作品名: キートンの大列車追跡 -


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お名前: ワフー   
1.この映画、大詰めのスペクタクル・シーンで、橋の上で衝突して川に落ちるSLは実物
だそうですね。本物志向は立派ですが、何と勿体ない、という気がします。

2.西部劇の時代のSLの前照灯の光源は何だろうと、かねがね疑問に思っていたのですが、
この映画を見て、それが石油ランプであることを知りました。
[2006年5月17日 18時22分6秒]

お名前: 案山子   
Ikedaさんへ
さっそく調べていただいてありがとうございました。
本題の「キートンの列車大追跡」ストーリーはこれといって変哲があるわけではないのですが、
随所にギャグが散りばめられていて、楽しい作品でした。
枕木をかかえたキートン、車軸の上に座ったキートンが機関車が動くに合わせて上下
左右するシーンなど、確かどこかのCMにも使われていた記憶があります。
それにしても、この頃のコメディアンはまさに身体を張った演技をしています。
勿論、コマ落しによる効果もあるでしょうが、それだけではないでしょう。
それとキートンだけでなく、チャップリンにしてもロイドにしても優れた芸を持っていることを
感じます。それに比べると、近年のコメディアンは、芸と言うよりあちゃらか、おふざけの度が
強いように思えます。ジェリー・ルイスあたりから鼻につきだし、ジム・キャリーまでの系譜では。
同じあちゃらか、おふざけでもマルクス兄弟やアボット・コステロ、あるいはボブ・ホープ、
ダニー・ケイ等とは違います。基本にしっかりした芸を持っているから、嫌味にならない。
チャップリンの「黄金狂時代」の靴を食事するシーン、パンとフォークのダンスなど、今見ても
楽しい場面です。それだけで見て得した作品でしょう。
「ライムライト」でしたか、チャップリンとキートンが踊るのは?
[2006年5月17日 11時7分53秒]

お名前: Ikeda   
順番に行きますと
「Pursued」 = 追跡(1947)
「Blood on The Moon」= 月下の銃声(1948)
「Lust for Gold」= 秘境(1949)
「Devil's Doorway」= 流血の谷(1950)
「Rocky Mountain」= 勇魂よ永遠に (1950)
「A Man Alone」= 白昼の対決(1954) 
「The Tall T」= 反撃の銃弾 (1957)
です。

これはオールシネマ
http://www.allcinema.net/prog/index2.php
で調べたものです。

私は特に西部劇のファンではないので、この内、見たのは「月下の銃声」と「白昼の対決」
だけです。「秘境」と「反撃の銃弾」以外はこのサイトにも投稿があります。
[2006年5月17日 1時13分56秒]

お名前: 案山子   
もう20年ほど前ですが、NYの本屋で「The West that Never was」という
西部劇の本を買ってきました。懐かしい西部劇の数々を紹介しているのですが、
その仲に邦題が判らない作品がいくつかありました。
もし、ご存知でしたらお教えください。
ラオール・ウオッシュ監督、ロバート・ミッチャム、テレサ・ライト出演「Pursued」
ロバート・ワイズ監督、R・ミッチャム、ロバート・プレストン出演「Blood on The Moon」
シルバン・サイモン監督、グレン・フォード出演「Lust for Gold」
アンソニー・マン監督、ロバート・テーラー、ルイ・カルハーン出演「Devil's Doorway」
ウイリアム・キーリー監督、エロール・フリン出演「Rocky Mountain」
レイ・ミランド監督出演「A Man Alone」
バッド・ブッチャー監督、ランドルフ・スコット、リチャード・ブーン出演「The Tall T」
[2006年5月16日 21時56分0秒]

お名前: Ikeda   
これはキートンの映画なので、当然コメディのジャンルに分類されていて、西部劇のカテゴリー
に入れるのは多少無理があるようにも思いますが、南北戦争をバックにした作品です。
原題は「The General」で、1926年の作品なので当然サイレントですが、彼の映画の中では
最上位に入ると思われるものです。邦題は他に「キートン将軍」とか「キートンの大列車強盗」
などと付けられていますが、この原題は機関車の名前で、別にキートンが将軍になる訳でも
ないので、これを使うなら「将軍号」とでも付けるべきだったと思います。また「大列車強盗」
も古典的映画の名前を借用しただけで内容を表していません。
この映画のポイントは中核をなす汽車の追いかけが何とも言えず楽しい事です。当時の映画でも
チャップリンの得意な警官の追いかけ、西部劇では馬、最近ではカー・チェイスがありますが、
それが汽車というのは抜群のアイディアです。
薪をくべながら走らせ、ポイントを切り替えたり、障害物を落としたりして逃げるキートンの
機関車と、追いかける機関車が接近してくると、まるで汽車が生き物のようで、特に強調して
いないのに、可愛くまで感じるのが素晴らしいです。
「機関車大追跡」は見ていませんが、この映画にヒントを得たのではないかという気もします。
[2006年5月13日 14時7分21秒]

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