オーディー・マーフィーの保安官が、お尋ね者バリー・サリバンを逮捕して町まで連れて帰る間に
いろんなことがあって友情のようなものが芽生えると云う道中物。最後には、やはり牢に入るのを
拒否して立ち去ろうとするサリバンとの決闘になってしまうと云う、まさに「情け無用の拳銃」です。
西部劇なら何でもむさぼるように見ていた中学の頃ですから、もう45年以上前の作品、当然(?)
監督その他一切憶えていません。渋い賭博師(だったと思います)を演ったサリバンが当時私の
ごひいきでした。と云うのは、TV「西部の対決」でパット・ギャレットを演ってたからなんですネ。
西部劇で実在の人物に出会うと嬉しいのは皆さん同じだと思いますが、TVではあまりその機会に恵ま
れないなか、毎週「西部の対決!これは硝煙と銃声のニューメキシコを舞台に保安官パット・ギャレ
ットと無法者ビリー・ザ・キッドの奇妙な友情と宿命の対決を描いた物語である」と云うナレーショ
ンで始るこの番組をワクワクして見てました。
ちなみにビリーを演っていたのはクルー・ギャラガーです。嬉しいことにコルトライトニングSPを
持ってました。(ビリーの愛用したものとして本などに出てるのとは銃把の形がちょっと違ってま
したが)TVですから毎回完結なんですが、ちゃんと全体としての話も進んでいて、二人が対決する
最終回までちゃんとありました。
オリジナルタイトルは「The Tall Man」でしたからギャレットが主役でした。サリバンはその後映画
で見ることはありませんでした。ギャラガーは何かギャングもので見たような気がしますが確かでは
ありません。どなたかご存知でしたら教えてください。
[2006年4月16日 7時30分20秒]