作品名: 西部の人 -


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お名前: ウエイン命   
中学の時見たので、退屈な西部劇の印象しかありませんでした。初めて見るクーパーの映画(それま
ではワンカット出演した「腰抜け列車強盗」しか見てなかったんです)だったので、期待に胸を膨ら
ませて行ったのですが、ヨボヨボ(失礼!)のクーパーにガックリ。何しろ、彼に関する予備知識は
「早射ち0.2秒、西部劇1の大スター」だけだったんですから、許して頂けると思います。本欄を見
て皆さんの口を極めた大絶賛とA・マンの最高傑作とも云われていることに今度はビックリ。確か、
当時の評は「まー、クーパーのさわり集として見ればそれなりに楽しめる」と行った程度だったと記
憶していましたから。
で、早速ビデオ見ました。クーパーが何故わざわざ2人を連れてコッブの元へ行ったのかとか、A・
オコンネルにあそこまでする義理はないんじゃないかなど、釈然としないところもありますが、おっ
しゃる通りカメラの美しさはちょっと見たことないほどですね。特に、白い断崖の上に広がる空の青
さが印象的でした。でも、クーパーは「縛り首の木」よりも老けて見えますね。ちょっと痛々しい。
「44−40」さん、R・ミッチャムお好きなんですね。「廃墟の群盗」でも書かれてましたが、要はク
ーパー、ペックは善良なるアメリカ市民の代表だからと云うことなんでしょうか。
[2006年6月20日 6時51分51秒]

お名前: 半次   
二度目の書き込みです。先程観ました。この作品のキャメラ、尋常でなく、素晴らしい。
話は、むしろたわいがないが、無駄のない構成。キャメラの緊張感溢れる見事な流れと、役者のアップの見事さは、手本のようだ。
で、調べたら、アーネスト・ホーラーという人の担当。
マン監督の西部劇は、いづれもキャメラが見事だから、てっきりコンビかと思ったら、そうではなかった。
やはり、マン監督の好みと手柄であろうか。DVDが早く出てほしい。
[2004年4月12日 3時17分1秒]

お名前: 44-40   
どう考えてもロバート・ミッチャムが適役なのに、なぜかゲーリー・クーパーである。
親代わりという設定のリー・J・コッブより、クープのおっさんのほうが遥かに年上なのに…
それでも結局こなしているのだから、クーパーはやはりしっかりした俳優なのだろう。

自分の過去を断ち切るために、過去にまつわる者たちを皆殺しにしなければならなくなった
男の物語。そう考えれば「真昼の決闘」である。いろいろあっても結局犠牲者がまったくでない
「真昼〜」はその意味で奇麗事だが、これは違う。だからやはりロバート・ミッチャムだと思う。
カラー・シネスコだがマンの画面構成には寂莫感があり、「真昼〜」と違って最後までたった
一人で戦い抜くクーパーは、ヒロイックというより痛切だ。

すでに前立腺ガンで腰痛がひどく、西部劇は辛かったというクーパー。それでも西部劇に出続け
た彼の心のうちはいかばかりだったのか…
[2004年2月26日 17時18分9秒]

お名前: 半次   
10年位前に観た時は、中々の魅力作だけれど、初老のクーパーがリー・J・コップの甥だというのが、何か不自然な気がした程度でした。久しぶりに再見し、その素晴らしさに圧倒されました。

先ず脚本が良い。元無法者で今は堅気のクーパーが、町にやって来る。目的は、自分の田舎町の学校の教師を探す為だが、お調子者アーサー・オコンネルの仲介で、教師の資格を持つ歌姫ジュリー・ロンドンと知り合う事になった途端、列車強盗に襲われ、3人は取り残される。こうして人物が揃って行く初段のウキウキ感。以下、見せ場は山盛りだが、素晴らしい脚本で展開に無理がない。
町での一景、列車襲撃、隠れ家でのサディスティックな人物描写、ゴーストタウンでの決闘、そして、崖を利用してのコップとの果し合い。全ての流れが、ドラマティックで、しかも自然。無駄が無い。

