結論から言えば本作での彼は、髭ずらの薄汚れた山男の役であり、 TVでのかっこいいヒーローを期待していた当時の自分を満足させるものでは なかったなー。今思うと、それはそれでなかなか良かったかなとも言えるが出来れば もう一度観直したい作品ではある。 ウォーカーの相棒役が当時エロール・フリンの後継と目されていたロジャー・ムーア (「マーベリック」にも出ている)。二人が偶然、金塊を発見し、それを狙う ならず者(ジーン・エヴァンス)達や山賊(ロバート・ミドルトン)との争奪戦が ストーリー(監督ゴードン・ダグラス、脚色リー・ブラケット)。 アクションシーンの印象は殆ど薄れたが、ユタ州モアブの岩山や砂漠の中を馬上豊か にクリント・ウォーカーが駆ける場面や金塊を積んで大男のクリントの足が地面に着く のではと心配になるほど馬が縮こまって見えるシーンなどTVとは違う、よりリアルな 劇映画の世界の魅力は十分感じられた。 ただし、最もインパクトのあった場面は、ウォーカーが樽で入浴している所?ボディビル ダーのような肉体美と胸毛のすごさ。これには劇場でホ〜ッというため息が聞こえた程、 皆圧倒されたものである。 彼は今でも元気でロバート・フラー等とともに、ウェスタンフェスティバルのような行事に 参加している姿が見られるが、少年時代のヒーローとしてまだまだ長生きしてほしい。[2004年5月9日 17時15分45秒]