「西部開拓史」に書き込みをしていて、同じ頃J・ペパードにもう1本西部劇があったなーとこの映
画を思い出して、じゃー紹介しようかとINDEXを開いたら…ビックリしました。映画を観たっきりで
すが、確かS・ピケンズがペパードをムチで脅すシーンがありましたよね。ビュンビュンと唸りを上
げるムチにペパードの周りのものが倒れるわ壊れるわで結構迫力あったのを憶えています。この映画
の売りは「D・マーチン、初の本格的悪役!」でしたが、貫禄も凄みもボスと云うにはイマイチでし
たネ。オールド・トーサンさんのおっしゃる通り私も彼に極悪非道の悪人は無理だと思います。この
頃の西部劇らしく変に捻ったところもなくてまさしく本格西部劇には違いないんですが、これだけの
面子を揃えながら何か喰い足りない感じがしたのはその辺りにも原因があったのかも知れません。演
ってみたいのは分かりますけどね。
ペパードは当時「P・ニューマンから嫌味を抜いたような」と評されたほどの好青年で「善良なアメ
リカ市民」としてクーパー、ジミーの後継者となるのではないかと大いに将来を嘱望されており、私
もそう思ってましたが、どうもそうは行かなかったですネ。今考えてみると、確かにヒーローとして
はイマイチ存在感と云うか、キラリと光る個性(オーラと云ってもいいんでしょうが)が欠けていた
ような気もします。「西部開拓史」までは良かったんですけど、「大いなる野望」・「ブルーマック
ス」の辺りからちょっと性格的に捻った役を演リ出して何だかおかしくなっちゃいましたよね。その
後となるともう殆ど憶えていませんが、まさか「特攻野郎Aチーム」でお目にかかろうとはネ。
[2007年1月21日 23時20分47秒]