作品名: 夕陽のギャングたち -


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お名前: ミチノク・キッド   
「夕陽のギャング達」の国内盤DVDはスティングレイさんがレオーネスタジオからのネガを元にして
「イタリア語・完全版」を発売しました。また、同時に「英語・日本語吹替収録盤」と
2種類のDVDが発売されました。両方とも限定販売だったため、購入を逃したファンの方でその後
入手された方は結構大変だったと思います(私自身も苦労しました)。

米国盤DVD(販売元MGM)を視聴しましたが、画質が特に良いと言われている「イタリア語・完全盤」
とは大差がないように…むしろ画質が上のように思えました(DVDの再生機器・テレビにより差が
あるかもしれません)。収録内容も完全盤と同じように感じました。音声も5.1です。
 
スティングレイさんには失礼ですが、もし、ステングレイさんが「夕陽のギャングたち」の日本
での販売権を所有していなければ、多くのファンがDVDの入手に苦労することはなかったのではな
いか(?)と思います。

スティングレイさんが悪いのではありませんが、もしスティングレイさんが販売権を所有していな
ければ、多分、今頃は20世紀FOXさんがDVDを発売していたかもしれません。「夕陽のガンマン」等
他のレオーネ作品同様に入手が容易になっていたのではないでしょうか?
もし、そうであれば…という仮定でさらに惜しいのは米国盤DVDにはオーディオ・コメンタリーが
収録されている事です。もし、これを日本語字幕で視聴できたら、裏話など面白い話が沢山聴け
たんだろうな…と思います。米国盤DVDは2枚組盤と1枚盤の2種類が発売されていますが、1枚盤は
2枚組盤の本編収録ディスクと思われます(1枚盤にDISC●とプリントされていましたから)。
2枚組盤はアルティメット・エディションといったところでしょうか。
特典映像満載で、もしこれが日本語版で発売されていたら……。
20世紀FOXさんが発売したなら当然、日本語吹替音声も収録されていたんだろうな……。
[2009年1月29日 10時32分29秒]

お名前: ピーターポッター   
 年代が第一次大戦の少し前で、メキシコ革命が舞台だから、普通にいう西部劇とは違います
ね。長い映画で、要領よく作ればもっと短くまとめられるだろうけれど、セルジオ・レオーネ
が自分で納得できるように撮るとこうなってしまうんでしょう。私としては、邦題を「夕陽の
革命家たち」としたいです。

 ジェイムズ・コバーン演じるアイルランド人のジョンは、独立運動の挫折からメキシコに流
れて来た男で、虚無的な感じですが、当地でも独立や革命への思いを捨ててはいません。一方、
彼と相棒になるメキシコ人のフアンは、陽気なギャング一家の頭目で、独立や革命の大義と無
縁であり、大銀行で強盗して大金を掴むのが念願ですから、二人はドン・キホーテとサンチョ・
パンサのようでもあります。ジョンはアイルランドでもメキシコでも、同士の密告で仲間を失
う痛手を受けます。しかし、裏切り者も決して卑劣漢ではなく、当局の拷問に耐えきれずに仲
間の居場所などを漏らしてしまうものの、贖罪のために死に場所を求めているようです。

 「男の敵」や、「誰がために鐘は鳴る」や、「ワイルド・バンチ」などを思わせる秀作ですね。
[2009年1月26日 21時17分22秒]

お名前: VIVA   
異国人が他国の男と友情を育み、他国の内戦に巻き込まれる辺り、今上映中のラストサムライが本作品を真似したのかも。
まあ、本作品の方が数段面白いけど。
[2004年1月11日 16時26分58秒]

お名前: モリ・キチ   
「夕陽のギャングたち」タイトルの不釣り合いさと、マカロニ・ブ−ムの終焉、そしてイ−ストウッドや

L・V・クリ−フが出演していなかった事などで オン・タイムでは みなかった。小生の手元にある

VTRは 何故か イタリア語版。GIU`LA TESTA!(伏せろ!)の コバ−ンのセリフが

面白い。「冗談はさておき..」という曲でゴ−グルとマスクをはずしダスタ−のボタンをはずすシ−ン

は 最高にかっこいい。「ションション」は ダイナマイトの導火線の燃える音です。このサントラが

モリコ−ネのマカロニ作品の中では最高だそうです。(イタリアでの話)
[2002年8月14日 1時2分10秒]

お名前: ファン   
ラストシーンの「どうしたらいいんだ〜」は最高に泣けますねえ。オバカな人種である男のための映画。
[2002年1月18日 19時29分54秒]

お名前: 鳴海昌平   
やはりサントラが素晴らしいですね。ギャング達のいい年して自覚的に子供的に暴れる絶望的熱狂の映画。そこが泣ける。
[2001年12月27日 3時48分5秒]

お名前: marineflat   
>BIGHEADさん
レオーネ・モリコーネコンビのマカロニというと、イーストウッド主演の初期の三部作を思いだしますが、
サントラサイトを覗いてみると、この作品結構人気があるんですね。LP買っておいて良かった。
映画も是非みたいですね。
[2001年5月28日 23時20分5秒]

お名前: BIGHEAD   
marineflatさま
確か「ションションション・・」というボーカルはジェームズコバーンの役名から
来てたと思います。で、メキシコ人のロッドスタイガーが発音できなくて「ジョン」に
なっていたような・・・。
この作品はレオーネ+モリコーネの最高傑作と思います。
どなたか、ラストのコバーンの回想シーンがついていて(日本版ビデオではカットされて
ます)ワイド版のソフトを入手する方法を教えて下さい。
アメリカじゃワイド版のLDが出てたらしいのですが。
[2001年5月26日 17時53分8秒]

お名前: marineflat   
映画は観ていませんが、モリコーネが作曲なので、サントラLPを持っていました。
「ションション、ションション」と歌われているものです。どんな意味かは解りませんが。
観たい映画のひとつです。
[2001年5月20日 22時52分26秒]

お名前: 法城寺   
セルジオ・レオーネ監督作品というと、荒野の用心棒を皮切りとしてイーストウッド主演作が評価されている。その後だんだん大型化されるにいたって、西部劇から離れ面白さ・娯楽性を失ったといわれています。長編がおおくなり、だらだらした感じが拭えないとも酷評されるところです。しかし、私はこの作品にこそレオーネ監督の「無常観」が出ていると思います。裏切られた過去をひきずるコバーン、そして裏切った友を殺さなければ済まなかった自らへの葛藤。教養無いゆえに純粋ともいえるスタイガー・・・。純粋ゆえにただひとりコバーンを理解できた本当は心優しいメキシコ人。西部劇でありながら主人公はアメリカ人ではない設定。モリコーネの人を食ったような音楽、しかし映画が進むに連れ賛美歌の如く崇高に聞こえてくる見事さ。オープニングとエンディングで同じ曲と思えないほどです。娯楽作品としては夕陽のガンマンが抜きん出てるとしても、心に残る作品としての出来栄えはけっして劣るものではないでしょう・・・。
[2001年4月24日 23時13分40秒]

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