最高の本を得たA・マンの演出は間然とすることなく、曲者揃いの脇役達も見事に使いこなしている。晩年のクーパーは、陰りのある人物をやるのが実に上手い。そして、J・ロンドンのような鉄火肌の女優の芝居の個性をまるで海綿体のようにきれいに吸い取ってしまう。各役者のアップも多いが、脇役まで、それぞれ何とも画になる事!(今のハリウッド映画のスターなんぞより、この作品の脇役連の方が、ずっと「映画」になりますよ)。
フォードの「駅馬車」、「捜索者」等と並ぶ大傑作と思います。DVD化を切望します。
[2003年4月15日 18時39分4秒]

お名前: 鳴海昌平   
アンソニー・マンの引き裂かれたトラウマ西部劇的陰惨さが本当にすごい作品。僕もジュリー・ロンドンファンでレコードかなり持っています。やはりバニー・ケッセルのギターとの競演ものがベストかな。
[2001年12月27日 3時17分11秒]

お名前: 天涯JOE   
ワード.ボンドさん、あなたもですか。
「ジュリー.イズ.ハー.ネーム」、無人島に1枚だけ持っていくとしたら、
絶対このCDです。ギターとベースだけの伴奏で唄ってる名盤で、高校時代
大変、{御世話になった?}(笑)アコガレの人でした。
当時の旦那だった B.トゥループの弾き語りも入っている(ルート66等)
TBSのスタジオライブのビデオが出てますが、ご存知でしょうか。
クーパーは、この作品の後あたりから少々くたびれてきて、J.ウェインとの
形勢が悪くなって行った様な記憶があります。
年齢差もあるのに、栃若、柏鵬のように J.ウェイン VS G.クーパーとい
う対比のされ方は、当時からのパターンでしたよね。
[2001年6月27日 15時55分28秒]

お名前: ワード・ボンド   
グリーンベイさん、こんにちは!
ゲーリー・クーパー西部劇の中でも最も好きな1本です。亡くなる2・3年前の作品ですから
たしかこの後は「縛り首の木」ぐらいしかないですよね。ジョン・ウェインにまわった「コマ
ンチェロ」のオファーをもし、彼が受けていたら、別の面白い作品になったと思うと残念です。
それから私はジュリー・ロンドンの大ファンで、若い頃、彼女のEP盤のレコードを擦り切れ
るほど聞いていました。特に「クライ・ミー・ア・リバー」が大好きで、あのハスキーボイス
が懐かしいですね!最近、NHKで時々放映されるスコットランドのTVドラマ「検死医マッ
カラム」のバックでこの曲が使われていました。この「西部の人」と同じ頃公開されたロバー
ト・テイラーの「西部の旅がらす」にも彼女は出演していましたね。
クーパーはたしかJ・ウェインより5・6歳年上だと思いますが、同じようなキャリアながら
スターになったのがクーパーの方が先だったせいか、私が小さい頃、西部劇について語ってく
れた伯父は、クーパーの方がJ・ウェインより格上だと言っていたのを思い出します。
[2001年3月18日 12時36分59秒]

お名前: グリーンベイ   
 58年、アンソニー・マン監督作品。マン監督は、数多くの西部劇を世の出したが、駄作が一本もない
 この作品は、彼の最後の最高傑作とすろ評論家さえいる。
 物語は、昔の悪行からすっかり足を洗ったリンク・ジョーンズ(ゲーリー・クーパー)が、見知らぬ町
 にやってくるところから始まる。彼は、自分の田舎町に、教師を雇うため金を携え汽車に乗り込む。
 途中、列車強盗に襲われ、ついていない賭博師と酒場の歌い手ビリー(ジュリー・ロンドン)と一緒に
 金品を奪われ立ち往生する。強盗は自分の昔の仲間だと感じた彼は、隠れ家に行ってみる。すると首領
 のドッグ・トービン(リー・J・コッブ)とその息子たち一味が待ち受けていた。彼らは若い頃のリン
 クにとって唯一の家族であった。彼らは国境を越える前に、最後の大銀行強盗を計画しており、リンク
 も一緒に来るように強いる。ドッグはビリーを人質に取り、手下と共に銀行を襲わせるが、なんと、
 その町は意外にもゴーストタウン。手下を倒して戻ってみると、ビリーはドッグに強姦されていると
 云う無茶苦茶な話に、かっての親代わりだったドッグと最後の対決をしなければならない場面を迎える
 ・・・。この「西部の人」の立体的な物語展開の面白さは、この作品に匹敵し得る西部劇は、そう数は
 無いでしょう・・・・。
[2001年3月17日 22時4分28秒]

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