作品名: モンテ・ウォルシュ - |
当時はまだそんなに年をとっていなかったはずのリー・マーヴィンとジャック・パランスが初老の カウボーイを熱演した哀感漂う名作。この主題歌を聞くといつも胸が熱くなります。 共演がジャンヌ・モローで、彼女自身当時は『ビバ!マリア』などにも出演してそんなに老けてな かったはずなのですが、中年の酒場女の役でマーヴィンと堂々とわたりあっている。 『旋風に乗って』のミッチェル・ライアンも渋い魅力を放っていて全体に中年と初老の魅力が爆発 した映画。それに対して若者たちが情けないのですが、まあ、これはこの手の映画のお約束ですね。 西部劇の研究書には「西部劇の歴史の終わりを象徴する作品」として必ず登場する映画ですが、た しかにこの映画に漂う哀愁の強さはただものではない。これだけの哀感漂うアメリカ映画というの も、この映画を境にしてめっきり減っていったような気がするのですが。[2004年7月21日 15時35分18秒]