作品名: 最後の銃撃 - |
the last hunt 1956年・mgm、 この作品はリアルな点ではno.1、徹底した(異質)の西部劇、 されど(記憶に残る西部劇)とされている。 入手方法?、または どなたか譲って戴けませんか?[2004年7月5日 0時16分50秒]
J・W・さん・・・今日は・・・。 この作品は、私もリアルタイムで観ています。当時、ロバート・テイラーは「アパッチ族の最後」 「女群西部へ」「荒原の疾走」「『クオ・バアデス」・・・活劇美男スターとして憧れていました。 仰るように私もこの作品には失望しました。しかし、私はその頃劇画を描いていましたから、 クレジットタイトルの背景に西部劇画が使われていたこと、テイラーが最後に吹雪の中で死んでし まうという結末だけが頭に残っています。それに生態学的な西部劇とありますが、今日の世界的に 話題になっている「自然環境破壊」のとでしょうね。こうしてみるとリチャード・ブルックス監督 も今日を予感し警告をしていたのだろうか・・・そうするとこの作品もまんざらでもないように思 えてなりませ・・・・。[2003年9月16日 11時27分54秒]
リバイバルではない真のリアルタイムで見た西部劇としては初期の頃に見た作品の一つ。 監督はリチャード・ブルックス、主演ロバート・テイラーとスチュアート・グレンジャーは、西部 劇少年だった私にとって魅力あるものではなかった。多分題名の<銃撃>からガンファイト の場面を期待して観に行ったのだろう。 ガンファイトに関しては期待はずれ(原題はLast Hunt)に終わったものの、リアルなバッファロー ハンティングのシーンと偏執狂的な主人公(テイラーが黒ずくめの汚れ役を熱演)の「バッファロー が一頭減れば、インディアンが一人死ぬ」という名台詞とショッキングなラストシーンとで変に 記憶に残る作品となっている。後味はあまり良くないですけどね。 また、西部劇には珍しい雪景色(吹雪)も印象的だ。他には「捜索者」「大いなる勇者」「ギャンブラー」 ぐらいしか雪のシーンが目立つ西部劇はないのでは。 スチュアート・グレンジャーがもつ野牛狩用のライフルはウィンチェスターよりも強力そうなもので 迫力がありました。本当にバッファローを殺しているのではと思えたぐらいですが、実際の所は どうなんでしょう? インディアンの娘役でデボラ・バジェットがクレジットされているが、ほとんど印象に残っていない。 なお、ある本では生態学的な西部劇として重宝がられているとあって、反面教師という解釈も できるのかと驚いたことである。[2003年9月14日 23時34分7秒]