作品名: 砂塵 -


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お名前: ウエイン命   
「砂塵」と云えば必ず出てくるあの有名なシーン、ジミーが看板の飾りを射ち落として見せるあのシ
ーンですが、実は昔ガンマニアだった私にはどうしても許せないシーンでした。中学生ですからネ。
「このオモチャはいろんな遊び方が出来る、例えば」とか何とか云いながらクルックルッと鮮やかに
銃を回し…ではなくてなんとお手玉をするではありませんか。あんなのあります?そのあとバンバン
と射ち落としていくわけですが、これまたヒドイの一言。皆さんよくご存知ですからイチイチ解説し
なくてもいいんですが、銃を持った右手の手首を上下に勢いよく振りながらですよ。当たりますかあ
んなの。銃を持った手は固定して射つのが当たり前でしょ。しかもですヨ。看板の飾りですから当然
屋根の上にあるはずですよね。なんとジミーは正面に向けて発砲してますよ。マーシャル監督いい加
減です。J・スティーブンスなんか「シェーン」を見ると、そう云うところも細部にいたるまで実に
キチンとやってますよ。少年に請われて模範演技を披露するシーン、あの凄まじい早射ちの中でもち
ゃんと銃口が石を狙ってから発砲してます。ジミー自身は「西部劇に新風を吹き込んだ」と賞賛され
た一連のA・マンものを初め、「シェナンドー河」など立派な作品がたくさんありますし私もファン
ですが、彼はガン捌きを軽視していたとしかどうしても思えなくて…。その点はG・ぺックも同じで
すね。別に大勢に影響ないからいいんですけどネ、見るたびに、もうちょっと神経使って欲しかった
ナーと思ってしまいます。
[2006年8月12日 9時0分54秒]

お名前: Ikeda   
この映画は昭和24年に見ましたが、私の好きな西部劇の一つでした。後に「大砂塵」も
見ましたが、こちらは主題歌は好きですけれども、題名がこちらの二番煎じのような気がして、
公開時には見なかった位です。ジェームス・スチュアートとマルレネ・デイトリッヒという
西部劇らしからぬ組み合わせも良いです。
シェリフとして呼ばれて来たジミーが最初から、女と相合い傘で馬車から降りてくる。
しかも銃を持っていない。町の人は一緒に来たジャック・カースンが新しいシェリフだと
間違えてしまう。それが出だしで、これは面白そうだと思うのが普通でしょう。その後も、
皆から、さんざん馬鹿にされ、女同士の喧嘩に頭から水をぶっかけるまでは良いがその後、
女に追い回されたりします。然し、見ている方は主役のジミーがそんなに腕が立たない訳は
ないと思うのが、この映画のミソです。実際にジミーが荒くれ者と話している時、ジミーの
足元すれすれにピストルを撃たれますが、逆に看板の飾りを次々と打ち落として見せたり
する所があります。良くあるようなシ−ンですが、前後の関係で印象が深くなっています。
また、チェスをやっていて、駒を一つ取って「一人もらいますぜ」と言って、一人味方に
したという事を相手に暗示したりする台詞などが面白いです。デイトリッヒと口論していて、「いつも、俺みたいなシェリフで、悪玉にとって始末の悪いものはどうなるのだ」と水を
向けると、デートリッヒが引っかかって「解っているわよ。前のシェリフと同じように」
と言いかけて口をつぐむ所があり、この辺の言葉の駆け引きも、とても面白く作られて
います。ラストの乱闘シーンでは、もう少しスチュアートを活躍させても良かったと思い
ますが、スチュアートがデイトリッヒを思い出すシーンが良いと思いました。
[2004年4月7日 23時42分36秒]

お名前: ノスタル爺   
『ブレージング・サドル』は、『砂塵』のパロディというより、西部劇そのもののパロディです。
中でも秀逸なのが、酒場の歌姫になるマデリン・カーン。
リリー・フォン・シュタップというドイツ生まれの女の役で、マレーネ・ディートリッヒの完全な
パロディでした。
おまけに、ディートリッヒの声帯模写までして最高でしたよ。
[2003年11月3日 21時11分35秒]

お名前: 在韓日本人   
メル・ブルックスの「ブレージングサドル」という映画が、
「砂塵」のパロディだと増淵健氏の本で読んだ記憶があります。
どなたかご覧になられた方はいらっしゃいますか?
[2003年10月28日 0時26分7秒]

お名前: 捨石喜市   
 在韓日本人さん
 「砂塵」の原題は「DESTRY RIDES AGAIN」といい、ジョージ・マーシャル監督
ですが、同監督で「DESTRY」という作品もあります。資料をみていて「砂塵」はその続編なの
かなと思っていたら、よく見ると「砂塵」は39年、「DESTRY」は54年の製作でした。早い
話、後者は同じ監督によるリメイクだったのですね。オーディ・マーフィーの「野郎!拳銃で来い」
というのがリメイク版の邦題です。「砂塵」は未見ですが、TVででも見たい作品のひとつです。
[2003年7月15日 8時19分30秒]

お名前: 捨石喜市   
 在韓日本人さん
 「砂塵」の原題は「DESTRY RIDES AGAIN」といい、ジョージ・マーシャル監督
ですが、同監督で「DESTRY」という作品もあります。資料をみていて「砂塵」はその続編なの
かなと思っていたら、よく見ると「砂塵」は39年、「DESTRY」は54年の製作でした。早い
話、後者は同じ監督によるリメイクだったのですね。オーディ・マーフィーの「野郎!拳銃で来い」
というのがリメイク版の邦題です。「砂塵」は未見ですが、TVででも見たい作品のひとつです。
[2003年7月15日 8時19分28秒]

お名前: 在韓日本人   
ジェームス・スチュワートの「砂塵」がなかったので作ります。
大分前に観たので、記憶が曖昧なのですが、
実は弱いと思われ馬鹿にされていたジミーが、
看板の飾りを巧みに射ち落とし、周囲を唖然とさせるシーンは
痛快でした。ディートリッヒもよかったですね。
[2003年5月11日 0時34分9秒]

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