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お名前: ワード・ボンド
グリーンベイさん、わざわざ調べていただきありがとうございます。
この作品の評価や位置付けがよくわかりました。
当時、飛ぶ鳥も落す勢いのカーク・ダグラスが、この地味な作品になぜ出演
したのかですが、それは親交のあったダルトン・トランボの脚本に惚れ込ん
だのではないでしょうか。トランボとは、「スパルタカス」や「ガンファイ
ター」で一緒に仕事をしていますしね。
この映画を観ながら、何となく西部劇華やかなりし時代が終わるのではない
かという、漠然とした予感があり、観終わった時に言いようのない寂しさに
襲われたのを覚えています。
話は変わりますが、スタージェスの「日本人の勲章」もいい映画ですね。
[2001年3月13日 19時35分6秒]
お名前: グリーンベイ
ワード・ボンドさん・・・今日は。
「脱獄」。ワード・ボンドさんの解説を読んでいるうち、興味がわいてきて、色々と資料に目を通して
みました。仰るように、現代西部劇あるいはポスト・ウエスタンとして、評価された映画だったのです
ね・・・・・。アメリカ西部の歴史は、文明が処女地に進入していく物語だったわけです。駅馬車や
ポニー・エクスプレスに代わり、汽車や電信が取って代わる。こうした流れの中で、ノスタルジックに
西部劇は、「アイアンホース」、「大平原」、「西部魂」などの作品を見せてくれました。しかし他方
60年代と70年代の西部劇は、近代社会の進入をテーマに据えた作品も多くなっていきます。また、
正統派西部劇は、こうした時流に抗しきれず衰退していく中、ポスト・ウエスタンとして注目された
作品としては、スタージェスの「日本人の勲章」、ヒューストンの「荒馬と女」、このデビット・
ミラーの「脱獄」、マーテン・リッドの「ハッド」、ドン・シーゲルの「マンハッタン無宿」などを
挙げています。「脱獄」では、ワード・ボンドさんも、文明にひき殺されるラストシーンが衝撃的と
指摘しておいでのように、解説には、こう記しています・・・。
メキシコ国境に向かった不運なジャック・バーンズ(カーク・ダグラス)は、雨に滑る道路を馬で
横切ろうとして、車に巻き込まれて犠牲となる。瀕死のカーボーイが救急車で運び去られたあとの
水たまりに転がった彼のステットソンが、通り過ぎて行く車のライトに照らされているだけである・・
・・・・・・。こうして色んな資料に目を通していると、是非、見たくなる西部劇の一本だなあ・・と
強く思った次第です。
解説資料に、目を通す楽しい時間を頂き有り難う御座いました。
[2001年3月13日 18時10分15秒]
お名前: ワード・ボンド
グリーンベイさん、レスありがとうございます。
この作品はモノクロですし、地味なんですけど、妙に心に引っ掛かっている
1本です。カーク・ダグラスは当時絶頂期で、派手な作品を観なれていたも
のですから、この作品の中では場違いな感じがしました。それが、この主人
公の時代遅れのカウボーイのイメージと妙にマッチしていたことを覚えてい
ます。
[2001年3月9日 13時5分37秒]
お名前: ワード・ボンド
グリーンベイさん、レスありがとうございます。
この作品はモノクロですし、地味なんですけど、妙に心に引っ掛かっている
1本です。カーク・ダグラスは当時絶頂期で、派手な作品を観なれていたも
のですから、この作品の中では場違いな感じがしました。それが、この主人
公の時代遅れのカウボーイのイメージと妙にマッチしていたことを覚えてい
ます。
[2001年3月9日 13時5分19秒]
お名前: グリーンベイ
ワード・ボンドさん・・。グリーンベイです。残念ながらこの作品は未見です。当地では上映されてい
ません。 WB社(70)制作、監督ジョゼフ・L・マンキウイッツ、カーク・ダグラス、ヘンリー・
フオンダ出演による「大脱獄」がありましたが・・・。現代西部劇、ヘリやジープとありますが西部劇
としても珍しい一本だったのでしょうね・・・?。
[2001年3月9日 12時20分45秒]
お名前: ワード・ボンド
1962年、デビッド・ミラー監督、主演カーク・ダグラスの現代西部劇。
生まれてきた時代が遅すぎた孤高のカウボーイをダグラスが演じています。
ウォルター・マッソーやジーナ・ローランズ(ジョン・カサベテスの奥さん
だったと思います…)などの芸達者が脇を固めています。山や草原を馬に乗
って、ヘリやジープの追っ手から逃れるダグラスの背中に悲哀が漂っていま
す。まさに文明に轢き殺されるラストシーンが衝撃的で、小品ながら忘れら
れない1本です。
[2001年2月27日 21時28分22秒]
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